「精査する」

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160513/k10010519591000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_006


政治資金収支報告書によりますと、舛添知事のすでに解散した政治団体「グローバルネットワーク研究会」は、知事就任前の平成25年と平成26年のいずれも1月に、千葉県木更津市のホテルに合わせて37万円余りを会議費として支出しています。1回目の支出は舛添知事が参議院議員を務めていた時で、翌年は、都知事選挙の1か月前にあたります。記事では、この支出について、実際には会議は行われておらず、知事の家族旅行の費用に使われた疑いがあると指摘しています。
また、記事では「グローバルネットワーク研究会」と現在、舛添知事が代表を務める政治団体が、平成24年から平成26年にかけて、世田谷区の自宅近くにある飲食店などに飲食代として10回にわたって支払った合わせておよそ30万円についても家族との食事が多く、政治活動ではなかった疑いがあると指摘しています。
さらに、これら2つの団体と知事が代表を務めていた政党支部が、新宿区にある画材や額縁などの販売店で、「備品」や「消耗品」などとして合わせて178万円余りを支出していたほか、多数の美術品の購入費用も支出していたと報じています。
この報道に対し、舛添知事はこれまで「残っている領収書など資料を精査し、全体像が分かってから説明したい」としていました。
(5月12日付NHKニュースウェブから一部引用)


インタビューなどで舛添都知事が連発していた「精査する」という言葉ですが,我々弁護士にとってもおなじみの用語なのです。



使い方としては,裁判所の判決や決定などで

「一件記録を精査してみても,・・が主張する事実の誤認などは認められず・・」

と言った感じで使われることが多く,精査してくれたというわりには,どこをどう精査したのか,その根拠が具体的に書かれているということもなく,いわば,「残念でした」という結論を導く際の枕詞のようになっています。



そういうわけで,不本意ながらも,こういった判決,決定を喰らうことが多い弁護士にとっては「精査する」という言葉は全く信用ならないキーワードなのです。



それでも,なんとなく言葉として恰好が良いので,ちゃっかり,自分が書く書面などでは「精査したところ・・・」などと頂いてしまったりもしています(私の場合はちゃんと「精査」しています・・(^_^;))。




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