http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160127/k10010387141000.html


政務活動費をだましとった罪などで在宅起訴された兵庫県議会の元議員、野々村竜太郎被告について、神戸地方裁判所は26日の初公判の後、拘置所に2か月間勾留する異例の措置をとりました。裁判所は、次回の裁判に出廷しないおそれがあるためとしていて、審理は今後、元議員の身柄を拘束したまま進められる見通しです。
(1月26日付NHKニュースウェブから一部引用)。


マスコミが異例と言っていても実は異例ではないことも多いのですが,在宅起訴であったのが勾引,勾留されるというのは,この件については異例といってよいものと思います。私自身も経験がありません。



議員という公職であったことやあまりにひどい公費の使い方であったという疑惑であることなどから厳しく指弾されて仕方ないと思いますし,愚にもならない理由で公判に欠席したということなどから勾引(一発で勾引されるというのは意外でしたが・・・大抵,裁判所というのは1回目は仏の顔で,2回目,3回目以降は鬼になることが多いのですが。),勾留されても仕方ないものとは思います。



ただ,政務調査費などの使途では他にもおかしなことをしている議員はたくさんいるでしょうがそちらの問題には大して切り込むこともなく,マスコミが被告人の容姿や態度,過去の記者会見の様子などを捉えてここまでフィーバーしているのを見ると,おかしな人を馬鹿にしているだけの単なる社会的ないじめのような気がしてきました。

確かに変な人には違いないでしょうし,責任能力という意味でも問題があるとは思えませんが,最近我々の業界でトピックとなりつつある「精神障がいと刑事弁護」というカテゴリーに入ってくるような事案なのではないかという気もしています。



最近のSMAPの件の報道との比較でも,事務所におびえながらつまらない提灯ニュースや観測記事を垂れ流す一方で,既に弱り切っている人をこれでもかと叩くというのは,ちょっとどうかなと違和感を感じました。




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