http://www.sankei.com/affairs/news/160124/afr1601240011-n1.html


平成23年に死去し「遺産は全て家政婦に渡す」としていた資産家女性=当時(97)=の遺言に反し、実娘2人が遺産を不当に持ち去ったとして、家政婦の女性(68)が遺産の返還を実娘側に求めた訴訟の判決が東京地裁であった。実娘側は「遺言は母親をだまして作成させたもので無効だ」などと主張したが、原克也裁判長は「介護せず資産のみに執着する実娘2人と違い、資産家女性に50年以上、献身的に仕えてきた。遺産で報おうとした心情は自然だ」と判断。家政婦の女性を全面勝訴とし、実娘側に宝石類や約3千万円など全遺産の返還を命じた。(小野田雄一)
(1月25日付産経ニュースウェブから一部引用)。


テレビのワイドショーでも面白おかしく報道されていましたので,私も興味をもって読みました。



縁のない人にはまるでドラマの中の話のようだと思いますが,裁判所に行けばこの手の話はゴロゴロ転がっていて,私自身も似たようなケースを取り扱ったことはたくさんありますし,この裁判でいうところの家政婦側となったこともあれば,実娘側に立ったこともあります。



なかなか遺言をめぐる争いというのは奥が深く,何十年も前の古びて変色した覚書のような書類が出てきたり,病院や介護施設から背丈くらいまであるような診療記録や介護記録を取り寄せて検討したりと大変なことになることが多いものです。



なお,本件では,実娘には遺留分がありますので,その点についての主張はどうなったのかなというのも興味があるところです。


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弁護士による遺留分減殺請求権の行使などについて説明義務違反があったとされた事例
http://ameblo.jp/egidaisuke/entry-12115834914.html




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