http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160114/k10010371551000.html



8年前に発覚した大分県の教員採用試験を巡る汚職事件に関連して、点数の改ざんを理由に採用を取り消された男性が県を訴えた裁判で、大分地方裁判所は「採用の結果がゆがめられているため、原告が口利きに関与していなかったとしても採用を取り消した処分はやむをえない」と指摘して、処分の撤回を認めませんでした。
14日の判決で、大分地方裁判所の竹内浩史裁判長は「原告を指導していた大学教授から教育委員会の幹部に口利きが行われた結果、点数が改ざんされ、原告は合格した。採用の結果がゆがめられているため、原告が口利きに関与していなかったとしても採用を取り消した処分はやむをえない」と指摘して、訴えを認めませんでした。一方で、「教育委員会で横行していた組織的な違法行為により原告が不利益を受けたことも考慮すべきだ」として、慰謝料などとして400万円を支払うよう県に命じました。
大分県の教員採用試験を巡っては、大分地裁が去年、同じ理由で裁判を起こした別の男性の訴えを認めて、県に対して処分を撤回するよう命じていて、判断が分かれる結果になっています。
(1月15日付NHKニュースウェブから一部引用)。




難しい訴訟とはいえ,平成20年に発生した事件について8年経過した今になって一審判決が出るというのは,非常に時間がかかっていると思います。




記事中にある,処分の取り消しが認められた事案の判決については以前紹介したことがあります。

大分県教職員採用取消事件第一審判決
http://ameblo.jp/egidaisuke/entry-12058814777.html




処分が認められた件では,どのような経緯で点数操作がなされたのかが判決文を読んでもよく分らずその点が一つのポイントとなっていたのかなという感想でしたが,今回の件では,本人は関与しておらず,原告を指導していた大学教授からの口利きがあったというルートの特定までされているようです。



もっとも,原告本人にはあずかり知らぬことという認定がされたのであれば,原告に不利益を帰せしめる結論にするというのはなかなかどうかというところもあり得るかなとは思います。




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