http://www.asahi.com/articles/ASH9L7GV4H9LUTIL09Z.html



アイドルグループの一員だった少女(17)が男性との交際を禁じた規約に違反したため、グループを解散せざるをえなくなったとして、マネジメント会社などが少女と親に計約510万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であった。児島章朋裁判官は「アイドルの交際発覚はイメージ悪化をもたらす」として規約違反を認め、少女に計約65万円の支払いを命じた。判決によると、少女は2013年3月にこの会社と契約。その際、「異性との交際禁止」「男友達と2人で遊んだり、写真を撮ったりすることは禁止」などとする規約を告げられた。同年7月に6人グループのアイドルとしてデビューしたが、10月に男性との交際が発覚。グループは同月、解散した。(9月19日付朝日新聞デジタルから一部引用)。




特にアメリカなどにおいて,プロレスなどでは,悪役レスラーは公私にわたって悪役のイメージ,考えられているストーリに沿うように活動するように仔細に契約条項を定めるということも聞いたことがあります。




一般論としては,男女の交際を禁止するような約束事というのは,人間の自由を過度に束縛するものであり,公序良俗に反するものとして無効という考え方も出来ると思います。

団体(組織)のルールをどこまで個人に強制できるかという点について,個人が組織から脱退できないようなルールについては裁判所としても厳しく見ると思いますが,組織からの脱退の事由がある程度保障されている(と思われる)という本件のような局面(男女交際したければグループから脱退すればよい)では判断の状況が多少異なるものと考えられます。





本件の場合,どういうイメージのアイドルグループであるのかという点にも関わるとは思いますが,今回の件については,記事を読むところでは,3月に契約して7月にデビュー,10月交際発覚という短期間での出来事であったようなので,そもそも少女側にイメージコンセプトにあったアイドルグループの一員として活動する気が当初からあったとのかということに裁判所に疑問を持たれたのではないかという気もします。




結成からある程度経過したグループのメンバーに交際が発覚したからと言って,男女交際規約違反を問うというのはやり過ぎのように思いますし,事案に応じて判断されるべき一事例なのかなと思いました。




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