http://www.sankei.com/affairs/news/150904/afr1509040030-n1.html


介護されている様子を訪問ヘルパーにブログで赤裸々に紹介され、プライバシーを侵害されたなどとして、東京都内の高齢の男性が、介護業者とヘルパーに損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は4日、介護業者に130万円、ヘルパーに150万円の賠償を命じた。

 判決によると、業者は平成25年5~6月、男性宅にヘルパーを派遣。ヘルパーは同年6月と9月、自分のブログに男性の実名を載せ、朝食や着替えの手伝いなど、身の回りを介護する様子を細かく書いた(9月4日付産経ニュースから一部引用)。




私もこのブログには過去に経験したことなどさらりと書くことがありますが,当然のことながら,具体的な時期や案件の内容などは相当あいまいにしており,具体的に誰のどの件なのかとなどということは分らないようにしてあります。

ましてや,実名を書くなどということは考えられないことです。




記事によると,業者やヘルパーは被介護者(顧客)の実名を載せているということですから,自身の状況についてさまざまな情報が暴露されてしまうという点で,相当悪質だと思いますし,オレオレ詐欺などにも利用されかねないような危険な行為だと思います。




介護事業に携わっているほとんどの人は,個人情報という点については極めて慎重で,「そこまで慎重にならなくてもよいのに。」と感じてしまうことも多々あるほどですので,記事の件については本当にごくごく稀なケースではあると思います。




認められた損害賠償額についても,この種の事案としてはそれなりに高額であると思いますし,裁判所としても,顧客の実名を記載して,触れられたくない介護の状況をさらされたという原告の思いをそれなりに汲んだのではないかと思われます。







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