罰金の分割納付

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刑事事件で罰金刑の判決を受けた場合,判決が確定するとすぐに検察庁から納付書が送られてきます。



一括払いであり,納期限もそれほど先ではありません。




罰金を支払えない場合には,判決によって1日5000円程度に換算された労役場留置となり,例えば100万円の罰金を支払えなければ200日(1日5000円とした場合)の労役場留置となります。労役場留置と言っても懲役刑と変わらないので,懲役6か月程度の実刑判決を受けたのと同様ということになります。



罰金などの徴収事務については検察庁法32条に基づく規程が定められていて,徴収事務規程の17条では「徴収金について納付義務者から納付すべき金額の一部につき納付の申出があった場合において,徴収主任は,事情を調査し,その事由があると認めるときは,一部納付願を徴して検察官の許可を受ける」とされており,どうしても納期限までに一括して支払えないときは,担当者に相談することにより,分納するということも認められるということになっています。もっとも,検察官の許可がなければならないので,認められるかどうかは検察官の裁量次第ということになります。




むかし,罰金刑を受けた被告人の判決が終わった後,検察事務官に法廷から別室に連れて行かれて,罰金刑についての説明を被告人と一緒に受けたことがあります。




その際,検察事務官は「あくまでも判決が確定したということが前提のお話で,,,」ということをくどいほど前置きして説明していました。判決直後の説明ですので,その辺りはとても気を使っていたということなのでしょう。




その際に,私から「分割で納付することもできるのですか?」と聞いたら,とても答えにくそうにしていましたが,「まあ,一応,検察官の許可があれば可能は可能なのですが,体調上の理由でどうしても支払えないとか例外的に認められることもあるのですが・・」と奥歯に物が挟まったような口ぶりでした。

さすがに「全然OKです」とはいえないでしょうね。実態がどうなっているのかについてはよく分らないです。





弁護士は判決確定後の刑の執行に関しては直接関わらないので,判決のその後ということについてまではフォローできず,よく知らないことも多いので運用について知っている人がいたら教えてください。







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