ヤクザと弁護士

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普通に弁護士業をしていると,好むと好まざるとに関わりなくヤクザさんと関わり合いを持たざるを得ないことがあります。



普通の弁護士であれば,当番弁護で呼ばれていったり,国選弁護で当たったのがヤクザだったというのは経験しているはずです。



私もそうなのですが,ヤクザの私選弁護はお断りだが,国選弁護であれば仕方ないというスタンスの弁護士が多いのではないかと思います。

弁護士の中でもヤクザの私選弁護を多く引き受けている人はいて,そういう弁護士は裁判所の刑事部でも「ああね,あの先生ね」という感じで名が知られていたりします。

私も小さな地方の裁判所の刑事部で修習していた際に,地元ヤクザの親分の弁護人として関西から弁護士の先生が出張ってきていて,「わざわざ遠くから来るんですね」と裁判官に尋ねたら「うん,あの先生はね,うふふ」という感じでした。



ヤクザの特徴をひと言でいえば,それは「しつこいこと」です。

彼らは自分の要求が通るかどうか,通せる相手かどうかを常に値踏みしているので,国選弁護人に対して弁護業務を外れるような要求(犬に餌をやってくれとか)をしてくることもあり,最初にしっかり断っておかないと,面倒くさいことになります。




刑事事件以外でヤクザと関わり合いになるとすると,民事介入暴力といって,紛争の相手方がヤクザということがあります。




この場合には,「決して恐れず」しかし「見くびらない」ということが基本になります。




ヤクザは法律に違反して御用になるということを恐れますので(そういう意味で,ちょっとした弁護士よりはよほど法律に詳しい),こちらとしても法律を盾に依頼人の権利を守るということになります。ここに,人情だの義理だのを持ち込むとややこしいことになります。

この点では,最終的には法律で抑え込むことが可能で,警察に助力も求められるヤクザよりも,法律お構いなしでかつ警察も介入に及び腰なストーカーとかDVとかの加害者の素人の方がよっぽど怖いという意見もあります。



「みくびらない」というのは,先ほど言った通りヤクザは「しつこい」ので,ちょっとした一言にくらいついてきてこちらの弱いところを突いてくることに長けていますので,そうならないように気を付けなければなりません。








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