就職活動の思ひ出その他雑感

テーマ:

4月となり,リクルートスーツを着た若い人たちが街に目につくようになりました。

私は,企業への就職経験はなく,学生→司法浪人→司法試験合格→法律事務所への就職というルートを辿ったので,フツーの企業の就職活動とは無縁な人間でした。

ですので,この時期が,企業の就職活動にとってどんな時期に当たっているのか,そもそも,リクルートスーツを着た人たちが就職活動中の学生なのか,既に就職した若い社員なのかという区別もつきませんが(*^.^*)



ただ,法律事務所への就職という意味での就職活動をするにはしたということになります。




私が弁護士になったのは2002年(平成14年)ですが,その時期にも,既に「就職が結構大変らしい」とか「実務修習を終えた時点で決まっていないと厳しい」いうような漠然とした噂みたいなものはあったような気がします。今の修習生の厳しさと比べたら比較にならないのかもしれませんが,私の頃に言われていたこととして,2年修習の52期と修習期間が1年半になった53期の就職時期が重なり,54期も決まったので,55期(私たち)の法律事務所の弁護士需要はひと段落したとかいうようなうんちくを聞いたような覚えがあります(すべてウロ覚えなのですが・・・(*´σー`)終わってしまえば全部ウソッぱちでしたが。




研修所に入った2001年(平成13年)4月の前期には就職を意識したようなことは何もやっていませんでしたが,渉外への就職を希望する人たちは活動を熱心にしていました。




私が就職活動を始めたのは実務修習に入った秋からだったかと思います。




私の頃にも,既に弁護士会に「修習生の求人募集」の専用ページがあって,今思うといかにも21世紀初頭っぽい感じのホームページの表示のさせ方でしたね。ドットが荒いというのかなんというのか。。



新しい試みということで,修習生が記入した就職希望の用紙のようなものを研修所に提出して,興味をもった弁護士から連絡を待つといったシステムもあったと思いますが,私自身に関していうと,あんまり効果がなかったような記憶です。



そんなわけで,私も求人募集ページから募集して,いくつかお忙しい弁護士先生のアポイントを取り付けて,面接して頂きました。

ビンボ―修習生だった私に「交通費だ」といってぽんと5000円の真新しいメトロカードを渡してくれたり(かなり助かった),飲ませてくれた挙句にきれいなお姉さんのいるお店に連れて行ってくれたりなど,就職活動自体が楽しかったものです。



もっとも,地方の中の地方といえるような実務修習地でしたので,東京までの交通費,宿泊費は痛手でした。

それでも,給費が出ない今の修習生に比べれば本当に恵まれていたと思います。



こんな時代なので,率直に言って,よい就職先が見つかるかどうかというのは,実力もさることながら(修習生の実力なんて教官や指導担当でもない限り分らないので),人脈(コネ)や求人側と募集側双方の時期(タイミング),運などの不確定要素によることもかなり多いと思うので,いわゆる「お祈り」メールをもらったとしても自分の責任ではないと思ってめげないで欲しいと思いますが,就職活動に当たっては,自分として譲れない条件だけはしっかり持つべきではないかと思います。




私のようにもともと弁護士を志した理由が「組織で働きたくない」とか「先輩や上司からあまりエラソーに指示されたくない」という人間が,周囲に流されて,条件が良いからといってそういう事務所に就職したとしてもあまり良いことはありません。

いつだったか,とある件の交渉の相手方がそれなりの規模の上品なイメージの事務所だったのですが,ぞろぞろとその事務所の何人かの弁護士が交渉に来て対峙したところ,先輩弁護士が新入弁護士を「おいっ」とか「じゃあ,・・・やっとけよ」とかエラソーに指示していて,「正直,俺はこの事務所入ったら無理だわ」と交渉とは関係のないことを思ったりしてしまいました(*´σー`)






弁護士会の委員会活動をしたいのに委員会活動禁止になっているような事務所入ってしまうのもよくないでしょう。もともと弁護士会務活動に関わることを嫌うような事務所はブラックなことが多いと言われていますが(いや,一般的にですよ(`∀´)





就職というからにはお金も大事ですが,大規模事務所はともかく,自分の収入となる個人事件の受任が禁止されている又は事実上全くできないという事務所は,出来る限り避けた方が良いかと思います。

年俸800万円で個人事件受任禁止の事務所よりは,年俸600万円で個人事件受任可の事務所の方が絶対に良いです(と,今なら言える(`∀´)

事務所からの給料だけしかないということになると,収入の上限が固まってしまうのと,将来独立したり,おっぽり出された際の基盤が全くなくなってしまうからです。




就職した後,どこまで安泰かということも誰にも分らない世界です。

「まあ,何とかなんじゃね」くらいの気持ちでやっていくしかないように思います。








■ランキングに参加中です。

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村



■着手金の簡易見積フォーム
(弁護士江木大輔の法務ページに移動します。)


■弁護士江木大輔の法務ページに移動します。