とある懲戒事例

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弁護士の間で最近出たとある懲戒事例が話題になっています。




弁護士が婚約していることを秘密にして女性と交際を開始し,その2か月後に結婚したのにさらに交際を継続し(二股から途中で不倫に切り替わったということですね),交際から1か月後,離婚調停の依頼者に対して,相手方の陳述書をコンビニからファクスする際に,交際相手に一枚づつ手渡して読むことができる状態に置いた,またこの調停事件の解決金の金額を交際相手にメール送信したという事案です。




弁護士会は,交際相手からなされた懲戒請求に対して,弁護士の守秘義務違反と信用・品位保持義務違反の二つを問題として戒告としました。




弁護士は,職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたときは、懲戒を受ける,とされており(弁護士法56条1項),職務外のことであっても懲戒事由となり得ます。本件でも,二股交際,不貞行為の事実も独立した項を設けて懲戒事由としているの問題としたのでしょうが,交際トラブルが幅広く懲戒事由とされてしまうと,それはちょっとどうかという意見もあります。




本件では,案件の秘密に関することを交際相手に見せたりしているということで守秘義務違反にも問われており,こちらと合わせて悪質とされたということではないかと思います。




私も,家族であったとしても,案件のことは一切話しませんし,ましてや資料を見せるような状態にするということはちょっと考えられません。




脇が甘いというのを通り越して,弁護士としての基本がなっとらん!ということでしょうか。




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