「獄窓記」山本譲司

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秘書給与の詐欺事件で,一審での実刑判決を受け入れ,そのまま服役した著者の刑務所での体験記です。



本の存在自体は知っていて興味はあったのですが,なかなか読む機会に恵まれず,最近になって,手に取りました。



刑務所内での壮絶(と言ってよいと思いますが)な状況が記録されているとともに,受刑者や刑務官の置かれた過酷な状況が記されています。




刑務官が受刑者からの福祉制度に関する質問に答えられず,議員時代に福祉政策に携わっていた著者が代わって答えるくだりなどは面白かったです。

また,同じような秘書給与詐欺事件で挙げられながら,見苦しい弁解をした女性国会議員の本性も改めてよく分ります。



刑務所(受刑者)の待遇を良くする(快適にする)ということは,刑罰の本質から考えるとおかしなことですし,それを期待して受刑を繰り返すというモラルハザードになってしまうので(現在の状況であっても実際にそういう人はいますし),著者もそのようなことを述べているわけではありません。



ただ,我々はあまりに塀の中のことに無関心ですが,ほとんどの受刑者はいつかは出所して社会に戻ってくるわけで,もう少し関心を持つことが必要かと思いました。




私の仕事なども,判決までで終わりであり,それから先のことはよく知らないのですが,もっと関心を持つことが,刑務所に携わっている刑務官たちのやる気もも起こさせるでしょうし,いい意味での監視にもつながってゆくのでしょう。



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それでわ。








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