7月9日に記事にしてから続報が滞ってしまいましたが,二弁フロンティアの裁判官アンケートの続きです。




アンケートの中にこのようなものがありました。

「主張を強調するときはフォントをあげることに賛成かどうか」




準備書面などで,特に強調したい部分について,文字のフォントをあげるやり方をどう考えるかというものです。




この点について,アンケートに回答した裁判官の意見はほぼ分かれていて,回答した100名中46人が賛同(条件付きを含む),37人がやめてほしいという回答になっています。以下「      」は二弁フロンティア2003年12月号31ページからの引用,要約になります。




賛同意見としては「そうしてほしい」「一つの工夫だと思う」というもののほか,「同調できるがやりすぎると裁判所にあまりいい印象を与えないことがある」「一つの方法だが強調すべき事項か否かの判別が重要」「太字やゴシックも有効」という意見が述べられています。




止めてほしいという意見としては,「淡々と内容で勝負すべき」「品位を保った書面にしてほしい」「意味が全くない」「正直なところ押しつけがましい」など厳しい意見が並んでいます。





その他の意見としては「準備書面のどこがポイントか分りやすい文章作成の工夫をお願いしたい。裁判所が当事者の書面を読み込む時間は非常に限られている」「当事者の一方が強調していても流されないように気を付ける」といったものがありました。




私自身は,重要部分でフォントをあげるという書面を書いたことはないです。修習時代も含めてそういう指導を受けたこともなかったです。





受け取る側では,他の書籍などからの引用部分についてフォントを斜めにしてあるとか下線を引いてあるとかいうのはそれなりにあると思いますが,重要部分なのでフォントをあげるという書面は受け取ったことはなかったと思います。




ですので,このアンケートで約半数の裁判官が条件付きも含めてフォントを大きくした書面について賛同しているという結果を見た際は少し意外でした。





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