目録の間違いが多い

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裁判所での勝訴判決や和解調書があるのに,債務者が任意に支払ってくれないときは,債務者の銀行口座や給料などの資産に対して強制執行をかけるということになります。




細かな話ですが,申立に当たっては,当事者目録,不動産目録,請求債権目録,差押債権目録などの目録を作成して裁判所に提出することになっています。



この目録を提出する部数については裁判所によってまちまちですが,債務者1名,第三債務者1名の場合には,たいてい4~5部位提出させるという扱いのところが多いものです。これは,この目録を使って,裁判所が債権者送付用,債務者送付用,第三債務者送付用として,それぞれ差押命令に別紙として使うためです。要するに,目録を何枚も付けているのは,本来裁判所がすべき仕事のお手伝いというわけです。




しかし,目黒にある東京地裁の民事執行センターでは,私がよく利用する債権差押については目録は1部だけつければよいということになっています。もともとは5部くらいを提出させていました。




本来裁判所がすべき仕事の手伝いをさせるのはけしからんという理由で1部になったというわけではありません。




それは,目録の記載の訂正が多く,せっかく5部も提出してもらっても,新たに出し直したりするため,せっかく提出した目録がすべて無駄になってしまい,保管するのにも大変という理由からのようです。




確かに,単純な差押え申立でも,すべての目録を5部揃えるとなると,結構どっしりとした厚さになります。




記載の訂正といってもいろいろな理由があり,当事者名などの誤記といった単純なものから,連続して差し押さえをした場合の充当「奥書」の記載の仕方など書記官との調整が必要になるものまで様々ですが,まあ,裁判所としては,目録を用意してもらうメリットよりも,訂正が生じた場合の書類の錯乱や保管のデメリットの方が起きいと判断したのでしょう。




私も,執行に当たっては何回も注意深く点検しているつもりなのですが,たいてい細かな記載のところで書記官からの訂正依頼がかかってしまいます。




反省です。。





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