銘木屋のひとりごと

京都の老舗銘木店の経営者という観点から、日々の生活を通じた京都の老舗が守り伝えてきた衣食住にまつわる伝統的な暮らしの文化を少しでも世間にご紹介していきたいという願いで拙いブログをはじめました。


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5月だというのに連日、日中は初夏の陽気で

車の中はエアコンをかけないといられませんが、

朝晩はけっこう肌寒く、体調がおかしくなりますね。

 

ところで、弊社の倉庫に約20数年眠っていた

長さ3M、幅50㎝、厚み9㎝の

ケヤキの厚板がこの度、やっとお嫁入り先が見つかり、

これから加工屋さんで美しくお化粧をしてもらうことになりました。

 

ケヤキは製材して十分乾燥させずに使用すると

ケヤキの特性上、やせたり、あばれたり、捻れたりするので、

最低でも10年位は倉庫でじっくり乾燥させなくてはなりません。

特にケヤキのような広葉樹は杉や桧の針葉樹よりも

乾燥しているということが一番大切な条件となります。

 

弊社にあったケヤキの行き先はお寺の庫裏の玄関式台で、

これから建築材としての第二の命が与えられたのです。

木材は植物として成長してきた樹木としての命と

伐採されてからの建築材としての第二の命があります。

 

玄関式台に使用されるケヤキ厚板

 

洗面台になるケヤキ杢板

 

お寺という脈々と受け継がれてきた伝統的な暮らしを

今後末永く継続していかれるなかで

ケヤキの玄関式台は、玄関を通るたびに、お寺さんや檀家さんに

日々愛でられ、お寺の生活の一部分として

立派に納まってくれることでしょう。

 

 

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早いもので今日から5月、世間では待ちに待った
ゴールデンウィークで色々と行楽に出かけられることでしょう。

 

私は毎年恒例の氏神さんである今宮神社のお祭りがあり、
町内に伝わる鉾を飾る準備、行列のお供、後片付けなどで、
毎年5月の4日、5日がつぶれてしまいます。

しかし、こうしてお祭りに参加させていただけることは

ほんまに有難いことです。

 

ところで、前回のブログでも触れましたが、
この4月に久々に茶室に釜を掛け、
お人様の前でお点前をさせていただきました。


釜を掛けることで、昔に習ったことを思い出し、

分からないことは、お茶人さんにお尋ねしたり、
解説本を見たり、お茶を勉強し直す良い機会をいただきました。

 

お道具もこれといったものは何一つありませんが、
昔、無理して買ったものや、

母が嫁入りの時にお祝いにもらった掛軸など
掻き集め、何とか恰好になりました。

 

5月からは風炉の時期になりますが、
風炉は曾祖母が使っていた古い土風炉が一つあるだけで、
土風炉は蒔き灰という面倒な作業がありますので、
ずっと風炉の点前はやっていませんでした。

(風炉は20代の頃に電熱ヒーターの朝鮮風炉とセットのアルミ製の

釜を未熟な発想で購入しましたが、あれはお茶ではありません。)

 

ところが、最近、風炉のお茶もやってみたいと少し考えるようになり、
4月に暇があればパソコンでヤフオクにアクセスし、

主に風炉のお道具を探しておりました。


家元の花押のあるような高いものは全く手が出ませんが、

全てが中古品なので、程度にもよりますが、

私でも買えそうな破格なものもけっこうあります。

 

それでは、4月にヤフオクでゲットしたものを恥ずかしながら
ここで披露させていただきます。あくまで自己満足ですから

決して笑わないでください。

 

桑 捻り梅透し彫り風炉先屏風

 

 

 

高橋敬典・金谷浄雲合作 南鐐銀撮田口釜添唐銅琉球風炉

 

 

充雅造 輪島塗  乾漆 茄子香合

 

 

 

十二代 田原陶兵衛作  萩焼  松毬香合

 

 

 

作者不詳 京焼 黄交趾蓋置

 

萬古焼 加賀瑞山造 土耳古釉青海波蓋置

 

 

 

ヤフオクで購入した風炉先屏風とお釜・風炉を置いてみました。

右の信楽焼の水差は20年位前に買ったものです。

 

自分では、けっこういい感じだと自己満足していますが、

大変おめだるいことで失礼いたしました。

 

 

 

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桜もこのところの雨と風で殆どが散り、
やっと天気が良くなったと思えば、
桧の花粉症で悩まされている毎日です。

 

昨日はセキスイハウスのつくば支店の方々が
京都に数寄屋建築の研修にお越しになり、
北村美術館の茶室、大徳寺の塔頭を見学した後、
弊社におみえになりました。

 

弊社においては、銘木の見学と
先方のたってのご希望で私が釜を掛けてお点前をし、
実際にお茶室でお茶を飲んでいただくという
茶道体験をしていただきました。

 

皆さん、初めての体験で
初めは少し緊張しておられましたが、
北山丸太を使用した広間の茶室で
お香の匂いが漂うなか釜の煮える音を聞きながら

季節の掛け物、花と花入れを拝見して、

お席入りしていただきました。

 

 



そして喰籠(じきろう)のお菓子を一人一人取り廻して
お菓子を懐紙にのせて食べていただき、

釜のお湯で点てた薄茶を
作法に従って楽しんで飲んでいただきました。

 

私としては、疑似茶道体験ではなく、
出来るだけ本物に触れていただけるように
数日前から用意して頑張ってみました。

 

 

 

 

私自身、この度の茶道体験を設定する機会をいただき、
道具の設えを考え、季節の掛け物と花を用意し、
お菓子を買いに走り、和服を着て
炭をいこして実際に釜を掛けるということが
大変な事だということを改めて痛感し、
また同時にお茶の楽しみを再認識する
大きな切っ掛けとなりました。

 

お茶のお客さんを体験して下さったセキスイの皆様も
口では表現できない本物のお茶の雰囲気を
少しでも肌で感じ取って帰っていただけたら幸いです。

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