よしだ教室 授業ダイアリー                                                    -2ページ目

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授業で出会った子供達の言葉、表情、そして児童文学の紹介など、
小学生をお持ちのご家庭に情報を提供していきます。
また、子供達の社会環境や自然環境についても発信し、皆さんとご一緒に、子供達の生きていく時代を考えていきたいと思います。

明けましておめでとうございます。

今年もまた、昨春同様、西房総にある「をくずれ水仙郷」に出向いた。

山あいにあるため、この一帯に朝日が射し始めるのは7時30分。

我が家からは2時間で行けるので、私としては「遅め」の出発になる。

 

到着すると、私を待ってくれていたかのように曙光が射し始めた。

野外の花たちはみんなそうだが、花の輝きは晴れた日の早朝に限る。

夏の早朝は涼しさを伴うから、こちらにとっても余計に都合が良い。

しかし、真冬の早朝は寒さが厳しい。

それでも、その厳寒の中にいてこそ、花たちとの時間と空間を共有できる。

それで初めて、花たちに向き合うための条件が整う。

 

曙光を受け始めた水仙を見ると、胸が高鳴ってくる。

 

「写欲」という言葉があるが、私にとってのそれは、この「胸の高鳴り」だと思える。

 

水仙の花言葉は「自己愛」だと言う。

ギリシャ神話に出てくる、絶世の美貌を持ったナルキッソスに由来するらしい。

「う~ん、ちょっと違うなあ」といつも思うのだが、この花の印象を表現する言葉を、まだ私は持てていない。

 

私が水仙に魅力を感じるのは、逆光を受けた花びらの輝きだ。

他にはない輝きがある。

今日の目的もそこにあるが、昼には曇る出すらしいから、ゆったりとした気分にはなれず、雲行きをチェックしながらの見物となった。

先ずは、陽射しを正面から受けた水仙をどうぞ。

 

少し近づいてみよう。

 

斜面に咲く水仙を見上げながら、アップで撮る。

青と白のコントラスト、そして、白と黄のコントラストが艶やかだ。

 

では、こだわりの逆光の3枚を・・・。

 

正面から陽射しを受けた花びらは、いかにもその肉厚さを感じさせてくれる。

ところが、その花びらの肉厚さゆえに、逆光の輝きかたに独特の趣がある。

逆光を受ける箇所は幾か所もあるが、なかなか気に入った画像を撮れない。

そのうちに陽が陰ってきた。

 

ならば、車で10分の所にある佐久間ダムへ移動しよう。

そして、山の斜面から水仙越しにダムを眺めながら歩くことにした。

 

不完全燃焼ではあったが、久しぶりの気分転換になった。

 

さいたま市では、教育のデジタル化がどんどん進められようとしている。

子どもの人権と成長、保護者の願いや心配、学校現場の多忙さ・・・これらを振り捨てるような「改革」は許されないと強く思う。

昨年以上に、この老骨に鞭を打たないといけない状況だが、時に、花々に気持ちを助けてもらいながら、今年も精一杯の努力を傾けたい。

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私も事務局を務める子どもの本の会(子どもの本の散歩道)が2月に企画している対談のチラシです。

オンラインでも参加できるので、是非、ご参加ください。

     

 

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2023年度の設置コース    

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