明けましておめでとうございます。
今年もまた、昨春同様、西房総にある「をくずれ水仙郷」に出向いた。
山あいにあるため、この一帯に朝日が射し始めるのは7時30分。
我が家からは2時間で行けるので、私としては「遅め」の出発になる。
到着すると、私を待ってくれていたかのように曙光が射し始めた。
野外の花たちはみんなそうだが、花の輝きは晴れた日の早朝に限る。
夏の早朝は涼しさを伴うから、こちらにとっても余計に都合が良い。
しかし、真冬の早朝は寒さが厳しい。
それでも、その厳寒の中にいてこそ、花たちとの時間と空間を共有できる。
それで初めて、花たちに向き合うための条件が整う。
曙光を受け始めた水仙を見ると、胸が高鳴ってくる。
「写欲」という言葉があるが、私にとってのそれは、この「胸の高鳴り」だと思える。
水仙の花言葉は「自己愛」だと言う。
ギリシャ神話に出てくる、絶世の美貌を持ったナルキッソスに由来するらしい。
「う~ん、ちょっと違うなあ」といつも思うのだが、この花の印象を表現する言葉を、まだ私は持てていない。
私が水仙に魅力を感じるのは、逆光を受けた花びらの輝きだ。
他にはない輝きがある。
今日の目的もそこにあるが、昼には曇る出すらしいから、ゆったりとした気分にはなれず、雲行きをチェックしながらの見物となった。
先ずは、陽射しを正面から受けた水仙をどうぞ。
少し近づいてみよう。
斜面に咲く水仙を見上げながら、アップで撮る。
青と白のコントラスト、そして、白と黄のコントラストが艶やかだ。
では、こだわりの逆光の3枚を・・・。
正面から陽射しを受けた花びらは、いかにもその肉厚さを感じさせてくれる。
ところが、その花びらの肉厚さゆえに、逆光の輝きかたに独特の趣がある。
逆光を受ける箇所は幾か所もあるが、なかなか気に入った画像を撮れない。
そのうちに陽が陰ってきた。
ならば、車で10分の所にある佐久間ダムへ移動しよう。
そして、山の斜面から水仙越しにダムを眺めながら歩くことにした。
不完全燃焼ではあったが、久しぶりの気分転換になった。
さいたま市では、教育のデジタル化がどんどん進められようとしている。
子どもの人権と成長、保護者の願いや心配、学校現場の多忙さ・・・これらを振り捨てるような「改革」は許されないと強く思う。
昨年以上に、この老骨に鞭を打たないといけない状況だが、時に、花々に気持ちを助けてもらいながら、今年も精一杯の努力を傾けたい。
・・・・・・・・・・
私も事務局を務める子どもの本の会(子どもの本の散歩道)が2月に企画している対談のチラシです。
オンラインでも参加できるので、是非、ご参加ください。
・・・・・・・・・・・・・・
2023年度の設置コース
*小1国語コース 毎週月曜日 *小2国語コース 毎週月曜日
*小3国語コース 毎週火曜日 *小4国語コース 毎週木曜日
*小5国語算数コース 毎週金曜日 *小6国語算数コース 毎週水曜日
*中学生のための読解・記述コース 隔週土曜日