関東地方も5日に梅雨入り。
6月6日(午前中)を外しては、しばらく晴れ間に出会えそうにない。
それに、例年の6月は、梅雨の合間を狙ってレンゲツツジを撮りに行くが、今年は多忙で難しい。
しかも、ツツジの開花は、例年よりかなり早いとの情報だ。
ならば、明日の6日に、山梨県の乙女高原へ行こう。
ついでに、ちょっと足を延ばして国師ケ岳(2592m)からの景色も拝みたい。
そんなわけで、急遽計画。
2時半に自宅発。5時に登山口・大弛峠に到着した。
大弛峠は標高2360m。自動車で行ける日本最高所の峠だ。
駐車場から国師ケ岳までは、1時間弱。
最初の20分ほどは、木道を歩く。
この日は、なんと霜が降り、朝日を受けてキラキラ輝いている。
美しいのだが、木道が霜ですべって危険だ。慎重に進む。
そして6時。国師ケ岳からの富士。
放射状に広がった雲の間に
鎮座した富士が美しい。
この日は、金峰山・八ヶ岳・南アルプスは勿論、北アルプスまでをも臨むことができた。
ピストンで駐車場に戻り、晴れ間のなくならないうちに、乙女高原に向かうことに。
標高1700m。
以前にはスキー場だったが、今は毎年草刈りをして草原を維持しているという。
しかし「乙女高原」とは、なんと奇抜な名をつけたものだろう。
若い女性がたくさんやって来る高原だから?
それとも、「乙女」のような雰囲気の高原だから?
ずうっと、そんなふうに思っていたが、今回名前の由来を調べてビックリ。
大正~昭和にかけて、この付近に「乙女鉱山」という山梨県随一の水晶鉱山があったことから、この名がついたのだ。
山梨は水晶で有名だが、それを支えてきた鉱山。
若い女性までもが働いたことから、「乙女鉱山」と言われた。
今でも、交通の便の悪いこの地。
そこに、若き乙女達が鉱山労働者として従事していたとは・・・。
これで3回目となる乙女高原だが、今年は、そんな思いを携えながらの散策だ。
ここから高原まで、
レンゲツツジが道路の両脇に群生する。
やはり、例年より2週間も早く、満開を迎えていた。
そして、乙女高原に。
ここにも、鹿の食害が及んでいた。
3年ほど前に訪れた時にはなかった鉄柵だ。
ここからは、写真でご案内しよう。先ずは、散策路の入り口付近。
そして、一面、レンゲツツジが染め上げる。
やがて、高原最上部へ。ここら辺りからは、高原を一望できる。
高原をのんびり歩くと、たくさんの花にも出会える。
今春芽生えたばかりのクヌギの下に咲く 白いスミレ(和種の白いスミレには数種あるが、これは?)
ギンリョウソウ
9時を過ぎると、日差しがなくなってきた。
午前中に帰宅しよう。
戦前~戦後と、多くの乙女達をも労働に駆り立てた乙女鉱山。
そして、今は、毎年何百人という人々の手によって森林による浸食から守られている乙女高原。
そんな歴史に想いを馳せながらの帰路になった。
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