本屋さんのためのシナジー企画100本ノック継続中のエンジンです^^
本日は、月末棚卸しということもあって、このブログ記事で100本連打します(爆)
100本はスパムになるかもですが。
でも、企画に必要な本の点数は1本20点くらいなので、物理的に不可能ではありません。
すべて企画のアンダーテクストになるので、これでも仕事してますので、ご理解のほど(笑)
ここから変調します。文体演習IIVです。
さて、ツイッターでツイ「キー・ブック」は「キーワード」から来ているに違いないとツイートしてから、すぐにちょっと後悔した。
松丸本舗の「キーブック」には「KEY BOOK」という文字が印刷された腰巻きが、もともと巻いてあるその本の腰巻き(帯)の上に、さらに巻かれている。
まず、この「キー」は、その世界、界隈を開いてくれる鍵となる一冊。そういう意味が込められている。
対してキーワードは場面的である。どんな新聞記事にも、どんな本にも雑誌記事にも、マンガにも、その場での「キーワード」をマークできる。それが、世界を解くキーワードになるとは限らない。
たとえば松丸本舗の本殿第2巻の「猫と量子が見ている」の棚のキーブックはハイゼンベルグの『部分と全体』。
- 部分と全体―私の生涯の偉大な出会いと対話/W.K. ハイゼンベルク
- ¥4,725
- Amazon.co.jp
僕も30年以上も前から読んでいる。同志社女子大にいた彼女に借りて、そのままになった本だ。この本は、かつてはそういう本でもあった。科学史や物理や宇宙論や、教養で取っていれば、必ず出てくる「キーブック」と言っていい。
短編の名手で『男性における道徳』の著者、稲垣足穂さんが広辞苑とともに、死ぬまで座右に置いた書としても知られる。
さて「キーブック」については、松岡さんがしゃべっているラジオの音声があるので、それからさらりと引用しておくのが礼儀というものだろう。
本ってみんな目が泳いじゃうわけです。本棚のなかで。だから、止まるところを作って、止まり木のようにして、その前後とか左右、意味の目印を作り出そうじゃないかということで。その前後がそのキーブックの「界隈」であると。――ラジオ版 学問ノススメ Special Edition
「界隈」を見えやすいものにするという、ディスプレイ上の工夫でもあることがわかります(ここで変調)。
というわけで、仁義を切らしていただいた上で、次から、100本ノックレベルのキーブックを連打していきます。