デジタル編集者は今日も夜更かし。

出版社に在籍していながら、仕事はネット、携帯などデジタル企画のプロデュース。

もし雑誌をやっていたら記事にしたかもしれない様々なネタを、ジャンルにこだわらずコラム風に書いてみる。アナログ志向のデジタル編集者は、相も変わらずジタバタと24時間営業中!

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himawari


忘れるための努力をしなくても、「感情の記憶」は時とともに薄れていくものだということを思い知る。


悲しかった。
腹が立った。
楽しかった。
嬉しかった。
愛していた。


一時期、コントロールができなくなるほどにボクのココロを支配していたはずの感情。
それが時とともに過去形で表現されるようになり、そして、
確かにあのとき、ボクは怒っていた、とか、
本当に心から、あの人を愛していた、
というように制御可能な“事実”となって、記憶の引き出しにしまい込むことができるようになっている。「感情」は「事実の記憶」へと変化していく。
多くの場合、それは救いなのだけれど、時として、後ろめたさにも繋がる。



愛犬ソピアを一年前に亡くした。
1993年2月11日生まれ。ラブラドール・レトリーバー(Yellow)。
女のコ。水瓶座。血液型不明。享年14歳。


大型犬としては長生きで、長患いはしなかった。急にカラダが弱くなって、猛暑が予測された昨年の夏をどう過ごさせてあげようかな、と考えはじめてすぐの事だった。
老齢期に入って2階の寝室に昇るのがしんどくなって、リビングの一画に自分で寝所を確保していたのだが、最期には一日のほとんどをそこで過ごすようになっていた。ダイエットを心がけていた太めのカラダが少しずつ痩せて、食欲もだんだんと落ちていった。時々起こす痙攣の発作も、心臓と全身の筋肉に少しずつダメージを与えていたらしい。


小犬の頃は噛み癖のある悪戯者で、家のなかをメチャクチャにした。何冊もしつけの本を買ったり、警察犬の学校に預けて訓練をしたり、とても苦労をさせられたのだけれど、頭のいい、なにより抜群に美人でスタイルのいいラブラドールだった。


ボクは、よくソピアと話をした。
散歩の最中はデートをするように普通に話しかけ、もちろん答えはないけれど、ソピアの顔を見るとちゃんとボクを見ていて、それで?と話の先を促す。この14年間にボクの周囲で起こった辛いことやしんどかったことを、たぶん彼女がイチバンよく知っていた。彼女にしか話をしていないボクの本音がたくさんある。


ソファで寛いでいるときは、ボクの膝の上にアゴを乗せてジッと顔を見ている。疲れると、足の甲を枕代わりにクークーと寝ていた。
食事の最中は、ずっと隣にお座りをしていた。やはりボクの太腿にアゴを乗せ、もしかしたらもらえるかもしれないお裾分けをじっと待つ。決して催促はしないけれど、時々がまんが出来なくなって、そのままの姿勢でよだれを垂らす。
いまでも太腿に乗せられたソピアのアゴの感触がよみがえる。


キスをしてベロベロと舐められて、グシャグシャに濡れた頬と唾液のにおい。そんなとき、どさくさに紛れて唇を甘噛みするいたずらな癖。
フローリングの床の上でプロレスをして、踏んづけられたときの肉球の感触。
大型犬だから太いけれど、それでも女のコらしい吠え声。
オシッコやうんこのにおい。いつも健康的なうんこをたくさんした。それを片づけるときのずっしりとした重さ。
アゴの下のタプタプした皮と暖かな体温。
遊んでいてひっくり返すと、以前に手術をした跡がかすかに残る白いおなかとおへそと並んだ乳首があった。



2007年7月25日。
仕事に出かけるとき、リビングに寝ているソピアに行ってくるよ、と声をかけた。
それまで寝ていたソピアは、グイッと首を持ち上げて、ボクの方をじっと見た。
ボクは少しの間、ソピアを見て、もう一度、それじゃあね、行ってくるよと言った。
ソピアは目をそらさず、ずっとそのままの姿勢だった。


夕方、携帯にメールが入った。
「ソピアが逝きました。」


誰もいない会社の屋上に上がって、10分間だけ、声をあげて泣いた。


その後、どんな風に仕事をしたのか、まったく覚えていないけれど、帰りにひまわりの花をたくさん買った。
ソピアには、晩年ずっとしていたオレンジ色の布製の首輪がとても似合っていた。
最期まで艶のあったベージュの体毛とオレンジ色の首輪に、柔らかな黄色のひまわりの花がゼッタイ似合うと思ったのだ。


永遠の眠りについたソピアは、とてもキレイだった。
枕元にひまわりの花を供えると、思った通り、とても似合っていた。



ソピアが亡くなっても、その存在はずっと近くにいた。確かに、そこにいた。
とくに食事の時に隣にいないのが辛くて寂しくて、たとえ外食の時でも、ふと左側に目がいってしまう。14年間いつも近くにいて、日常の生活すべてにソピアの思い出がある。アゴの重さや、においや、声、指先に残る感触は、繰り返す日常のあらゆるシーンにリンクしている。


それでも、あれから一年が経ち、いつの間にかソピアは天国に着いたような気がする。
思い出は忘れないけれど、気がつくとボクの周りからソピアの気配が消えていた。
ずっと、ソピアの事を書きたかった。ソピアとの思い出を書かなければ、このブログを再開できないと思っていた。
ソピアを思い出として書けるようになるまでの一年という時間が長かったのかどうかは分からない。ただ、今日、ボクは書けると思った。


花屋の店先でひまわりを見て、ボクはソピアを思い出す。
でももう、辛くはない。
かわいくて、柔らかくて、暖かくて、優しくて、賢くて、心から大好きだったソピア。
たくさんの思い出がある。いまは、それを懐かしく思い出す。
この文を書きながら、少しだけ、涙が流れた。
もしかしたら、ソピアのことで流す最後の涙かもしれない。


一周忌には、ひまわりを供えよう。
ソピアには、黄色いひまわりがよく似合う。

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P903i


毎年、クリスマスと同じくらいにエイプリルフールを楽しみにしてきたのに、
今年はついに“嘘”をつかずに終わってしまった。


いつも、

ユニークでそれでいて誰も傷つかず楽しくて、誰もが信じてしまうような“嘘”を真剣に考え、オリジナリティのある方法で一斉に仕掛けていた。


ネタは時流に乗っていることが望ましい。1か月は前から準備をして、仕事関係、友人関係などいくつかのパターンを作り分けて準備をしていた。
ここ数年は、WEBの仕事をしていることもあり、また、同時に沢山の人を引っ掛けることができるので、ブログやサイト、メールを使った仕掛けが多かった。
毎年のことなので、それなりに周囲の皆は構えて4月1日を迎えるのだけれど、そこをかいくぐって大技が嵌まったときの楽しさといったらなかった。ボクの“嘘”に引っかからずに見破った人の得意そうな顔も、それはそれで負けを認めつつも楽しいものだった。

今年もずいぶん前から楽しみにして、いくつかのアイディアを実行する準備にも入っていた。その中からベストのモノを熟考して本番にリリースしようと。たとえば、“嘘”のためにYouTubeのアカウントを取って、ある映像をアップしてあったりする。それらは、すべて無駄になった。


もしかしたら年齢のせいで、分別が勝ってきたのかも知れない。
あるいは、遊びに対する熱が冷めてきたのかも知れない。
永年エイプリルフールを遊びすぎて、いままで以上新鮮なネタをリリースする自信がなくなったのか。
日常的に嘘をつき過ぎているのかも知れないし、逆に、オトナになって自由な発想ができなくなってきたのかも知れない。
それとも日々が楽しくて(あるいは忙しくて)、このイベントを余計な手間と考え始めているのか。
ボク自身にも、定かな理由は分からないけれど、今年は結局、“嘘”を完成させることができなかった。


じつは3年前に、ハロウィンを“引退”している。
こちらも、衣裳を自作したり、メイクに凝ったり、チームを組んで乗り込んだりと大騒ぎをしていたのだけれど。
たとえば、七夕とか、節分の豆まきとか、雛祭りとか、五月の節句の鯉のぼりとか、じつは子どもの頃には楽しみだったイベントが、いくつもボクの生活から消え去っている。
ちょっと意味は違うかも知れないけれど、夏のプールやキャンプ、冬のスキーもだいぶ前に引退済み。
そんななかで、気が付いたら季節を感じるボクのイベントは、クリスマス、バレンタインデー&ホワイトデー、誕生日、そしてエイプリルフールだけになっていたのだ。


嘘をついて良い日に、嘘がつけない。
嘘をつくのは膨大なエネルギーが必要だ。
年を取りすぎたのかなぁ。
これからのボクは、こんな生き方で良いんだろうか…。


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chocolate2007

純粋に、チョコレートの事。
最後に残った、GODIVAの72%カカオのタブレットを食べながら。
大のオトナが、チョコレート好きで何が悪い?
と開きなおりながら、年に一度のチョコレート三昧の季節が終わった。
今年も美味しかったなぁ、と感謝しつつ。


今年は、バレンタインデーの直前に、NHK『プレミアム10 パリ 世界一のチョコレートの祭典』でショコラティエたちの「サロン・ド・ショコラ」にかける意気込みや、作品作りの過程を見ていたので、一粒一粒がまた格別の味わいだった。


番組では、4つのブランドを追いかけていた。
ジャン=ポール・エヴァン氏ですら真剣に、オーソドックスなアプローチであるけれど、たゆまぬ努力と工夫を凝らし、新しい一粒を創り出す。バレンタイン直前の表参道ヒルズのお店は大行列だったけど、常設店があるだけにいつでも買える安心感がある。丁寧な味わいは、いつでも美味しい。東京に住んでて、良かった。
一昨年から東京のコレクションにも参加しているフランソワ・プラリュ氏は、カカオ農園を所有しパティシエが使う原料用チョコレートの製造も手がけるショコラティエ。残念ながら、産地別のカカオが味わえる「ピラミッド"トロピック"」を試す事はできなかったけれど、レストランパティシエやショップ中心のショコラティエとは違うアプローチは興味深い。
塩バターキャラメルのアンリ・ルルー氏(って言っちゃって良いのかな…)のキプロン(ブルターニュ)のお店が、その名声に比べてこぢんまりと可愛くて、氏のキャラメルやボンボンはあそこから東京に届くんだと思うと、ちょっと感動。
5月上旬に、東京に氏のショップがオープンするらしい。予告サイト ができていた。早速、メールマガジンに登録(^^
他にも番組では、日本人として初めてサロンに出品した渡辺美幸氏や、メリー・チョコレートのブランド「マダム・セツコ」の試行錯誤も紹介していた。


さて、東京の「サロン・ド・ショコラ」コレクションのなかから、今年いただいたのは以下のラインナップ。
セレクションBOXは、『セレクション・スペシャル』と『セレクション・デ・セレクション』。そして、ベルギーのショコラティエ、ピエールマルコリーニの「ギモーブ ショコラ」とフランス、リヨンのショコラトリー「BERNACHON」の板チョコ。ここは日本初出店。
これらをぜ~んぶ実際に感謝しつつ、美味しく食べたので、資料とメモと記憶を頼りにひとつずつを今年のValentine's Dayの記録として書いてみる。


■セレクションBOX『セレクション・スペシャル』
10人のショコラティエ(ショコラトリー)から、それぞれひとつずつを集めた贅沢なセレクション。サロンド・ド・ショコラ東京の定番だけど、もちろん、今年初めての味もある。


・フランク・ケストナー『ペルル ド ロレーヌ』
すもも(ミラベル)のジュレ、キャラメル、ヘーザルナッツのプラリネが三層になっていて、口に入れると香ばしさとフルーツの酸味が混然一体となる。これは美味い! 日本で買えるんだろうか。
・フレデリック・カッセル『パレ シャトーレ』
一流のパティシエが集うルレ・デセール協会の会長自らが作る逸品。ミルクガナッシュの滑らかな舌触りとチョコのバランスはさすが。
・アルノー・ラエール『ジャッド』
モンマルトルのお菓子屋さんらしい、です。ジャッドは、2005年度のパリ・サロン ド ショコラでプラリネ部門第1位の栄冠を得た。ピスタチオの薫り高いプラリネ。
・フランク・フレッソン『サンドマング』
ドミニカ産のカカオを使った滑らかな口溶けのガナッシュ。
・ジャック・ベランジェ(店:ベリン)『ギャラン』
口の中に入れると流れでるリキッドキャラメルのなかに、パッションフルーツの香りをつけたレーズンが“浮かんでいる”イメージが拡がる。フルーツの酸味とチョコレートはどうしてこんなに相性がいいんだろう。デザイン(?)も、驚きも、味も含めて、大好き!
・ジャン=シャルル・ロシュー『シトロン』
レモンのガナッシュがコーティングのチョコレートと絶妙な関係を築く。フルーツのジュレを使ったボンボンが好きだけれど、ガナッシュに酸味を加わると美味しいなぁ。
・セバスチャン・ブイエ『キャレブレスキル』
昨年はたしか、バジリコのガナッシュという変化球できたブイエ氏。今年は、カリカリのキャラメル入りのアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネ。オーソドックスだけど、やっぱりこっちの方が好き。
・クリスティーヌ・フェルベール(店:メゾン・フェルベール)『キャラメル フランボワーズ』
コンフィチュール(大胆に言えばジャム)のお店だけに、フランボワーズの香りが高く、キャラメルガナッシュとビターチョコとちょうど良いバランスを作る。ハートのモチーフをデザインしたピンクのコーティングも可愛くて、良い感じ♪
・ティルリー・ミュロップト
オレンジのリキュール、グランマルニエ風味のペーストとマジパンが薄いチョココーティングに包まれてる。これも、好き。
・渡辺美幸(店:ラ・プティット・ローズ)『ローザ』
NHKの番組で、サロン ド ショコラ出品まで薔薇の風味を出すための苦悩と工夫を見ていたので、スゴク楽しみにしていた作品。だけど、この一粒に関しては、巨匠たちとはまだまだ差があるように感じた。もちろんこれだけでは判断できないし、ずらりと居並ぶMOF(フランス最高職人賞受賞者)たちに加わるだけでもスゴイと思う。フランスで孤軍奮闘している彼女を尊敬するし応援したいと思うのだが…。
残念ながら、もっとも苦労をしていた薔薇の風味がチョコに負けている。また、そのチョコ自体の口溶け感が軽くない。繊細な花の風味を活かそうとするなら、そこから。
パティシエールらしく薔薇の花びらをトッピングした美しい外観なのだけれど、困ったことに、この花びらが舌に触る。チョコが溶けても、花びらが残る。今後に期待。


■セレクションBOX『セレクション・デ・セレクション』
こちらはMOF4人の作品を3粒ずつ詰め合わせたオリジナルBOX。


・アンリ・ルルー
『フレーズ・ポワブル・ノワール』…黒胡椒の香りのガナッシュ+苺のパート・ド・フリュイ(苺のペースト)。美味いのは当たり前だけど、それより伊勢丹のパッケージに入っていた説明書に、「黒故障」という誤植を見つけて、そっちの方が気になった♪
『C.B.S.』
大人気の塩バターキャラメルC.B.S.をチョコでコーティング。もちろん、美味い☆
『クリスティーヌ』
親交のあるクリスティーヌ・フェルベールをイメージして作ったという新作。オレンジのパート・ド・フリュイ+スパイスのガナッシュ。なんだか楽しそうだな。
・ファブリス・ジロット
『コロブリエール』
栗の木の蜂蜜+マロンのガナッシュ。マロンが甘すぎず、思いの外爽やかな後味。
『コンプレクシテ』
バルサミコ酢+苺のジュレ。そういえば、バルサミコを使ったチョコにはあまり出会わない。フルーツの酸味とはまた違った奥深さが素敵。
『バリ』
ピーナッツとアーモンドのプラリネ。オーソドックスなチョコ。
・エドワール・イルサンジェー
『トーチェフ』
伝統的なヘーゼルナッツのプラリネ。1900年の創業以来の伝統の味だとか。
『レグリーズ』
リコリス(甘草)のガナッシュ。これも、ヨーロッパ菓子伝統の味、かな。
『プラリネキャフェ』
コーヒーのプラリネ。イルサンジェーには特別な新奇性はないけれど、どれも、しっかりと美味しいチョコレートだ。
・パトリック・ロジェ。
『シラキューズ』
シチリア産マンダリンオレンジのコンポートで作ったガナッシュとプラリネ。フルーツとチョコの出会いを大切にする氏の作品は、文句なく大好き。
『ミストラル』
無塩バターのキャラメルに、フルール・ド・セル、塩の粒を加えたキレイなドーム型のチョコ。
『ガナッシュ60%』
カカオ60%のガナッシュの定番チョコ。もちろん、ちゃんと美味しい。


■ピエール・マルコリーニ『ギモーブ ショコラ』
告白すると、ボクはマシュマロ好きでもあるのだ。フランス語で“ギモーブ”。
いつもスーパーなどで購入する一般的なマシュマロと異なり、口の中に入れると溶けてしまうほど柔らかなマシュマロをチョコでコーティングしてある。チョコも美味しいんだけど、せっかくのバニラの香りと食感が濃厚なチョコに負けて、マシュマロの味が伝わりにくい。う~ん、別々に食べたいかも…。でも、このとろけるマシュマロは、単独では成立しないんだろうな。


■ベルナシオン『BERNACHON』
フランス・リヨンのショコラトリー「BERNACHON」は日本初上陸らしい。いただいたのは、板チョコ! もらってばかりで、実際に、サロン ド ショコラに出かけたことはないのだけれど、他にも板チョコって出品されているのかな。
分厚くて170グラムもある板チョコに、アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、干しぶどう、クルミ、さくらんぼが、そのまんま埋め込まれている。見た目もカワイイ。
巨匠たちのボンボンショコラとはまったく異なるポジションでいながら、チョコの口溶けは抜群で、軽い。コンビニで売るわけにはいかないだろうし、日本の高級ショコラトリーでも難しいだろうなぁ。でも、美味しい!


ふう。長文リポートでした。


以前書いた分 も含めて、そろそろホワイトデーの対策を練らねば。感謝の気持ちを込めて。
起源となったといわれているキャンディ、マシュマロを始めとして、クッキーだとか、キャラメルだとか、いろいろ候補はあるけれど、ホワイトデーの定番ってなかなか定まらない。
いろんな理由はあるだろうけど、やっぱり、老若男女に愛され、パティシエたちが挑戦し続けているチョコレートがダントツに“偉いから”のような気がする。


3月20日20時から、NHKのBS-hiで『シリーズ 美食のワールドカップ ハイビジョン特集「世界一 チョコレートの祭典 サロン・ド・ショコラ」』が放送されるらしい。見逃せないぞっと。

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情熱チョコレート



色気より食い気では決してないのだけれど、ボクのValentine's Dayのは、日頃食べられないチョコレートとの出会いの日でもある。

ブログでチョコレートについて触れることが多いせいか、今年も、初めて出会うチョコをたくさんいただいた。


これを書いているいま、オリオール・バラゲの蜂蜜のトリュフ入りボンボンショコラをひとつ口の中に放り込んだところ。
トリュフのチョコレートは、ショコラトリー LE CHOCOLAT DE H (ル ショコラ ドゥ アッシュ)の辻口博啓氏の“トリュフノワール” が大のお気に入りなのだけれど、バラゲ氏の創り出すスタイリッシュなラインのチョコレートは、それ以上に濃厚なトリュフの馥郁たる香りが口中に拡がる。至福の時。オトナになってもチョコレートが好きで良かった。子どもじゃぁゼッタイ分からない味だ。
かつて“エル・ブジ”のデザートシェフだったバラゲ氏の作品のなかには、トリッキーなチョコも多いけど 、この蜂蜜のトリュフ入りチョコは定番になるのだろうか。なって欲しいな。

もう一つ、とんでもないチョコをいただいた。


ガトーショコラ(焼きチョコレートケーキ)を、なんと、生ハムで包んである!
贈り主が一筋縄ではいかない女性で、しかもボクが生ハム大好き!であることをご存じなので、もしかしたら、彼女が洒落で創ったのか? とも思ったのだが、恐る恐る食べてみると…、

ウン? 悪くないぞっと。スパイスの効いた生ハムと濃厚なチョコのバランスが意外に良いのだ。美味い♪ なんなんだ、これは!?


ネットで検索してみると…、
ホンモノだ…。
創作はもちろん贈り主の女性ではなくウィーン菓子で有名な野澤孝彦シェフ。
しかも、「情熱チョコレート」と名付けられた逸品は、200個限定の栄誉。
あ~あ、疑いながら、疑問符いっぱい浮かべながら食べちゃった。美味しかったけど、食べる前に検索すれば良かった。。
“味は知りません!”のメモ書き付きだったけど、ホントに美味しかったよ!
(※下記、アメーバニュース参照)


そして、“伝説のカカオ”と言われる「チュアオ」を使用した、イタリア・トスカーナのアメディ社のチョコ。

カカオの畑選びから始まり、やたらめったら手間と時間をかけたオトナのチョコで、世界でイチバン美味しいチョコ、とも言われている。これも、食べるのは初めて。

ヴェネズエラのチュアオ島のカカオを70%使った味わいは、あくまでも滑らかで、濃いのにスッキリしていて、そして苦み・甘みに加えて、ほのかな酸味が特徴的だ。シンプルな一口サイズの板チョコなのに、口の中でフルーツや蜂蜜にもイメージが拡がっていく。良いなぁ、これ。オトナ、だ。


今年も恒例「サロン・ド・ショコラ東京」の巨匠たちの繊細なショコラもいただいたので、それらについては次の機会に書くけれど、バラゲ氏にしても、野澤氏にしても、チャレンジャーがいるモンだなぁとココロから感心。
ホントに参った。

“愛”はともかく、こんなに素敵なチョコレートをボクのために用意してくれた彼女たちの“親愛”に感謝。


エッチな気分になる? 生ハムで包んだチョコレートケーキ
 濃厚な焼きチョコレートを、イタリア産のあっさりとした生ハムで巻いた新感覚のチョコレートケーキ、その名も「情熱のチョコラーテ」.......... ≪続きを読む≫


truffle

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微笑み


一日のうちで最初に微笑むのはいつか、考えたことがあるだろうか。


コミュニケーションのための微笑(びしょう)ではない。
溢れる幸福感から、自然と滲み出る微笑み(ほほえみ)のことだ。


ベッドの中で目覚めとともに、
幸せな夢の続きに、あるいはこれから始まる一日に期待を抱いて微笑むことができたら、どれほど幸せだろう。
毎日が当たり前のように幸せならば、
朝刊でココロ温まる記事を見つけたときに、嫉妬ではなく祝福の微笑みが浮かぶだろう。
愛犬にペロペロなめられたら、くすぐったさに頬も緩むだろうし、
愛する恋人や家族とともに朝を迎えることができれば、顔を見合わせただけで自然と微笑が浮かぶのかも知れない。


もしそんな状況にいないとしたら、
朝の仕度の慌ただしさのなかで、微笑むチャンスはあるだろうか。
通勤や通学の道すがら、微笑みの出会いはあるだろうか。
職場や学校で友と出会うまで、微笑みはお預けかもしれない。
そして、そこにも追従の手揉み笑いしかないとすれば、かなり寂しい。
あらためて振り返ってみると、ボクにだって微笑まない一日がある。


微笑みは、自己満足の究極の発露なんだと思う。


だけどボクが微笑むとき、必ず誰かがどこかで微笑んでいる。
微笑みは繋がっていると、そう信じている。
だからボクは、鏡の前で口角を引き上げて笑う練習に励むよりも、大切なことがあると、

やっぱり思うのだ。


※写真は、柔らかな皮のイントレッチオに包まれたフレグランスキャンドル。
クリスマスのプレゼントで、香りが拡がる炎を見ているとゆったりとココロが穏やかになる。そんなとき、ボクは自然と微笑んでいる。
今日は朝からロケだった。ロケ自体はうまく行って楽しかったけれど、20時間以上起きていることになる。アタマもカラダも、クタクタ。
風呂にゆっくりと浸かってから、キャンドルを灯して、いつもの睡眠の儀式(ちょっと読書など)をして…オヤスミなさい。

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さいき家


年末から10日以上伸ばしっぱなしだったヒゲを剃り、明日からの仕事に備える。


ココロとカラダの休息を最優先に見事に何もしなかった年末・年始。
去年、半年で7キロ落ちた体重が、2キロ戻ってしまった。
年末から温泉にこもり、2日からは、ひたすら部屋の片付けと読書、映画、音楽三昧。
京都の仕出し屋から取り寄せた純和風のおせちと、阿佐ヶ谷の小さなフレンチレストランの洋風おせち、博多直送のモツ鍋、富山の餅、相模湾の地魚などなどに舌鼓を打ちつつ、飽きたころには肉、肉、肉、いただき物のお菓子に、ケーキ。。。太るはずだ。。
年賀状も書かず、ブログも更新せず、メールも友人としか交わさず、仕事のことを考えず、何も創らず、ホントに見事に何もせず。


クリスマスの後の正月に、イベントとしてまったくテンションがあがらないのは毎年のことで、一億二千万人が一斉に“おめでとうございます”と合掌する習わしについて行けていない。面倒な性格。


そんな休暇中にイチバン時間を費やしたのは、考えること。
人生について、未来について、繋がりについて、欲望について、諦めについて、希望について、いくつかのことに気がつき、いくつかの決心をした。少しだけ成長したような気がする。
10日間の休暇明けで日常に戻ったとき、それを自分がどんな風に活用するのか、どんな形で発現するのか…。
変わらないかも知れないけど、変わりたいのも確かなので、ちょっと楽しみなのだ。


新年を迎えて、皆がめでたいかどうかはボクには分からないけれど、今年もよろしくお願いします。

素敵な年になりますように。


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eve


今年は、なんだか穏やかな気持ちでイブを迎えることができたような気がしてる。

クリスマスは、いまでもイチバン好きなイベントだけど、仕事のバタバタで準備不足。それだけ、プライベートと仕事の比重が変わってきているのかな。


今晩、世界中の皆が幸せな気持ちで過ごせますように。

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真昼のお風呂


今週末、ほぼ2か月ぶりに、のんびりと過ごすことができた。


 仕事メールは、土日合わせて10通未満。

胃が痛くなるようなプレッシャーと控えている仕事量は相変わらずで、たまには逃げ出したくなることもある。

どうしても高速のネット環境で確認しなくてはイケナイ時間指定の仕事があって、パソコンの前を離れることができなかったので旅には行けず、ココロだけの逃避行。ホントは上手な気分転換でなんとかしたいところだが、いまは逃げなくてはとても救われないボクのココロのていたらく。逃げ切れるわけはないのだが。 。


土曜日は、昼間から風呂をたてた。風呂場の窓とブラインドを開け、冬の日射しと空気を少しでも、と取り込んで、露天風呂気分。

何度も読んでいる樋口有介の『誰もわたしを愛さない』を持って、長風呂を決め込む。アイロニーに溢れた言葉遊びに終始する会話と、冗談のような人間関係を楽しみながら、カラダの芯まで解きほぐす。


 たとえ、それが自宅の風呂であったとしても、昼間の風呂は格別だ。

いつもは、仕事が終わる深夜3時、4時の入浴。先日など、グダグダに疲れきって朝5時過ぎに入り、パンツを脱ぐために片足立ちをしたとたんクラクラと尻もちをついた。湯に浸かったとたんに意識が遠のき、肩は凝っていたけれど、このままでは溺死する…と早々に上がったものだ。


逃避行を試みても、DMやら、プライベートな請求書の山、クリスマスカードに喪中のお知らせなど時候の束を整理したり、部屋を片付けたりとそれなりにやることは山積みで、オトナは、生きるための些事から完全に逃げ切れることはできない。

優先順位は、休養よりも、支払い義務と世間の義理。


そんなこんなで義理を果たしながらも、HDに録りためて見る暇のなかった『のだめカンタービレ』のレッスン#8と#9を続けて見る。ココロが弱虫になっているからか、モーツァルト“オーボエ協奏曲”にココロが浮き立ち、ブラームスの“交響曲第1番”で、客席ののだめとともに号泣してしまった。

絶望から希望へ、そして歓喜の歌へ。

ホントに、ブラボー♪

オトナにしては、至極単純。

なんだか、逃げてちゃイケナイ気分になってきた。


前向きになったところで、いま、この時間から月曜朝イチまでに、と約束をした仕事にようやく取りかかる。

逃避行のツケは、確実に回ってくる。

でも、樋口有介描くところの楽観的な女運とイイ女たちの効用、そして、のだめたちの気の抜けたひた向きさに、来週への活力が復活している。

仕事も、プライベートも、負けるもんか。

みんな、ボクはもう少しがんばるからね。と、性懲りもなく自分に向けて宣言をする。


 ※写真は記事と無関係です。足はボクの生足だけど。。

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illumination_2006


クリスマスに街頭を飾るイルミネーションは、ココロが凛とする透明感のある灯りだ。
一方、クリスマスツリーを始めとする部屋の中の灯りは、ココロがゆったりと暖かくなる。
ともに、一年に一度、ボクの最大の楽しみのひとつ。


冬の冷たい空気の中で眺める街頭イルミネーションが好きで、街に出かけずともいつでも楽しめるようにずっと自宅のライトアップを続けてきた。
華美にならぬよう色を控え、冬の街の景色に似合う飾り付けを、毎年工夫する。
今年は仕事の都合で手がつけられなかったイルミネーションだが、いつもの年より一週間遅れ、今週末をフルに使ってようやく点灯することが出来た。


いつものように脚立に登って作業をしていると、通りがかりの近所のお年寄りから声がかかる。
「今年はどうしたのかなぁ、と思っていたのよ」「毎年、楽しみにしているんですよ」…。
ちょっとプレッシャーなのだが、その度にiPODのヘッドフォンを外して、今年のコンセプトについて説明をする。しばらくその場に立ち止まって、作業を見上げてくれるこの街のオーディエンスたち。


ここ何年かは、シンボルツリーのハナミズキに、丁寧に枝に沿わせるようにLEDのライトを取り付けてきたのだけれど、樹高が4メートルを超え、脚立を使っての作業が危険になってきた。
そこで今年は、発想の転換。2階のベランダまで蔓を伸ばしてきたモッコウバラ を使うことにした。
2階のベランダから地面に向けて、エントランスから玄関に向けて、立体的にLEDの光を散りばめる。


合わせて、道路に面した窓への飾り付け、リビングのツリー、廊下の飾り棚も今年風に。
ギャラリーも多い窓には、今年デビューのハウスライト グレープライト を。
ツリーにはライトを仕込んだボールも組み合わせてみた。仕上げは、ゴールドのリボン。
飾り棚には、小型のハウスライトを置き、庭の枯れ枝を切って立て、リボンライトと白いボールを飾って北欧をイメージした箱庭風に。

夕方5時半にようやくすべての飾り付けを終えて、一斉に点灯。
これだけの作業をすると、かなり大変なんだけど、この一瞬が嬉しい。
ホントにキレイ、だ。


ようやく、今年もクリスマスシーズンが始まった。


Christmas_Tree

↑ゴールドとシルバー、ブルー系のボールを使用。

去年購入したツリースカートでコード類を隠す。


Window_illumination
↑点灯したとたんに、親子連れがじっくり覗いていました。
ぶら下がっているのは、ブドウのライト。

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houselight


いつもの年なら、勤労感謝の日近辺の週末に2日がかりでクリスマスの飾り付けをするのだが、今年はまだ手つかず。リビングのツリーすら立てていない。


先週の勤労感謝の日に仕事で大きなイベントがあり、ずっとその準備に追われ、今週末も関連の原稿作成などで朝から晩までずっとパソコンの前に座っていた。
原稿関係が一段落して、いま、今晩中にできあがってくるはずの粗編集映像の仕上がり連絡を待っている。
映像もネット上で確認するので、書斎待機だ。つかの間の休息に、これを書いている。


昔は街も、クリスマスの4週前の週末、アドベント(待降節)までガマンしてから燦めき始めたのに、最近はふと気がつくとすでにあちこちでキラキラ☆
暖冬の今年は、山で紅葉が始まる前から、街は北欧の冬景色だった。

先週のイベント会場、恵比寿ガーデンプレイス恒例のバカラのツリーはイベントリハに駆けつける横目で眺めることになってしまった。毎年意識して見に行く、いくつかのポイントのひとつだったのに…。


このところの忙しさで、ココロが殺伐とし始めたらしい。
さっきもケータイで、制作スタッフに「俺を殺す気か!」と怒鳴ってしまった…。
夜中の2時過ぎに…。
予定より進行が遅れていたからだけど、彼らだって昨日も寝ていないに違いない。ボクだけが忙しいワケじゃない。みんな、いい仕事がしたいから、ギリギリで頑張ってる。すっごく反省中。


と、書いているウチに、12本の映像のウチ、6本が仕上がってきた。想像以上に素敵な仕上がりだ。イッキに嬉しくなる。さっきは怒鳴ったけど、スタッフを誉めてあげたくなる。いいんだ、ボクを待たせても、いいものさえ作ってくれれば。
残りのUPは4時過ぎ予定だって。。やっぱり、クリスマスどころじゃないよね。


いまでも、オトナになっても大好きなクリスマスとは、本気で向き合いたい。
穏やかな、優しい気持ちで、大切な人たちとイルミネーションを眺めたい。
ボクにとっては、正月よりも、誕生日よりも、重要なイベント。クリスチャンじゃないけど。

冷たい風に吹かれながら見るイルミネーションや、暖かい部屋で眺めるツリーは、ほんわかと幸せな気持ちにしてくれる。


12月の仕事のスケジュールを考えると暗澹たる気持ちになるけど、それでも、やっぱりクリスマスが大好きだ。いつもより、少し遅れている暖冬のクリスマス。
今年新たに購入したハウスライトを、さっき初めて箱から出して、点灯してみた。
一瞬、クリスマス。


フー。

さあて、がんばるぞ!っと。