【解説】アミューズメントスタッフ、その原点はゲーセンの店員である。
が、近年ではもっぱらパチンコやのホール係をそう呼ぶ。
パチンコやの胡散臭さを消すファブリーズ的なWordと云える。
騒音、煙、悪態、ヤクザ、脂汗が入り交じった劣悪な環境で、重い箱を上げ下げする重労働のため、平均時給は比較的高いものの慢性的な人不足が業界の特徴となっている。

また、業界団体の名称『遊技場組合』を英訳してアミューズメントパークを自称するが、読み手が遊園地やテーマパークと混同することを期待しているのは見え見えである。

店員の性別を問わず、異性客からの誘惑は予想外に多いという。
ドル箱山積みで閉店を迎えた常連から、アフターを誘われ寿司や焼肉と引き替えに体を奪われてしまう例も多いが、お水には踏み切れない真面目な人が多い為か、トラブルにまで進むことは少ないらしい。

この仕事から先は水か風俗しかないのだが、意外と身持ちが堅いので、運転手、工事現場、スーパー、牛丼屋など横移動な転職が多数を占める。

カジノバーなるものの店員も同種ではあるが、職種は別名であることがほとんどだ。
やはり酒のサーブがあったり、タキシードやバニーガールなどのコスプレ業務が含まれる点と、異国ムードの演出が求められるからではないかと思われる。

小娘嬢の言う清潔感の演出だけでなく、スタッフの演出にも革新性が求められているのは確かなようだ。

しかしどう転んでも、所詮は博打、お洒落なレジャーというよりも、銀行の個人投資メニューのひとつとして社会的立場を確保することが正解だろう。
使った金は全て長期国債や外国債券に投資され、出玉はその配当比率の決定に用いられたり、負けた分はヤクザの資金源ではなく緑化事業に使われ、知らないうちに自分の名前がついた森ができたりというのも面白そうだ。
250万発で中古マンション、1000万発で青山の新築!なんて企画なら、毎日コツコツ通うことが偉いと誉められるかもしれない。


そんな日が 来るわけないか。。。
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皆様ご機嫌如何でしょうか。

お初にお目にかかります。私、小娘と申します。以後お見知りおきを。


さて、枝豆さんからは「持ち上げて叩き落す」ような紹介を不本意ながらされてしまいましたが(特にみぎわさん云々の件)、既婚者である氏が私如きの小童の美醜を取り沙汰すなど、まあなんて異なことを。

所詮あなたも私も妄想を日々の慰みとして生きる者。

私の美醜なんてどうでも宜しいじゃあありませんか旦那。


まだ上げ初めし前髪のおぼこい小娘な故、拙い表現が氾濫する文章に度肝を抜かれる事も多々あるとは思いますが、生暖か~い目で大目に見ていただければ・・・と願って止みません。


長々と前置きしてしまいましたが、今宵満を持して『平成お仕事広辞苑』を紐解いていきたいと思います。



アミューズメント スタッフ 【あみゅーずめんと すたっふ】

平均時給額:1,250


接客業の時給としては高値だと思います。

それもその筈。あの独特な騒音、煙草による異臭、ドル箱の持ち運びや怖い客からのクレーム対応など、

肉体的にも精神的にも負担が懸かる様。

新台が入荷されるとその情報も頭に叩き込まないといけないので、新台入荷ペースが早いところは新台のお勉強も必要です。



実際私は1度しかパチンコ台に接した事がありません。

ビギナーズラックという言葉がありますが、私の場合ゲームのマリオカートですら上手く操作することが叶わず、常にコースアウトばかりしてしまう故、「投資してゲームをする」ことには抵抗があります。


こんな具合でパチンコにトンと縁がない私でしたが、先日両替していただくために入店してみました。

(コンビニですりゃあいい、という至極真っ当な意見にはこの際耳を貸さない方向で。)

入店して初めて知ったのですが、パチンコ店には両替機が存在しないのですね。

まあ置いてある所もあるのでしょうが、大体はパチンコ台と一体化されている様子。

ギャンブル性が高いのに持ってきて、いとも簡単にお金を注ぎ込めるようセッティングしてあるとは何て阿漕な!!と些かショックを受けました。

このようにアミューズメント店には「のめり込む」ことと背中合わせで、殺るか殺られるか的な殺伐とした雰囲気が立ち込めているように思えます。


世の中には私のように、アミューズメント店について深く知りもしない癖に妙に敬遠している人は多いと思うのです。


そこで私は考えました。

アミューズメント店をアミューズメント店とたらしめているものとは何だろう、と。


暗夜に気を吐く過剰なまでの電飾、「笑っていいとも!」ばりの巨大な花輪、自動ドアが開くたびに漏れる騒音。

どれ一つアミューズメント店に欠かせないアイテムです。

音も光も多きけりゃあイイのっ!みたいな「大きいことはいい事だ」的思想というか何というか、そういうものをひしひしと感じてしまいます・・・。


これらを一掃排除したら、アミューズメントの敷居が低くなるのではないでしょうか。


ちょっと想像してみましょう。



かつては道行く人々の顔を染め、夜空に徒花を咲かせていた右から左へ流れるような電飾の数々。それを片っ端から取り外した今・・・・。


何ということでしょう。

けばけばしかった外観がまるでお洒落なカフェのように生まれ変わりました。

これで「お母さん!アレ見て!パチンコのパが無いよ!パが無いよ!」という会話も全国から激減することでしょう。


自動ドアが開閉されるたびに漏れてきた騒音。

互いの台を牽制し合うかのように流れていた大音量の音楽も、野次を飛ばすようなアナウンスも排しました。

すっかり毒っ気を抜かれたフロアは・・・・


御覧ください、このクリーンな風景。

無音の中、スーツ姿のサラリーマンがただ黙々と玉を打っています。

このようにアミューズメント店は、匠によって新たに命を吹き込まれたのです。


・・・・fin




うん。シュールですね。

特に音を排したのが大きかったと思います。店内で流れる“当たり”のアナウンスも、事務的だと尚いいですね。

まずカタチから入ることって重要。

クリーンなイメージを向上させるために、従業員も七三分けを義務付けるべきだと思います。


けばけばしさを失ったパチンコは、いつしか紳士淑女の集いの場に変わっていくと思います。

アミューズメント店に行くことが一種のステータスとなり、会員制を導入するアミューズメント店が誕生したり、日曜はゴルフで接待がアミューズメントで接待になったりするかもしれません。

如何様を働くゴト師も非常にジェントルメンな装いと言動だと思います。

ちょび髭に体感器などを仕込むのでしょうか。

あるいはシルクハットかもしれません。

ステッキに仕込むのも渋いと思います。

七三の従業員がジェントルマンゴト師を捕らえる時はきっと燕尾服の端を掴むはずです。





『平成お仕事広辞苑』 第1回【アミューズメント】

― 終 -


writing by 小娘



ジェントルゴト師


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予告

その人とは、かれこれ四年のつきあいになる。
日記をさらすという露悪文化が始まったのと、ほぼ時期を同じくしている。
その人の日記を一読して、脳髄に軽い衝撃を覚えたのを今でも鮮烈に覚えている。

その人の名は、小娘。
当時、彼女は大学生で、きままな生活を謳歌しており、同時に就職活動中であった。
地方都市ならではのゆったりとした時間と空間が文脈のそこかしこからにじみ出る文体、道で転んだというありきたりな出来事でも針小棒大に妄想を膨らまし、原稿用紙五枚分くらいのトピックスに仕上げてしまうセンス、他にはない独自タッチのイラストも相まって、まさに小娘ワールドを形成していた。

枝豆は填まった。
小娘中毒である。
であります、なかんずく、次第であります、善処して、身命を賭して、遺憾であります   などの用語が日常会話だった枝豆にとって地球の裏側の原住民言葉にも思える小娘語録は、政権転覆以上の衝撃であり、胃酸が目に入ったくらい驚いた。


それからの付き合いである。
その才能に惚れ込み、お慕い申し上げているのは事実だが、顔も、声も、電話番号すら知らない。
まるちゃんのみぎわさんや、サザエさんの花沢さんのようだったら困るので、電子上の交誼に留めている。
その彼女と今回、ブログユニットを結成して、あわよくば印税生活を目指そうと、ブログのリニューアルをすることにした。

第一作は 『平成お仕事広辞苑』(仮題)

さまざまな今日的職業を誤解を恐れぬ暴論で定義付けしていく。

昨晩、五回分のテーマを決める緊急閣議が開催されたので五回くらいは続きそうである。

男女のデュオとして文壇に腕ひしぎ十字固めをかけ、その勢いで直木賞を狙いたいものである。
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受験シーズン開幕

テーマ:
今年も受験シーズンが始まった。
小学校受験は11月1日の天王山前の親子面談が始まり、土曜日曜の早朝ともなれば、濃紺スーツに身を固めた父母子の3人組が、あとは不祝儀にしか使わなそうな黒カバンと黒トートバッグにスリッパを詰めて歩いている。

母の目は血走り、子はビクビクし、父はうんざりとした身のこなしを見て、終了組の枝豆は穏やかな微笑を送る。

一方、もう一つの受験は大学業界で始まっている。
それもどちらかといえば底辺校でヒートアップしている。
今、大学進学者の4割が推薦とAO入試で入学している。
上位校の推薦やAOは、附属高校からの進学者を除くと極めて狭き門であるから、平均の4割は下位校の高い比率が押し上げていることになり、
ところによっては、くだんの方式で入った学生と、留学生で成り立っているところもあるくらいだ。

当然、学業レベルは寒気がするほど低い。
サピックスや四谷大塚、日能研に希学園、浜学園などの大手中学受験塾の小学五年生よりも確実にバカである。

鎌倉幕府を作った人は?と聞けば  豊臣秀吉?と答え、
分母の異なる分数の足し算は勿論できず、
肝臓の場所を聞けば卵巣を指差し
漢字はほとんど書けない。


こんな子が大学という名の場にいていいのか?彼らは履修登録すらできないので、教務課には履修不備と書かれたマークシートがうず高く山となる。

そんな奴らを教える教員も哀れだが、食うためには仕方がない。
しかし、そんなバカを入学させて数百万で学士号を売る悪徳業者には四年後、就職という障害が待っており、内定の決らない馬鹿息子や馬鹿娘の親どもが大挙してクレームをつけてくる。

四年後、クレーマー怪獣に変身する親たちに連れられて、ちょうどこの季節から始まるAO入試に未来のフリーター候補たちが集まってくるのだ。

本当に母親と息子、両親に娘が手をつないでやってくる。
それも親子面接があるとでも勘違いしているのか、高島屋で買ったスーツに美容院から直行かと思うようないでたちで現れ、保護者待合室でなく、受験者控え室にまで入ってくるお母さん。

どこかの小学校と寸分違わぬ風景がそこには展開される。


安倍総理は戦後レジームからの脱却をしたかったと退任会見でもつぶやいていたが、
戦後60年の反省の中で、とりわけ身勝手で育児能力のない団塊の世代を生んでしまった戦前派のみなさんの責任追求はまったくなされていない。
2代下の私たちが被る被害を考えれば、戦前派世代の製造責任とその不良品である団塊世代の年金なんか一円も払う必要はない。
次期内閣には世代間責任の追及と大学と高校の定員半減を実現してくれることを強く希望する枝豆である。