実践的価格破壊論

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ひとつだと三万五千円だけど、二つ買うと三万円ですよ

と云われて、そうか、と信じる人はいますか?


いたら普通は『オマエ馬鹿か?そんな美味しい話があるわけないよ』と、したり顔で説教されます。
ついでに、それは単価が下がるってことで、つまり六万円払うってことだよ と諭されます。


私もそうでした。
伊東のハトヤという有名ホテルでは巨大な釣り堀で鰹や鰺、鯛などを釣り、舟盛りにしてくれるサービスがあり、その大漁苑のCMでは『釣れば釣るほど安くなる、三段逆スライド方式!』なるものが高らかと唄われておりました。

もちろん、単価が安くなるだけですから、総額はべらぼうな金額になります。
しかし、当時純真な小学生であった私は親の制止をふりきり、釣りまくり、親父が激怒したことはいうまでもありません。


そのとき枝豆は、大人社会の汚さを知りました。




で、話は戻ります。

一個で買うより二個の方が安いもの あると思います?

もちろん、二個売りが基本のものを無理矢理一個だけ取り寄せれば、そういうこともあるでしょう。
眼鏡フレームの片方だけとか、ブラジャーの右だけとかはそうかもしれません。
普通の商品です
定価販売が原則のものです

あるんです。
驚きました。

しかもそれは大学で売っていました。

拓殖大学という私立大学です。

受験料
1学部 35000円 2学部だと30000円!

露骨な倍率稼ぎとしかいいようがありません。

当然、安いほうがいいに決まってますから、捨て学部にも願書を出しているみたいです。
受けもしない学部に願書を出して値引きしてもらい、志望学部にも他の幽霊受験生がいるので、みかけの高倍率の中で不安を抱えながら受験する羽目になる。
受験生も指導教諭も、いまこの話題で持ちきりだそうです。


ここまでやるほど厳しいのか?と懐具合を探られている大学って…

拓大に経済や経営の専門家がいたとしたら、この奇策について、お考えを聞いてみたいものであります。


価格破壊について論じるだけでなく、自らのプライドを賭けて勝負に出る辺りは、さすがに武闘派大学の拓殖と、感心してしまうニュースでした。
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