随心所欲的日記

随心所欲的日記

旅と文学の話

 2024年、4月16日 

69.5キロ BMI  26.5

体脂肪 454  内臓脂肪95 

  引っ越しのあと、夜中に食べずに、やっと70キロを切った。

2022年はこんな感じ。
4月27日 63.6 キロ24.2 42.9 8,0


  2023年春に、夜中に不安にかられ、食べてしまい、70キロをこえて、73キロくらいまで増えていた。
 2023年 10月25日  72.7k  BMI275   体脂肪432  筋肉389
 内臓脂肪100 基礎代謝1259 

 だから2023年よりは3キロ痩せて、2022年よりは7キロ太っている。163センチなので、適正体重は
58.45kg 。適正体重との比較は11.15kg 多い。満度数1だそうだ。

 道のりは遠い。

 2024年4月12日、夕方6時ごろ、本を運んでいた。両手に、紐で縛ったのを持って。

 というのも、ここは缶集めや本集め、古道具の人が日曜日にくるからで、そのため、近所の人は引き取ってもらえそうな品物をここに置いていく。


 卒論が終わったので、洋食や日本語の本が要らなくなってしまった。このような卒論関連の本は、おそらく引き取り手が少ない。探すのも大変なので、この人たちに任せることにした。


 まだ明るい夕方、重いなぁと心でぼやきつつ慣れたところなので、そのままふっと足を出したところ、なぜかバランスを壊してしまい、グらりと体が揺れた。

 一瞬、コンクリートに頭をぶちつけると思った。寝たきりになってしまう、それらの思いが瞬時に押し寄せた。とっさに本を落としたので、扉に捉まることができた。


 あわや寝たきりになるところであった。そこで私は反省した。両手がふさがっているという状況では何かにつかまることができない。


 もう一度本を運ばなければいけなかったので、今度は紐で縛った本の束を大きなビニールバックに入れて肩にかけて両手が入った状態で持ち運んだ、


 皆様、気をつけましょう。たぶん段差に躓いたんじゃないかなあ。右足先が引っかかった感じだった。



 引っ越し午前中は人任せでおじいさんに頑張ってもらって、ベランダ、お玄関、備え付けのガス代とキッチンのシンク、お風呂場をお掃除してもらった。


 9時に始まって10時半には終わってしまったので、その後モーニングを食べにパン屋さんまで出かけた。

 

 おじいさんいわく、サントリーのセサミンの無料アンケートのメールが来たと言う。スマホのゴミ箱を必死に探したが見つからない。つい最近と言うがいつのことやらわからない。

 ならばとサントリーの会員ページから入ろうとしたら、メールアドレスの次に書くものを忘れたと言うので、パスワードの事らしい。

 任せて、マサコちゃんに。

 こういう時は、相手にスマホできない気持ちを感じさせてはいけないので、明るく叫ぶことにしている。叫ばないと耳が遠い、

 ならばと新たにパスワードを登録させようとしたが、何故かスマホにメールが届かない。会員登録をした記憶がそもそもないと言う。でも会員様へって書いてフルネームで名前の書かれたメールが届いてるでしょだから会員登録したんだよと言うが全く覚えてないと言う。


 次回アンケートが届いたら知らせるということで話が落ち着いた。


 明日はおじいさんは大学の同窓会100周年パーティーである。

 90歳なら1番年上じゃないのって言うと、とんでもない。100歳の人がいてピンピンしてタクシーで乗り付けて二本足できちんと歩いてくると答えた。


 さて、お引っ越しは明日も期日があるので、私が明日、トイレや玄関外ドアなど細かい部分をお掃除しようと思う。


 今日1日楽をさせてもらったので、だいぶ元気になってきたよ。

 今回の体験で、お引越しは全部で5日あればいけると思った。2024年は8日から13日まで6日間引っ越し期間を取ったので、結果的には、明日1日が余ってしまった。でも、このように全てうまくいくとは限らない。

 反省をして、来年は荷物がもっともっと減るように積読してある。本もしっかり読もう。

 

 90歳の方に午前中だけ、荷物運びをお願いしている。運ぶのは、80代のときは本の箱を持ち、階段を軽々と昇っていったのに、いまや滑車に本を乗せて、がらがらひいてエレベーターに乗っていく。

 

 一番、変わったのは、二年前までは電灯の付け替えの際に、少し震えはするがみていて危ないものではなかった。

 

 今日は違った。テーブルに上ってからも、体が震えているし、電灯を受け取ってからも、なかなかかちっとはまらない。私が椅子に上り、電灯を手で支えて、少しはやりやすくなったようだ。

 手に力がはいらへん。

 もうやめましょう。シルバー人材センターを呼びます。

 いや、やる。できる。

 

 試みること、五回目、ようやくライトがついた。

 できるやろ?ついた。

 

 喜んでいる。90歳で引っ越し手伝える人、いーへんやろ、と、少し得意そう。

 

 要するに、握力が弱くなっていて、電灯をかちっとする、がむつかしいらしい。

 

 さて明日は、おじいさんにベランダとキッチンをお掃除して貰って、あたしは浴室、トイレ、玄関など頑張るつもり。

 

 朝のうちは、あたしも元気でやる気にあふれているのに、昼頃からは疲れてくる。夕方にはセブンイレブンで間違えてスーパーのカードを出してしまい、店員さんに「よくあることですよお」と同情された。

 おやすみなさい。ネットは13日までしかつながらない。

 2024年4月9日 引っ越し二日目

 

 本来1時から始まるガス屋さんが、12時に電話をくれた。20分でつけるけれど、早くてよいですか?

 

 12時半くらいにやってきて、仕事は早かった。白マスクの下から終始笑顔がこぼれて、ジョークも飛ばし、フィージー島民みたいだった。

 

 申し込み、多いでしょ?

 ええ、今の時期、引っ越しシーズンですからね。特に午後からが多い。だから午前中に昼ごはんを食べて、はやめにスタートしたんです。

 

 午前中、90歳の友人が繋げずに困っていたガス台をあっという間に繋いだ。

 ええっ、もう繋がっちゃったんですか。

 

 今まで知らなかったが、この部屋にある変な口は、ガスストーブを繋ぐものだそうだ。全部で六ケ所、ガスが使われているというが、どこなんだろう。

 

「6581ですからね、ここから始まります」

「何ですか、6581って?」

「つまりゼロから始まると、人が住んでいないとわかってしまい、空き巣に入られてしまう。だからガスは、途中の数時から始めて。ここから足していくんです」

 

 知らなかった。もうすぐ67歳というのに、わたしって、世間にうとすぎる。

 

 明日から差し入れはなくなるので、夕暮れ時、とりあえず冷凍食品をスーパーの割引で買って、冷蔵庫に入れておいた。コンビニだと500円近いピザが、スーパーだと200円ですむ。

 さあ、明日も頑張ろう。

 

 電気がつながっていないので、変だなあと思い、電力さんに電話をかけた。停止はされているが、開始手続きはされていないという。

 ネットの申し込みでされているかどうか、今日中に調べて電話をくれるそうだ。

 何度も手続きしてきたのに、こっちのミスかなあ。確信がない。

 

今日の引っ越し状況

 今朝は朝九時から90歳の元気な友人が来てくれて、椅子や机、ピアノ台、洋服ケース、小型冷蔵庫を運んで行った。

 90歳をこきつかったから、虐待になりそうだが、本人はこんなもん、軽い、昔はわしは俵を運んだと語っていた。

 

 9時から10時半くらいまで、明日も来てくれるので、本箱と大量の本をお願いするつもり。

 

 今日は午後からガス屋さんがくる。午後からもうひとり、助っ人がくるが、この者は喋るばかりであまり役立たない。でも昼に差し入れを作ってきてくれるので、助かる。

 

 さあもうひと踏ん張り、ひとりで運ぼう。

 さて今日は、引っ越しの初日。朝10時に鍵を貰いに行った。午後一時に友人が手伝いに来てくれた。サンドイッチを食べた。

 

 初日は畳の下のダニを殺戮しないといけない。お薬をまくこの日は、電子機器やお皿などが運べないから、本や書類を運んだ。

 

 本物の鍵はなくすと弁償になるため、合鍵を作りにスーパーへ。冷蔵庫の下に敷く段ボールをかかえ、まな板や百円ショップで買い込んだガス台の下に敷くものや入れ物などを持ち、歩いたら我々二人組はへろへろになり、途中のベンチで一休み。

 

 「昔は、お年寄りがスーパーの帰りに、ベンチに座っていたのが不思議やった」とあたし。

「うんうん、駅の途中でベンチで座る人みて不思議やった」

 桜吹雪に気づかないままに、子供たちが大声で走り回る。

「子供って滑り台が好きやね、何べんやっても飽きへん」

 

 四万十川の土手を何度も滑り降りていた保育園時代を想い出した。あのとき、つくしんぼうが可愛かった。もはや四万十川の土手はコンクリートになって、面影は記憶の中にしかない。土手の草むらにお地蔵さんがいたが、工事でどうなってしまったろうか。

 

 新居でのもっともいやな作業はノミ殺しだ。ノミもいのちには違いない。お薬は窓を閉め切って、スイッチを足で踏んで、しゅわーっと白煙が上がる中、一目散に逃げだす。

 

 夕飯は作る気力なく、買ってきた卵サンド。引っ越しは二年ぶり。

 まあ、自分とこの直接の会社でないから、いやがらせなんだと思う。

 さっき2024年4月7日、ネット会社から電話がかかってきた。以前の電話で4月18日に新しい部屋で開通ときいていた。

 ところがNTTが、特別な老人向け住宅だと調査の必要があるからと言って、ネット会社の申し込みを「差し戻し」してきたという。

 

ええっ、差し戻し?

「はい、NTTがお客様に特別な老人向け仕様の部屋でないか確認してからでないと、工事の発注はできないと」

 

 冗談ですかねえ。築50年のこの建物に、特別な仕様なんかあるものか。しかも老人用の仕様とはなにごとか、あたしはまだ66歳なのに。昨日も青春18切符で、日帰りで恐竜をみてきた、若さ溢れるおねーさんだぞ。

 

「お客様、それで一旦工事がキャンセルされましたので。次の工事日は最短で5月2日となります」

 

 そんな先にぃ? そろそろ会社を変え時かなと思った。光回線を変更すれば、お金も入るらしい。でも、あたしはこう言った。

 

「ここの会社とはもう10年以上で長いし、何の不満もないのでそのまま続けます」

 そしてこう付け加えた。

「NTTのいやがらせとしか思えない」

 

 そのとき、電話口の相手はくすりと笑った。ベテランらしい女性である。まったく否定してこなかった。

 

 あたしが工場日がキャンセルされたからといって、ネット会社を変更すれば、NTTの思うつぼになる。

 

 こういうのは昔、役所の手続きでも経験した。NTTはいわゆる親分風を吹かせている。

 なんて小さい奴らなんだろう。なにが特別な老人仕様のお部屋だ。そもそもこの住宅のデーターは、NTTが持っている。そんな仕様はきいたことがないが、あったとしても、NTTが調べられるはずだ。

 お客様に訊けと差し戻し、悪意が透けて見える。小さな会社をいじめてるね。



 いつも3月末締め切り、決まっているのになぜ、あたしはいつも30日の日に書いているのだろう。夜半までにほぼ仕上げ、31日は直して郵便局本局に駆け込むのが定番。

 

 わざとやっているのではない、書き始めると10枚だから二日あれば何とかなるのだが。自然にふっと書き始めるというのが、期日が迫らないとなかなかできない。じぶん、なにやってんだろうといつも反省する。

 手をこまねいていたわけではなく、数か月前から、何度も書きかけては挫折している。時間があるとあれこれ迷う。

 

 今回は都築審査員が前作に関するコメントで、「社会的作品なので僕は押さなかった。私小説の人のはずだ」と書いてあった。

 正確な引用ではないが。要するに、私小説を書け、というメッセージだ。

 

 だけどこの雑誌の方向は、社会の問題をみせることになる。そうすると私小説であり、さらに社会も垣間見えるような作品がよいのだが、うまくいかない。

 例をあげれば私小説ではないけれど、語り口が一人称なので、遠藤周作「わたしが・棄てた・女」みたいな作品。愛を夢見る田舎出の娘と、ブルジョアに取りいろうと娘を捨てる無情な大学生と。ハンセン病問題も入り、世相も入っていた。

 読んだ後、思った。こんなのは書けない。でも近づかねば。

 

 31日には本当にあせった。印刷ができない。インク切れであった。置くタイプのパソコンは古いので、立ち上がりはめちゃめちゃ遅い。それでノートパソコンに書いて、飛ばしたのだが、古い方は何度も書式が勝手に!!変わってしまう。

 応募先は30文字×40行なのに、なぜか29文字とかに化けてしまう。やっと刷り上げてから気が付いた。

 長くね?

 

 14枚きてた、10枚内なのに。気が付いたのは31日の午前、あわててカットにかかった。箱タイプ(ひとつの物語の中にもうひとつ物語がサンドイッチのように入っている)だったのだが、これなら何とか切れる。外の箱は捨てるしかない。書き出しは気に入らないけど、もう時間がない。外側で3枚切ったから、あと一枚、どこをカット?

 昼ごはんも食べられず、郵便局に向かう自分をエレベーターの鏡でチラ見したら、幽鬼のようだった。

 

 帰りは自分にご褒美、ラーメンだあ。梅田の地下、王将の餃子の割引クーポンがある。一皿分ロハになる。昔はこのクーポンが新聞広告だったから、切り取らなければならなかった。今はスマホでラク。

 ラーメン、餃子二人前、マックでソフトクリーム。帰り道、差し込むようにお腹が痛くなった。

 そうだ、二日間、ろくに食べてないんだった。それにしてもトシをとるのは情けない。昔なら、ラーメンとチャーハン、餃子三人分はいけたぞよ(泣)スイカだってまるまるひとつ食べられたのに。

 あたしが住んだので、今いる部屋は、次回の借り手には事故物件ではなくなっている。実際の所、事故物件がどうのというけれど、一年誰かが住んでしまえば、次借りる人には告知義務ないんよ。

 

 この部屋、二年近く住んで、せっかく住み心地がよくなったのに。ええとこの部屋、自殺だっけ? 事故物件ばかりなので、もう忘れてるよ。

 

 次の引っ越し先は、信夫さんという人の六畳間での不審死。畳一畳分だけ、おおやさんが変えたのでそこだけが青っぽく真新しい。ほかは古い畳。

 

 実は畳は総入れ替えでないと、ややこしい。ご遺体の体液は畳の下に落ち、養分に虫が群がり、その虫たちは隣の畳にも少しは残存している。つまり死体を土に埋めたような状態になる。

 だから、せっかくこちらで入る直前に殺虫剤をまいても、夏の間にまた虫が発生、再び殺虫剤をまくことに。

 

 それであたしは渋っていた。しかしおおやさんからの電話がかかり、五百円下げるという。お家賃が半額な上にさらに五百円ひかれるとは。

 

 そのときあたしは先住者のノブオさんが、読んでるなあと感じた。はいはい、行きますってば。

 

 事故物件の映画では、死者はおそろしい幽霊になるけれど実際は違う。部屋では少しの間、魂がさみしがっている。それから長短はあるけれど、二か月以内にはいなくなる。

 死者の残存は、「さみしさ」が一番多い。

 

 お風呂場で首つりした人のお部屋にすんだとき、お風呂場からはわびしいとか淋しいとか思いが吹き上がってきていた。この人はおじいさんだった。

 

 新たな部屋は不審死とあるから、ご遺体は発見が遅れた。争った痕跡もないから殺人ではなく、テレビドラマみたいに捜査一が乗り込むこともない。解剖もして貰えない、よくある話の一体だったのだろう。

 

 でもみんな順番やからね。