国鉄時代の日本では、人の名前を付けてはダメという規定があった
そうです。必ず在所の名前を付けよというのがルールで・・・。
しかし・・・。
伯備線(岡山～山陰)に方谷駅 が存在する。
れっきとした人の名前・・・。
ルールを特別に曲げてもらったそうです。
山田方谷先生の名前を付けたいと、地元の人が鉄道省へ陳情。
ところが・・・。
鉄道省の人は知らないんですね。山田方谷を・・・。
ダメだダメだ。人の名前は。
ところが・・・。
山田方谷の弟子の弟子がなんと鉄道省の役人にいた。
『山田方谷先生の偉さは私は聞いている。ぜひ自分もなんとかしたい』
ということで付いたとか。
山田方谷 という名は、私も『峠』で始めて知った人ですが・・・。
河井継之助 がはるばる松山(備中)まで。
政治家でもあり、学者でもあり、しかも財政通と聞き憧れて尋ねていく人
その人なのです。
このまま書いていくと脱線しそうなので・・・。
『人名が付いた駅』の話でした。
