エコープロジェクトふわふわ日記

The School ECHO Project代表理事、山田響子のブログ。

“夢をカタチにできる子”が育つ世界を目指して、
大人の連携支援や、地域にある子どもの居場所づくりをしています。

ふわふわと、でもしっかりと、大きな夢に向かう途中で考える、小さなこと。


テーマ:

京都YWCA

(ワイ・ダブリュー・シー・エー/Young Women's Christian Association)

“多世代・多文化”の人との出会いを活かして
親も子も「その人らしく」生きれるように



○ 平成25年度オープン予定

● 対象年齢: 4~6年生(弟妹可)

● 運営日時: 平日15時~19時(20時までの夕食付延長可)

● 住所: 〒602-8019 京都市上京区室町通出水上ル近衛町44
(地下鉄烏丸線丸太町駅より徒歩9分)


エコープロジェクトふわふわ日記
1936年竣工 京都YWCA会館

「京都YWCA」とは、キリスト教を基盤に、世界平和、文化や言語を超えた人々の協力、女性の社会参画とそのサポートなどを行っている国際NGO。来年(2013年)で90周年を迎えます。変化する時代に応じて、そして個人のライフステージに応じて、女性を中心に「その人らしく生きる」ための、さまざまなプログラムを展開しています。

そんな「京都YWCA」が、来年度から「子どもの居場所」プログラムの開始を予定しています。なぜ今、「子どもの居場所」が必要なのか、何がその障害となっているのか、担当の山本さんよりお話を伺いました。




○ 「多世代多文化の人が出会う」 が一番のコンセプト

山本さん
5年くらい前かな。
行政(京都市)が、放課後の子どもの居場所を整備する児童館事業(※)の運営委託先を探していることがあり、この地域の子ども達の状況やニーズを調べながら、私たちに何ができるだろうか、という話し合いを始めたのが、子どもの放課後の居場所づくりに取り組む直接のきっかけになりました。

(※)児童館の中で学童クラブを運営する

その時、児童館事業に着手するということには至らなかったんですが、その後もそれに代わる地域の子どもたちのための場所を提供できないかな、と考えるようになり、今に至ります。

山田:
行政の児童館事業がある中で、京都YWCAさんが敢えて「子どもの居場所」プログラムを独自にやろうと思ったのはなぜですか?

山本さん
うちは、「多世代多文化の人が出会う」が一番のコンセプトなんですね。子育て支援の参加者でみたら0歳から、リサイクル活動に参加してくださっているおばあちゃんたちまでが日常的に出入りするので、多世代の人たちが自然に出会う、そしてコミュニケーションが生まれる場所なんです。

山田:
その出会いの場を活かした「居場所」づくりをしたいと考えたわけですね。

山本さん
子育て中の外国籍のお母さんを、“多文化ママ”と呼んでいるんですけど、子連れでいらっしゃる多文化ママが増えてるんですね。多文化ママと一緒にお弁当を食べるとか、お弁当の作り方教室とか、日本語教室とかも別途でやってます。

山田:
へぇ~

山本さん
ここに来る目的は違うけれど、同じ場所でいろいろやっているので、多世代多文化の人に“出会う”ってことを大事にしたいなと思っています。

ここでは夕方に英語クラスもやっていますが、英語をしにくる子どもたちに、おばあちゃんたちが話しかける光景も日常です。「子どもの居場所」プログラムが、既にここで活動している“こと”や“人”が結集できるひとつのプログラムになればいいなと思っています。

ドーナッツの大学生たちも「学校でも家でも会わない面白いおばあちゃんや変わったおばさんと会えるのがいい」って言ってくれるんですね。きっと子どもたちもそうだろうし、そういう人と普通に会って、いろんな人がいることをわかってほしいです。



○ 「居場所」プログラムは、「一緒に育てましょう」っていうメッセージ

$エコープロジェクトふわふわ日記


山田:
具体的に、子どもたちはどのように、京都YWCAさんの「子どもの居場所」で過ごすんですか?

山本さん
来れるときに来てもらえたらいいので、放課後遊びにくる場所として使ってもらえたらいいなっていうのと、大学生チームの特別プログラムとか、絵本の読み聞かせとか、他のプログラムとリンクさせることで、わたしたちの願っている“子どもの体験”というものが実現できるかな、と思っています。

あとは私たち主催の英語クラスの他に、子どもさん対象にチェロや絵の教室をやってる人がこの場所を借りてくれて教室もやってるんですよ。そういうところともタイアップできたらいいですね。

山田:
放課後がより豊かになりますね。「他に行き場所がないから」ではなくて、「ここに来るといいことがある」と思って来てほしいですもんね。そして子どもたちが大きくなったら、また大学生としてプログラム企画で戻ってきてくれたらいいなぁなんて。

山本さん
まさにそうなんですよ!

あとはそうですね、宿題をみてあげる時間のない方も多いので、やりたい子は宿題を帰るまでにやれるようにっていうのと、ジャンキーじゃない手作りおやつを食べてもらうっていうのも、やりたいと思っています。定期的に、自分で食べるものを自分たちで作る体験も入れたいですね。

“食べる”っていうことを大事にする体験、“食育”を入れたいと強く思ってます。お菓子作りのすごく上手な方や、協力してくれるおばあちゃんはいっぱいいるので。

山田:
それはすごい強みですよね。

山本さん
子どもの“遊び”と“育ち”の中に、“食べる”ってことを、それも一人じゃなくて“誰かと一緒に食べる”ってことを入れたいんですね。

本当は定時を夜8時までにして、一緒に夜ごはんを食べようと思っていたんです。そこはアンケートでニーズがそんなに高くなかったので7時にしましたけど、毎回じゃなくても、「今日はちょっと大変」っていう時に使ってもらいたいですね。

山田:
どうしてもしんどい時ってありますもんね。

山本さん
絶対毎日何時までに手作りを食べさせなきゃいけないっていうお母さん像が正しいとは思わないですね。だからこれは、それをきちっとやりなさいってメッセージではなくて。いろんな人とごはん食べてもおもしろいと思うんですよ。

山田:
昔は親がいなくてもおじいちゃんおばあちゃんがいたり、近所の人が一緒に食べさせてくれたりっていうのがありましたよね。それが、女性が働きだして、そこだけが残って、周りからの協力がなくなってしまった気がします。

それを踏まえて京都YWCAさんは、子育て支援など色々とされている一環として、「子どもの居場所」プログラムを考えているのかな、と感じました。子ども対象のプログラムだけど、保護者の方にも「一緒に育てましょう」というメッセージを送っているのかなって。

山本さん
その通り。「子どもの居場所」は、子どもたちにとってハッピーな場所であるのは当然なんですけど、その裏に、お父さんお母さんもハッピーになっていくための場所と思っています。

山田:
2003年に文科省の通達で子どもの居場所作りが始まったけれども、場所があるだけで、子どもが行きたがらない場所も多いんですよね。子どものための居場所のはずが、大人目線で運営されているというか。
だから、「子どもも大人もハッピーが大事」、それを根底においているのが素敵です。

山本さん
私たちは、親も子どももそれぞれの個性を豊かにしていく「個育て」をうたっているんですね。「居場所」プログラムの中心は子どもたちだけど、周りにいる大人たちも個人の生きていく人生を豊かにしましょうという目的を持ってやっています。



○ 一番の障害は、居場所そのものより 「行き帰り」

$エコープロジェクトふわふわ日記
 山本さんよりお話を伺うECHO山田

山本さん
実は調べてわかったんですけど、ここの徒歩圏内だけを見ると、高齢化の方が比重としては高い地域なんですよね。そこが微妙で、ここではちょっと子どもたちが通うのが難しいかな、っていうのがあって。

この場所を活用したいし、少し離れたところにある児童館はパンパンで、必要であっても入れないほど留守家庭が増えているんですけど、送り迎えは子どもにとっても親にとっても大きな負担なんですよね。

山田:
確かに、自分で行こうと思ってすぐに行けない距離というのは、子どもにとっては障害ですよね。

山本さん
英語クラスは送り迎えが必要なので、それが難しくなったから続けられないっていう人もいるんですよ。送迎のサービスを上手く考えられないかなって検討しているんですけど・・・。

山田:
行き帰りの問題で苦しんでいる「居場所」運営者はたくさんいます。

山本さん
行き帰りの安全確保を心配される方、多いですよね。自転車で子どもだけで来るのがOKなら、範囲は広がるし、その声は受け止められると思うのですが。

山田:
学校から直接通う「学童」としてではなく、帰宅後の「居場所」のひとつとして、ですね。

山本さん
厳しいんじゃないって言われるもうひとつの理由は、既に子育て支援で来てる人はここを好きになってくれるけど、専業主婦層が多いんですね。フルタイムでお仕事されているわけではないので、「居場所」をそんなに必要としてない方が多いんです。

「居場所」の方は、今までここを活用する機会のなかった、お仕事している人、一人で子育てしている人にこそ、安心して子どもさんを送ってほしいので。そこへのコネクションが今まで無かったっていうのがありますね。必要な人がいないわけではないと思うんですが。

山田:
いっぱいいると思います。

山本さん
最寄りの児童館域の三校に挨拶に伺ったときは、学校の人はこういうのすごく必要ですよねって言ってくれたんですが、実際お母さんたちにどう情報を届けられるかが課題ですね。

山田:
必要としている人に届くように、行政が、こういった民間の良いサービスの情報拡散にも力を貸してくれるといいのですが・・・。

山本さん
子どもに関しては学童もあるし、児童館もあるので、同じような場所として言っても来る理由にはならないと思うんですね。だから特色を活かそうとしているんですが、行政は児童館と放課後事業の他はノーサポートなんですよ。

山田:
行政の事業も必要だけど、他の選択肢を必要としている人もいますよね。

山本さん
発信はできるだけ広くしたいので、その中でうちを必要としてくれてる人に繋がるチャンネルを作っていきたいですね。

山田:
まずは長期休みのイベントで、「居場所」を必要としている子どもたちや保護者が京都YWCAを知ってくれたらいいですね。

来年、「子どもの居場所」プログラムがオープンしてからまた取材に伺うのを楽しみにしています!


京都YWCAでは、2012年12月25(火)、26(水)の二日間
子ども向けのお出かけプログラムを実施します。
詳しくはホームページをご覧ください。



※京都YWCAに興味を持たれた方は、下記よりお問い合わせください。
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京都YWCA (ワイ・ダブリュー・シー・エー/Young Women's Christian Association)

● 住所: 〒602-8019 京都市上京区室町通出水上ル近衛町44

● 担当: 吉村千恵さん、山本知恵さん

● お問い合わせ: https://hp.poem.jp/kyoto.ywca.or.jp/inquiry/

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