エコープロジェクトふわふわ日記

The School ECHO Project代表理事、山田響子のブログ。

“夢をカタチにできる子”が育つ世界を目指して、
大人の連携支援や、地域にある子どもの居場所づくりをしています。

ふわふわと、でもしっかりと、大きな夢に向かう途中で考える、小さなこと。


テーマ:
風の子クラブ

 「100%子どもらしくいられる」
老舗の“民設・民営”学童クラブ



● 対象年齢: 小学校1~6年生

● 運営日時: 平日 下校時~18時 (延長も可)、土曜 9時~17時

● スタッフ: 常時4名以上

● 住所: 〒136-0076 東京都江東区南砂2-28-3 山英ビル2階 
(東京メトロ東西線・東陽町駅より徒歩10分)


エコープロジェクトふわふわ日記 エコープロジェクトふわふわ日記



○ 子ども同士が「育て合う」

「風の子クラブ」は、現在約50人の子どもたちが放課後に通う、学童クラブ。

でも、学校や児童館に併設されている通常の学童クラブとは、

ちょっと・・・いや、かなり違います。


市区町村などが設置する「公設」の学童ではなく、

保護者がNPO法人を作って運営する「民設・民営」であることが、その背景。

保護者の方々自身が、運営会議で話し合って色々と決めているため、

公設の学童クラブとは違う、オリジナリティが出るのです。


例えば、「風の子クラブ」には、小学6年生まで通うことができます。


公設の学童クラブには、一般的に3年生までしか通えないため、

私が保健室の先生として学校に勤めていた頃には、

家に帰っても一人ぼっちの4・5・6年生たちがとぼとぼと校庭に戻ってくる様子を

もどかしく思っていました。

(公設学童との詳しい違いは、こちらをご参照ください)


ところが、「風の子クラブ」と、

障がいをもった子どもたちの学童「ぞうさんクラブ」が並ぶ、

一見普通のマンションの2階には、

放課後になると、低学年の子も高学年の子も、ごちゃまぜにやってきます!



「ここでは子ども同士が育て合うんです。」

指導員代表の小川さんがおっしゃっていたこの言葉は、

幅広い学年の子どもたちが通う場所だからこそ出てくるもの。


それは、子どもたちの様子を見ているとよくわかります。



宿題をしたり、本を読んだり、外へ遊びに行ったり、基本的に過ごし方は自由。

すると、自然発生的に遊びが始まることもあれば、

時にはやり過ぎたいたずらや、ケンカが始まることもあります。


驚いたのは、そんなとき、すぐに大人が介入するのではなく、

上級生が下級生を「えいやっ」と成敗する場面がみられること!


「上の子たちが叱ってくれることで、

 指導員がなぐさめ役に回ることができる。

 そういう関係性ができています。

 昔は親や先生の目の届かない場所に、

 子ども同士の遊びの世界がありました。

 ここでは、そういう昔ながらの遊びの雰囲気を

 そのまま残しているつもりです。」



 
低学年のみでの公設学童クラブは、どうしても

“大人が子どもを預かる場所” “大人が子どもを育てる場所”

という位置づけになりがちです。

そこでは、大人のルールに、子どもたちが合わせざるを得ません。


一方、「風の子クラブ」が大切にしているのは、

子どもが100%子どもらしくいられるための、

子ども同士の世界で在ること。


そのために、

4・5・6年生がとても大事な役割を果たしていることが、

「兄弟姉妹」というより「大将と弟子たち?」のような子どもたちの関係性をみて

よ~くわかりました。




○本当の安全対策は、子どもが自分の身を自分で守れるようになること

もちろん、必要な時に子どもたちの保護や指導ができるよう、

指導員が、子どもたちのそばについています。


でも、いつも大人がレールを敷いてあげることは、

逆に、子どもが自分で育つチャンスを奪ってしまう
と、

小川さんはおっしゃいます。



多くの子どもたちは、「風の子クラブ」に通い始めてしばらくは、

「どうしたらいい?」

「これやってもいい?」

と、何でもかんでも大人に伺いを立てるそうです。


きっと“大人に許可を得て、保障してもらうこと”が、当たり前になっているから。

その方が、失敗したら大人のせいにできて、ラクだから。


でも「風の子クラブ」では、敢えて大人がレールを敷かないことで、

上級生が下級生の面倒をみるようになったり、

逆に「いばってるだけじゃダメだ」と、下級生に上級生が気づかされたり、

子どもが子どもの世界の中で「育て合う」、「失敗から自分で育つ」

ということが起きるのです。


とはいうものの、

「子どもに失敗させたくない」

「悲しい思いをさせたくない」


そんな気持ちから、

つい“自分が思う正解”を教えてあげたくなるのが、大人の性(さが)。


そこで、

「子どもの無茶や、失敗するかもとわかっていながら見守ることを

 不安に感じる保護者の方もいらっしゃいませんか?」

と、小川さんに尋ねてみました。


「やはり、失敗や、子どもの世界でのごちゃごちゃを見て、

 心配される親御さんもいらっしゃいます。

 でも、それを大人が防いだり、無いことのように振る舞ったりするより、

 そんなときどうするか、どう乗り越えるかを、

 一緒に考えるようにしています。」



子どもの世界での、うまくいかないことや、人間関係。

それは大人の世界でたくましく、優しく生きて行けるようになるための練習です。


30年間子どもたちを見てきた「風の子クラブ」では、

一見、大人がハラハラするような子どもの世界での出来事も

「この年代の子どもたちには、こういうことが起きる」

「ここを乗り越えたら強くなる。優しくなる。」

といった大きな視点で見ているのです。



「本当の安全対策は、

 子どもが自分の身を自分で守れるようになることです。

 一生、わたしたち大人がレールを敷いて、

 辛いことから守ってあげられるわけじゃないですから。

 だから子どもたちには、ここで思い切り子どもらしく過ごして、失敗もして、

 たくましく育ってほしいですね。」




その願いのとおり、本当に、「風の子クラブ」の子たちは、たくましいんです!


臭いものに蓋をして、辛いことから目を背けて、子どもたちを“護衛する”より、

子どもの世界でのごちゃごちゃもぜーんぶ“見守る”方が、

大人もハラハラ、心配します。


でも、口を出すのをぐっと我慢して見守っていることで、

子どもたちはちゃんと自力で乗り越えて、強く育つのかもしれません。



子ども同士の世界を見守れる、

いざという時に指針となれる、そんな大人がそばにいる安心感。

そんな風に自分自身も、強く、優しく、たくましい大人でありたいと

背筋がしゃん!と伸びました。



※風の子クラブに興味を持たれた方は、下記よりお問い合わせください。
_________________________________

風の子クラブ

● 住所: 〒136-0076 東京都江東区南砂2-28-3 山英ビル2階

● 指導員代表: 小川さん

● 問い合わせ: http://www.kazenoko-club.com/postmail/postmail.html

         03-3647-8155 (平日12:30~19:30)
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