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ニンテンドーDSにて「スライムもりもりドラゴンクエスト2(仮)」の発売が決定

スクウェア・エニックスは、「ドラゴンクエスト」シリーズとしては初のニンテンドーDS専用ソフト「 スライムもりもりドラゴンクエスト2(仮) 」の発売を決定したことを明らかにした。
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ずっと昔、我が家の小豆色と白色のファミコン本体が壊れたとき、私は『ドラクエ2』において、水門の鍵を開けたところだった。そして再びゲームを手にしたのは、ゲームボーイにで『ドラクエ1と2』が移植したときだった。他には『3』を安く手に入れたり、『テリーの冒険』を友だちから貰ったりして、それぞれクリアしたのだが、これからは媒体を完全にニンテンドーDSに移行してしまうのかと思うと、取り残されたようなサビシイものがある。(買えばいい話ではあるけど、なんかね)

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で、ドラクエ。

『1』がファミコン版で発売された当初(1986年頃だと思う)から、友だちのクミリーが持っていたので、一緒にやってた。
最初は手ぶらだが、武器・盾と購入すると、ちゃんとワールドマップ上でもキャラクターの手に握られる。結構芸が細かいと思った。でも、話す時はキャラクターに対し、東西南北のどの方向にいるのかを選択しなければならない。「南半球だと北は上じゃないよ」という突っ込みは、もっと大人になってからした。

大人になったときは”コンティニュー”の意味も分かった。逆に言うと、私とクミリーは常に”スタート”で開始したため、いつまで経ってもレベル1で、ガライの墓さえも行けなかった。”コンティニュー”の意味を悟ったときは、私の中でヘレン・ケラーが「水」と言う単語を理解したような驚きと喜びと光があった。でも、復活の呪文をメモするのを忘れたり、間違えてメモされてたりすると、ヘレン・ケラーはくじけた。・・・って”スタート”から開始してた時に比べたら、大したことないが。

復活の呪文というシステムに気付くのが遅かったため、私とクミリーが育てたキャラクターは、他の友だちのそれに比べてレベルが著しく低かった。そんな私たちを見かねたのか、サンゴさんから「レベル30(最高レベル)の復活の呪文を教えてあげるよ」と言われた。そしてその翌日、復活の呪文をメモした紙を手渡してくれた。

ソフトはクミリーのものだったので、私は紙をクミリーにあげて自分は覚えることにした。なんとおよそ20年経った今でもその呪文を覚えている。


”しそめけひ ひせぜごるるわ ぐぞはまめ おので”


入力すると、お城の中の見慣れたオープニングだが、レベル30でロトの鎧とロトの剣と水鏡の盾を手にした見慣れない勇者が、王様の前に立っていた。「そなたはもう十分に強い! なぜ竜王を倒さないのか!」冒頭から王様に愚痴られてしまった。その右側にはお初にお目にかかるローラ姫がいる。勇者にべたボレの様子だった。

城を出るとあまりのレベルの高さに、出現したモンスターが次々と逃げ出していく。初めてのことだった・・・っていうか、それなら最初から出現しなきゃいいのに。竜王の城の内部についても助言を受けていたのでさくさくと進み、ボスキャラである竜王もさくっと倒してしまった。ルーラでお城に帰るとすぐにエンディングを迎えてしまって、正直、とてもつまらなかった。やっぱりドラクエのキャラクターは自分で育てて、いろんなイベントを経験しないとね。

自分の育てたキャラクターで初クリアした頃、ドラクエ好きの友だちタカさんに声をかけられ、一緒にドラクエをテーマに漫画を描いたことがある。その漫画の表紙は、プリントごっこで印刷されてた。奇妙な力の入れ方だと、今なら思う。

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ここまで、思い入れのある『1』について長々と語ったが、イラストは『2』のキャラクターだ。この絵を描いた1991年(イラストのはじっこに書いてあった)は、まだ『2』も『3』もクリアしていなかった。

タカさんとの共作から数年、”ファンタジー”というテーマでイラストを描くことになった私は、クミリーとタカさんとの想いを胸に、このイラストを描いたのだった。

ということで、これから『ドラクエ』漫画も出していくつもり。ちなみに私はサマルトリアの王子を主役にして、ストーリーを展開するのが好きだ。