新車から乗りはじめて10年、彼との別れの時が来た。
今年5月から艱難辛苦を乗り越えなんとかあと10年は乗れるように整備が済んだばかりだった。
ランドローバーが2002年に取り扱いを始めたディフェンダー110、アルミボディの無骨な車体は、私が待っていた車そのものでした。彼との思いでは有りすぎる・・・
別れは突然来る物だ、金銭面だけでは片付けられない事もあった。トラブルの続いていた7月のある日、かみさんが運転中に沈黙・・・ハザードも付かない状況・・・次の日、車に関して寛容だった彼女の一言が効いた「もう、あの車は怖くて乗れない」確かにそうだろう、私自身も豪雨の中ハザードも付かないディフエンダーを交差点から移動させたばかりだったからだ。
10年もすればある程度のトラブルは付きものだ。それを承知でこれまでディフェンダーだけでなくいろんな「不便」とつきあい、楽しんできた。
別れとの拍車をかけたのがディーラーの対応だった。サービスはトラブルのたびに、頑張って故障を探求してくれた・・・・まぁ、時間と金額は加算されたが・・・しかしディーラーとしての対応があまりにもお粗末だった。代車一つでもそうだ、確かに入庫が多く対応しきれない場合もあるだろう、しかしそれぞれに事情も抱えているユーザーもいるのだ。
ある日、店長と話しがしたいと申し出た。「ただ今、外出しております」との返答、どのくらいで戻るのかとの質問に「どこに行ったのかが分からないので分からない」との返答「pardon!!!」おいおい、組織としてどうなのか?
待つこと5分、音もなく店長が現れた・・・これまでの経緯といかにランドローバーを愛しているかを建設的に語らせていただいた。しかし店長は代車について謝る一方だった・・そこじゃない!!まあ、すこしあるが・・・
私は商売人ではないが、いち消費者として大きな物を買うときはブランディングだけではなくそのときの接客、さらに販売担当者に信頼を置いて購入しお付き合いしている。もし、担当者がそのお店から移ったらその人について行くように・・・多くの人もそうであろう。
我々の仕事、取材もそうだが最後は「ひととして」の付き合いであり、出会いであると考える。
それが途切れたとたん自分の愛してやまない物までの何かが途切れる・・・
話しがまとまらないが、まあ、そういった感じである。
さあ、次の不便を探しに行こう!!