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2009-11-24 04:09:42

初めて見ました。-暮らしの中の新発見-

テーマ:出来事いろいろ

先週の土曜日。よく晴れた陽射しの下で畑でひと汗かいて過ごしました。


この日行ったのは、蚕豆の種まき。


今、この時期に蒔いた種は、3週間ほどで芽を出し小さな苗となります。

その苗は、霜や雪にさらされながら厳しい冬を過ごし、桜の花が散る頃に可憐な花をつけ、そして6月のはじめごろ初夏の陽射しがまぶしく照りつける、まさに「ビールが美味しい季節」に実りを届けてくれます。

秋が深まるこの季節、畑はすでに「夏支度」に取り掛かっているのです。




さて、その種まきを終えたら、さして仕事も無いのがこの時期の畑です。

秋の陽射しに輝いている緑豊かな冬野菜たちの美しさに、鍬をエプ子さんに持ち替えて畑で過ごした僕でありました。(エプ子さんが切り取った畑の情景は別堂 にて)



そんな中、エプ子さんが切り取った1ショットです。



(直径3mmほどの赤い小さな実)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



さて、この赤い実、いったい何の作物が実を付けたかお解りでしょうか?

その作物、みなさんもよくご存知の野菜のです。

これまで、この野菜が季節になると小さな花を咲かせるのは知っておりました。が、実を付けているのを今回、生まれて初めて見つけました。

というか、恥ずかしながら、この野菜が実を付けることすら知りませんでした。


我が畑では、かなり以前から亡き母が育てており、母の亡くなったのちに畑を引き継いだ僕がいったん不手際から株を絶やしてしまったものの、その後、あらためて畑に苗を植え、かれこれ3年ほど経ちます。

そんな経緯もあって、この野菜との付き合いはそれなりに長いものがあったつもりでした。


えぇ~っ!

これって実がなるんだ!!



僕にとっては、あまりに身近で起こった驚きの大発見であります。

畑でエプ子さんを構えながら、この発見に独り大興奮していた僕でありました。






さて、どなたかお解りになった方はいらっしゃいますでしょうか?


ヒントは


① 昔から白や緑などがあり、最近は紫などもあります。(ちなみにこの実も紫の品種です)


② 主に日本では緑が食べられますが、ヨーロッパなどでは何といっても白が主流です。


③ 産地としては北海道が有名です。






もうお解りでしょうか?



正解は



アスパラガス(正確には紫アスパラガス)



いやはや、本当にびっくりしました。

アスパラガスってこんな可愛らしい実がなるんですね。

アスパラガスというのは、5月から6月にかけて収穫するのですが、今は来年に向けて株を育てる季節に当たります。

収穫時期ではない今の季節、アスパラガスのエリアにはあまり足を向けないのことは確かですが、それでも株に追肥を施したり雑草を取ったりとそれなりに手入れはいたします。ですので、一年を通じてすっかり見慣れているつもりでおりました。




それまで見落としていたのか。


はたまた、今年初めて実をつけたのか。



何しろこれまでまったく見た事のない光景に出会った僕なのでありました。





畑の中でファインダー越しこの赤い実を見つめつつ、ほんの身近かにもまだまだ知らないことがあるのだという事、そして、ちゃんと周りを見つめる事でこうした「発見の喜び」が待っているのだという事に心から嬉しくなったこの日の僕でありました。



海沿いの小さな畑で起きた大きな発見でありました。



2009-11-23 06:14:01

冬の名脇役-秋の恒例行事・2009-

テーマ:暮らし

このところ、朝夕にはめっきり冷え込む日が多くなり、日一日と秋の深まりと季節が冬に近づいているのを実感するこちら伊勢湾沿岸です。

そんな季節を迎え、我が畑も先週には息子を中心にイトコ軍団により秋の収穫を行いました。


さて、畑も秋の景色が広がっておりますが、庭先も秋色に染まっております。

エプ子さんでその光景を切り取ります。(その他のショットは別堂 にて)


(たわわに実った秋色の実)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



庭に植えられた姫柚子の木。

昨年は裏年でしたので少し寂しい実りでしたが、今年は当たり年となりこうして枝一杯の実をつけてくれました。

ほとんど手入れをしていないにもかかわらずこうして実ってくれる事を本当にありがたく大自然の営みに感謝する僕であります。



この色づきを迎えたら、僕がひと仕事する合図です。


この実が色づけば、まもなく冬を迎えます。

冬の寒い木枯らしが夜に欠かせないのが鍋料理。

目の前の海から届く主役の魚介類届きます。そして、我が畑で育った野菜たちがその脇を固めます。

でも、その主役・脇役を引き立てるのに欠かせない「本当の名脇役」がいます。

その「名脇役」を作り出すのが、僕の秋の恒例行事。



そう、今年もぽん酢を仕込むの時期がやってきました。


この日曜日、空を見上げれば今にも雨が降り出しそうです。「家の中で仕事には打ってつけ」ということで作業開始です。


作業をしながらエプ子さんを操るのはちょっと難儀でございます。

ということでオリ江ちゃんとバトンタッチです。


まずは摘み取りです。


どんより曇った空を見上げながら大急ぎで仕込みに使う分だけ収穫です。




(今年は豊作)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



(桶に入れて水洗い)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



皮に付いたホコリや汚れを落としてやったら一旦ざるに上げて水切りです。


柚子の水切りをしている間に「ベースたれ」に取り掛かります。


用意するのは


(日本酒)
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


そして


(昆布と鰹節)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


ぽん酢作りのレシピは様々なものが世に出回っていますが、僕のやり方は昔から日本酒をベースにする方法。


まずは、日本酒を火にかけて沸騰させます。

そして、しっかりアルコールを飛ばしてやります。


(アルコールに火をつけて)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


ある程度アルコールが飛んだら、そこに昆布と鰹節を入れてしっかり出しを煮出してやります。

昆布と鰹の旨味が出たらころあいを見計らって味付けをしてやります。



(醤油とみりんそしてオレンジ・キュラソー)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



僕のポン酢は柚子を使いますので、橙(だいだい)と違い、少し酸味が強い風味になります。その酸味とのバランスをとるためオレンジキュラソーで風味付けをしてあげるのが僕のオリジナル。


火にかけながらそれぞれを加え味が調ったらひとまずベースたれは完成。


火を止めて、冷ましてやります。



さて、ここからがもう一仕事。

火を止める頃には、先にざるに上げた柚子の水切りも程よくなっております。

その柚子をまな板の上でひとつづつ半分にカットしていきます。

ぺティーナイフを入れると部屋一面に柚子特有の爽やかな香りが広がります。

部屋中に広がった香りに包まれながら全ての実をカットしたら、今度はそれを手で絞って果汁を取り出します。


(果汁と絞った実の山)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



ちゃんと数えておりませんが、大体5~60個ほどではなかったかと思います。

それを半分して2倍になりますので、ざっと100~120片ほどを絞った計算になります。

作業を終えるまでに大体一時間ほどかかりました。

絞り終えたら指がつった僕でありました。


絞り終えた頃には、先のベースたれも冷めております。

そのベースたれにこの果汁を注ぎいれてかき混ぜたらぽん酢の完成です。



これから迎える冬。

何度となく登場するであろう鍋料理にこの脇役が大活躍してくれることでしょう。

本当は冬が苦手な僕ですが、部屋中に広がった柚子の香りに包まれつつ、今年も冬を楽しみに変えてくれる脇役が出来たことを嬉しく思うのでありました。




とある田舎の秋の行事のひとコマでした。



2009-11-21 11:51:17

初収穫。

テーマ:携帯短信
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記--NEC_0802.jpg
青空の広がった休日は、畑で土と戯れて。
 
すくすく育った大根を初収穫。
 
始まりは、ひと粒の種から。
 
大自然の営みの偉大さを実感。
 
大地の恵みに心から感謝して。
2009-11-17 20:12:01

癒し家にて。

テーマ:携帯短信
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記--NEC_0801.jpg
車海老を塩焼きで頂きます。
 
もちろん目の前の海の恵みです。
 
 
今日も一日終わりました。
 
では、乾杯っ!
2009-11-16 05:47:24

秋の恵みは土の中から。

テーマ:暮らし

このところすっかり秋らしくなった伊勢湾沿岸です。


先週の土曜日(11月14日)のこと。金曜日の夜中から降り始めた雨が朝になってもかなり強く降っておりました。

家内は仕事に出かけたため、雨で野球の試合が中止になった息子と二人、家で過ごしておりました。

そこへ息子が家にいるというので、近くに住む甥っ子達が遊びにやってきました。

外に出られないので部屋の中でwiiに興じている息子達でありました。


さて、朝には降っていた雨も10時ごろにはすっかり上がり、青空が広がってきました。

お昼ごはんを食べて後、あることを思いつき、畑を見回った僕は、「これなら大丈夫だろう」と判断し、息子たちに声を掛けたのでした。



今年の初夏、いつもの場所を耕し、苗を植えました。

植えたときは50cmほどだった苗は、梅雨の季節にしっかりと根をはり、そしてどんどん成長して畑一面に長い蔓を張り巡らしていきました。

そして、その蔓に茂った大きな葉は、夏の日差しをしっかり浴びてしっかり光合成を繰り返したはずです。

そして、秋を迎えて、その作り出した栄養を地面に蓄えていきました。


そう、サツマイモの収穫の時を迎えたのです。


(サツマイモ畑は今年もしっかり茂りました)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-




収穫は、少し計画をした事があって、本当は来週か再来週を予定しておりましたが、その予定が結果的にオフになりましたので、いつのタイミングで掘ってもよい状況となっておりました。

そんな中で、今日は、せっかく息子も甥っ子も家におります。

絶対wiiより面白いはずです。



「芋掘りやる人っ!」


と声を掛けますと


そろって「やるっ!・やるっ!」の合唱です。


ということで、急遽、「芋掘り大会2009」の開催となったのでありました。



(今年のエントリーは、イトコ同士の3人)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



僕が、まず鎌を使って蔓を刈り取ってやります。

あとは、自分達で畝を覆っている雑草除けのマルチシートを剥がして芋掘り競争スタートです。

蔓を刈り終えたら、僕も含めて4人がかりで掘っていきます。



「俺のが一番大きい」


「俺のほうがでかいモンね」



3人とも一生懸命です。

わいわい言いながら、一時間ほどで畑全部を掘り終えてくれました。

いやあ、楽しいことは頑張る頑張る。

あっというまに大会終了です。



(一時間の成果です)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



朝まで降り続いた雨でしっかり水分を含んだ土から掘り出しましたので、芋に付いた土も濡れています。

芋を乾かしてあげるのを兼ねてシートに並べて成績発表&品評会です。


(きれいに並べて成績発表&品評会)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



ここでも、


「これは俺が掘ったヤツだぜ」


「やっぱり一番は俺のだな」


と3人で自慢大会です。

甥っ子2人に袋を渡し、「自分で掘った芋はお土産だからね」と持たせてやりました。

夕方に迎えに来たお母さん(僕の姉です)に早速袋から一番の大物を取り出し自慢していた甥っ子達でした。

もちろん我が息子も帰宅した家内に「俺の掘ったヤツ」と見せておりました。



今年もまずまず豊作だった我が畑のサツマイモです。

初夏の頃苗を植え、その成長を見届けながら、自然の営みと対話しつつ、こうして収穫の喜びを体験させて上げられる。

息子や甥っ子たちの無邪気に芋掘りに熱中する姿を見ながら、この時間を持つことが出来る我が田舎暮らしにあらためて心から感謝する僕でありました。




とある田舎の「秋の休日」のひとコマでした。






2009-11-14 15:35:46

秋の恵み。

テーマ:携帯短信
海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記--NEC_0800.jpg
お昼まで降った雨も午後には上がりました。
 
野球がお休みになった息子と甥っ子も誘ってイモ掘り大会を決行です。
 
 
今年も大自然の恵みに心から感謝。
2009-11-13 18:19:10

弁明しはったんです。

テーマ:

むかしむかし、ギリシャいうところにソクラテスちゅうお人がいてはったんやて。



みなさまもご存知でっしゃろ?


哲学者のソクラテスはん。



「無知の知」いう言葉といっしょに誰もが中学・高校の社会科の教科書でいっぺんは学んだ名前やないか思います。


さて、このソクラテスはんが唱えはった「無知の知」ちゅう考え方。

ようするに、「「物事を知っている」と思っている人々より「物事を知らないと言う事を知っている」自分のほうが優れてねんで」というお考えやちゅうことですわ。


で、このソクラテスはん、その論理を携えて当時それなりの地位と尊敬を集めているあちこちの皆さんに議論をふっかけては「ほれみなはれ、あんさん知った風な顔して振舞ってはるけど、ほんまは知らないと言う事を自覚できてへんねんで」とやり込めていかはったらしい。


で、やり込められたほうは、むかっ腹立った挙句に逆恨みして。。。。かどうかは定かやないですが、とにもかくにも「恐れながら、ソクラテスいうんは、国が信じる神様を信じんと違う神様を信じて、しかも若いモンをそそのかしてる大悪党でおます」と訴えられてしもうた。


この当時のギリシャというところは、都市国家ちゅうのが国の形で、直接市民が議論して物事を決めるという仕組みやったんですな。(これを直接民主制いいます)

この制度は、訴えに対する裁判でも同じで、500人ほどの市民が訴えた方と訴えられた方の両方から言い分を聞いて審判を下すというやり方やったそうですわ。


で、訴えられたソクラテスはん「わての言い分も聞いとおくなはれ」ということで500人の前でいわはったことをお弟子はんの一人、プラトンはんというお方が書きとめたのがこの本でおます。




先日の京都での散策の途中、ふらりと入った本屋さんで見つけた一冊。

僕の本棚にも「岩波文庫」のソクラテスの弁明は、確かにあります。

本当に薄い本なのですが、でも、正直しゃむつかしくて読みきったことがありません。

でも、500人の前にしゃべった記録です。きっと平易なしゃべり言葉だったに違いないとこの本であらためて思います。

結局ソクラテスは、弁明むなしく死刑の判決が下されてしまうのですが、その理由もどうやらその「物言い」が市民の心証を害しての判決とみるならば、なおさら話し言葉で書かれるというのは正しく伝わる方法だと納得いたします。



こうした本が、たまたま立ち寄った本屋さんに平然と並んでいる。

これこそが都市の持つ教養の深さの差であることを実感いたします。

残念ながら名古屋ではこんな現象は見られないでしょう。(「田舎くさい」とは違う、知性の底の薄さです)

この一冊と京都の町の奥深さに敬意を表して、関西在住8年の僕なりに「なにわ言葉」でご紹介させていただきました。

本からの抜粋は一切していない僕の言葉ですので、ネイティヴの関西人の皆様には「その使い方間違っとんでっ!」とのお叱りがございましたら、それはすべて僕の責任であります。

どうかご寛容願えましたら幸いであります。



この本も大きな収穫となった京都の旅でした。


ソクラテスの弁明 関西弁訳/プラトン
¥1,260
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2009-11-11 04:32:13

大人の社会見学 in 京都-「古の匠の技が眼の前に」編-

テーマ:出来事いろいろ

さて、青蓮院門跡を出て、山門の前の小道をのんびり歩きます。


秋の観光シーズン真っ只中とあって僕の周囲は観光客の方が一杯です。


程なく歩き次のお寺の境内へと続く階段を登ります。



浄土宗総本山知恩院。



浄土宗の開祖法然上人が晩年を過ごした場所に建立され、現在上段・中段・下段に大伽藍が建つ大寺院。

また日本一の大きさをを誇る山門は、ここでは「三門」と呼ばれ国宝に指定されています。



(国宝・三門)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



この三門が次の目的でした。


通常は門をくぐる事は出来ますが、楼上に入ることが出来ません。今、京都においては非公開文化財の秋の特別拝観が催されており、この三門も内部が公開されているのであります。

せっかく東山まで来ているのです。この機会を逃す手はありません。

特別拝観料を払って三門の階段を昇った僕でありました。


楼上の内部は釈迦無二仏とそれを取り囲む十六羅漢の像が安置され、周囲は狩野探幽を中心とした狩野派の画家たちによって極彩色に彩られた極天上界が描かれておりました。

扉から差し込む日の光しか照明のない暗い内部ですが、その明かりに柱や梁そして天井の全面に描かれた素晴らしい絵に足を踏み入れた誰もが息を呑んだのであります。

本当に良いものを観る事が出来たという満足感で門を出て、本堂に続く石段を登った僕でありました。


御影堂を参拝し境内を散策することに。


歩いていくと大きな工事現場に出くわしました。



(平成の大修理の真っ最中)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


こうした大普請が行われているのをまったく知りませんでしたが、現場の横の通路はどうやら通り抜け出来そうです。そのまま境内を進むことにいたしました。


すると、ヘルメットを積み上げたテーブルの向こうから、「どうぞご覧になっていってください」との声を掛けられたのです。


なんと、この大改修の現場を見学させてくれるというのです。

高いところはあまり得意ではありませんが、「巨大木造建築」となれば話は別です。

というのも僕の父はかつて大工の棟梁でした。

子供の頃から父が普請を請け負った建築現場が僕の遊び場でした。

そんな環境で育った僕は、今でも木で作られた建物に大きな愛着を覚えるのです。

これぞまさに生涯見ることの出来ない貴重な現場です。

早速申し込み用紙に記入しヘルメットを受け取った僕であります。



足場を上って行きます。



目の前に広がったのは



(壮大な大屋根)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

いやはや「壮観」のひと言に尽きます。


いかに大工の息子とて、こんな巨大建築の現場は生まれて初めてであります。

ただ・ただ興奮のひと時でありました。


足場の周囲には、屋根から下ろされた瓦や解体された木材を展示し、京都府所属の文化財保護担当官の皆さんが懇切に解説をしてくれておりました。


(屋根から下ろされた鬼瓦や平瓦)


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


差し金と墨壺しかなかった時代、古の職人さんの叡智が編み出した高度な技と緻密に計算されたその加工技術の確かさに日本の職人文化のレベルの高さを改めて思い知らされた僕であります。


この一般公開の意義は本当に大きいと思います。

これも御仏のお導きでしょうか?

今回の偶然に出会えた事を心から感謝する僕であります。

そして何より悔やまれるのは、


この場所に息子を連れて来れなかった事。


見るべきは、大人である僕達よりも次の世代を担う子供達であり、この現場はまさに「生きた教材の宝庫」だと思うのであります。

人間の持つ知恵の深さ、そしてひとつひとつを作り上げる技の素晴らしさ。とても大切なことを教えてくれるはずです。

子供達が実際に見て感じる事こそ、その意義が大きいと僕は思うのです。

どうか、次の機会が、そして出来れば子供達に向けての企画が実現しますようにと心から願う僕なのであります。


現代に蘇った数百年前の技の素晴らしさに圧倒された休日のひと時でした。









2009-11-10 12:38:13

大人の社会見学 in 京都-「国宝、千年の時を越え姿を現す」編-

テーマ:出来事いろいろ

さて、大阪で楽しい夜を過ごした僕、この夜は大阪に一泊する事にいたしました。

明けて土曜日、折角の関西ですので、久々に京都に立ち寄る事といたしました。

もちろん我が相棒エプ子さんも一緒です。



ホテルを出て、大阪・京橋駅より京阪電車で京都・三条まで。

そして、地下鉄の駅に向かいました。

地下鉄の駅でまず購入したのは、京都詩交通局が発行する「京都観光一日乗車券」。

この乗車券を1,200円で購入すると、京都の市バスおよび地下鉄が「全線乗り放題」という大変お得な乗車券です。(京都市交通局のリンクはこちら


地下鉄三条駅から一駅、東山駅を降りて向かったのは



(こちらです)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-


海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-



天台宗 青蓮院門跡(てんだいしゅう しょうれんいんもんぜき)。


門跡寺院とは、門主(住職)が皇室或いは摂関家によって受け継がれてきたお寺のことであり、この青蓮院は、天台宗の開祖である伝教大師・最澄により比叡山に建てられた青蓮坊に始まり、平安時代末期に門跡寺院となり以来、明治に至るまで門主は殆ど皇族であるか、五摂家の子弟に限られていたそうです。

また、江戸時代の天明八年(1788年)に、大火によって御所が炎上しました時に、後桜町上皇は青蓮院を仮御所としてご避難された歴史も持つ由緒ある名刹であります。



今回、僕がこの名刹を訪れたかったのには、理由があります。


この青蓮院門跡には「青不動明王二童子像」という仏画が伝えられています。

ご身体の色が青黒(しょうこく)なことから通称「青不動」と呼ばれ、日本三不動画の一つに数えられる名画であり、国宝に指定されています。

しかし、この青不動は秘仏の中の秘仏であり、平安時代より現在に至るまで、ほとんど一般公開されていませんでした。

平素、青蓮院の本堂におまつりしている青不動明王像は複製を開眼したものであり、原画は、厳重な管理の下で大切に守られているのです。

その、秘仏が、今、青蓮院創建以来1、000年の時を経て、初めてご開帳され、一般庶民が拝む事が出来るのです。

まさに、今この時を逃しては、一生涯どころか子々孫々まで拝む事が出来ないありがたい仏様なのであります。

何故、今、大切に守ってきた秘仏のご開帳を決めれたのか?

その目的は、青蓮院門跡さんのサイトに書かれています。


曰く、道徳心の荒廃が顕著になった現代、辛い事件があまりにも多すぎ、混迷した世の中を、青不動の強いお力をいただいて、いろいろな問題を少しでも良い方向に導いていただきたいとの想いからの決断だそうです。

この想いから、見物としてではなく「お参り」に来ていただき、実物をご覧になって、青不動明王の強い力を感じながら、拝んでいただきたいと綴られています。



自然に畏怖し、その大いなる力に敬意を払い、人々の心に安寧を願う。


今、最も大切な事だと思います。


その想いに感銘を受け、是非参拝をしたいと願った僕でありました。


山門をくぐり、お堂を進むとそこに不動明王が鎮座されておりました。

薄暗い祭壇の奥から凄まじい迫力が伝わって参ります。


これが本物の持つ迫力なのか


その威圧感に圧されながら静かに合掌した僕であります。


参拝をしてお堂から順路に従って庭へ降りしばし散策、庭先からお堂の前に戻ってきました。


(庭先よりお堂を)

海風に乗せて-田舎サラリーマンの徒然日記-

お堂の中では、お寺のお坊さんにより説法が始まっておりました。

もう少しお堂に留まっていたら説法を堂内で座って聴く事が出来たのですが、少し座を外すタイミングが早かったようです。

離れたところからではありますが、「ありがたさは内も外も同じ」と庭先より説法を拝聴させていただいた僕であります。




これまで大切に守り伝えてきた日本人の心の多くが「忘れ物」となり更には「失せ物」となりかけている現代。

その事に大きな危惧と憂いを持つなかで出会った秘仏。

祭壇の向こうから大きな問いかけを投げられた思いを胸に山門を下った僕でありました。



青蓮院門跡のサイトはこちら から




京都・東山、僕の散策は続きます。



「古の匠の技が眼の前に」編に続く。


2009-11-09 05:00:11

旧友との再会は新たな出会いとともに。

テーマ:出来事いろいろ

先週金曜日、仕事のため大阪に出向きました。

用件は、来年度4月より立ち上げる新しいプロジェクトのシステムを受け持っていただく会社さんへの表敬訪問と開発環境の事前確認のため。


情報ネットワークが発達し、様々な業務がネット上で解決できるようになりました。

そんな環境化において、プロジェクトのマネージャーさんや営業担当の方々は頻繁に僕の元を訪問してくださり緊密な関係が構築されておりますが、実際開発業務に従事してくださるスタッフの方々とはほとんどがメールのやり取りとなってしまいます。

しかし、立場は違えどひとつのチームとしてプロジェクトを成功に導くため、「ここ一番」となったとき最大限にポテンシャルを発揮するのは、日頃からのface to faceのお付き合いがモノをいいいます。

というわけで、今回の大阪訪問となったのであります。

総勢15名ほどの皆さんとは毎日のようにメールを取り交わしており、お会いするのは初めてでも旧知の間柄といった雰囲気。

和気藹々とした和やかな雰囲気の中で行われたミーティングは人と人が直接会って会話を交わすことの大切さを改めて気づかせてくれた時間となりました。

この時間を持てたことでこれから本格化するプロジェクトの成功に自信を深めた僕であります。



さて、ミーティングを終えて、仕事は終了。

せっかく大阪にやって来ましたので、久しぶりに会いたい人物を呼び出すことに致しました。


普段琵琶湖のほとりに住み暮らす彼とは、僕がこの田舎駄ブログ始めて間もない頃、ありがたきご縁に恵まれました。

その旺盛なる好奇心とフットワークの軽さには、僕は常々より尊敬をいたしております。

そして、特筆に価するのは美食へのあくなき探究心。

つい先月もわざわざ「かつおのたたき」を食べたさにグリーン車に乗って琵琶湖のほとりから土佐の高知まで出かけると言う素晴らしい人物です。


2年前、京都でお会いして以来、まさに「親友」と呼びたい人物。

そう、この田舎駄ブログにも何度か登場している「インテリア海峡の一本釣り師」ことkazz0517様 であります。

そのkazz0517様、このところ勤務先の京都から自宅の滋賀とは反対方向の大阪に頻繁に出向いているのであります。

彼のお目当ては、一軒のおすし屋さん。

もともと島根県の漁師の息子であるkazz0517様ですので、美味しい魚には目がない。

そのkazz0517様が足繁く通うおすし屋さんですから、是非行ってみたいではございませんか。

ということで、「再会は大阪で!」と指定した僕であります。


大阪市都島区・京橋駅で2年半ぶりに再会。

kazz0517様の案内で飲食店が連なる通りを奥に進んでいくと目指すお店は、ありました。


お店の屋号は「京すし」さん。

すでに、常連であるkazz0517様は、カウンター奥の特等席に席が用意されておりました。

席に案内にされ、女将さんと板前さんにご挨拶。あとは、ひたすら食べて飲んでの楽しい時間です。

最近デジタル一眼を手に入れ写真を楽しみ始めたkazz0517様との写真談義に花を咲かせ、我が相棒エプ子さんをご披露したり、また、お互い年頃の似通った一人息子を持つ父親としての悩みや想いなども語り合い。

美味しい魚とお寿司に舌鼓を打ち、酒を酌み交わしながらの楽しい時間はあっという間に過ぎてゆきました。


さて、この京すしさんには、親方さんのほかに女将さんと、そして、一人の気鋭の板前さんがいらっしゃいます。

今回、この女将さんと板前さんにもお会いしたかった僕なのであります。

実は、女将さんは「sei女将」様と言う名で、板前さんも「梅」様という名でそれぞれがこのアメブロでブログを綴っておられるアメブロガーでいらっしゃるのであります。


(sei女将様のブログはこちら から。板前梅様のブログはこちら から)


特に梅様のブログは、カウンターの中で見せる実直を絵に描いたような「職人の顔」とはまったく違う「落ちがなければブログではない」という笑いに対しての鬼気迫る迫力とパンチの効いたブログであります。

はっきり申しますが、ブロガー梅様の片鱗たりとも京すしさんではお目にかかれません。

職人梅様の素顔は、生真面目な職人さんであります。重ねて申し上げますが、ブロガー梅様とはまったく別人がつけ場にいらっしゃいます。

どうか、京すしさんには、純粋に「美味しさだけ」を求めてお越しいただきたいと思う僕であります。



明日も仕事だと言うkazz0517様です。

ちゃんと滋賀のご自宅まで帰らねばなりません。

終電車の時間もせまっております。

「今度は是非、知多半島へもお足を運んでください」と申し上げ、駅でまたの再会を約束した僕たちでありました。


心地よい酔いに身をまかせながらホテルまで足を向けつつ、ネット社会が結んでくれたよきご縁に感謝し、そして、また新しい出会いに恵まれたことを心から嬉しく感謝する僕でありました。



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