臆病な僕でも勇者になれた七つの教え/サンマーク出版


本には、ファンタジーという分野がありますね。
実は私、ファンタジー好きです。

というのも、尊敬する心理療法家河合隼雄さんが、
ファンタジーの奥深さを教えてくれたからです。

かつてファンタージといえば、「子供向けの本」
という扱いでした。
ですが、深層心理の観点からみると、
神話の要素が多分に含まれるそのストーリーは、
現代人の心の奥にある何かを垣間見ることができる
大人が読んでも味わい深いものなのです。

今日ご紹介する本、


『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』


も、ファンタジーといえます。

正確にいうならば、ファンタジーの要素に、

「人生を豊かに生きるためのヒント」

を散りばめた自己啓発書です。

著者は、人気テレビドラマを手がける
シナリオライター旺季志ずかさんです。

『女帝』『カラーマゾフの兄弟』『正義の味方』
『ストロベリーナイト』『特命係長 只野仁』

などなど多数あるそうです。

この本で私がとても印象に残ったのは、
老師が口にする言葉です。

「さすが、老師!」

と、読みながら首を縦にふりました。

私は、撞着語法(オクシモロン)が好きです。

撞着語法とは、矛盾した言葉をつなぎ合わせて
言葉に深みを持たせる語法です。

撞着語法の好例に、
ハリウッドスター トミリー・ジョーンズが
宇宙人だけど地球人になって登場している
サントリーBOSSのCMがあります。

コピーが、こうでした。


***

「 このろくでもない、すばらしき世界」

***

「ろくでもない」と「すばらしき」は矛盾しています。
でも、矛盾しているから、言葉に、深みが出ます。

そんな観点から、

臆病な僕でも勇者になれた七つの教え/サンマーク出版


に出てきた、次のセリフが
私のお気に入りのひとつです。


***


「臆病なまま進め、失敗しても勇気に変わる」


***


臆病では、進むことができない。

これが普通の考え方です。

でも、人は、臆病なまま進むこともできます。
行動できます。

だって、臆病な人だって、いざとなると、
とんでもない力を発揮するからです。


つまり、臆病という理由で自分を否定し
行動しないよりも、いっそのこと、

「臆病なままでいいじゃん」
「臆病な自分でオッケー」
「臆病ってすばらしい」

そう、自分を肯定してしまって、開き直って
行動することに焦点をあてていくことのほうが
人生にとってはより大事なわけで、そのことを、
短い言葉ですっと理解させてくれる秀逸な言葉が、


「臆病なまま進め」


だと思うのです。

私は20代の頃、会社で働いていて、
ある上司から

「松山は臆病だ」

と言われたことがあります。

そのとき、腹が立ちました。
でも、心の奥底で自分が感じていたことを
ずばりと言われたからこそ、ムッとしたわけです。

言われてから、しばらくたってから冷静になり
「そうかも!」と、反省できました。

その反省をよりポジティブに変換してくれる


「臆病なまま進め」


という言葉を知っていたら、もっと、
よりよい学びを得ることができたとのではと思います。

そんな学びになる、いい言葉だな~と記憶に残るものが、
この本で、私は5つありました。

ネタバレになってしまいますので、
もちろん、ここでは書けませんが、
もし、本屋で見かけたら、
ぜひ、手にとってみたらいかがでしょうか?

特に10代、20代の若人にとって大きな学びになる
いい言葉が、たくさん、のってます!


そうそう!

お父さん、お母さん、

お子さんへのプレゼントに、1冊、いかがでしょう!


臆病な僕でも勇者になれた七つの教え/サンマーク出版
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