骨や筋肉のもとになる「間葉系幹細胞」を培養・移植して歯茎を再生させることに、広島大学の研究チームが成功し、広島市で開催中の日本再生医療学会で18日発表した。
 広島大の栗原英見教授と、同大発祥のベンチャー企業である「ツーセル」(広島市)が30歳から65歳までの軽症の歯周病患者11人に臨床研究を実施。患者から採取した骨髄液から間葉系幹細胞を取り出して血清の中で培養、コラーゲンと混ぜて歯茎の中に注入して移植した。
 この結果、11人のうち通院しなくなった3人を除く8人のうち、6人の歯茎が4ミリから8ミリ程度回復したのを確認したという。
 歯周病患者は国内に約3700万人いるとされ、ツーセルの辻紘一郎社長は「大学病院を中心に実際の治療に活用したい」と実用化を目指すとしている。 

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