【時間と自分のあり方】 | カリフォルニアの建築家日記

【時間と自分のあり方】

 

某大学でゲストレクチャーしたよ。

やっぱり、学生のみんなと話すとこっちも元気をもらっちゃうんだよねぇ。

 

「今まで一番重要な知識であり、一番役に立っている知恵はなに?」

ちょっと考えて、頭に浮かんできたのは2つの方程式かなぁ。

 

Pareto's law

The Pareto principle (also known as the 80/20 rule, the law of the vital few, or the principle of factor sparsity) states that, for many events, roughly 80% of the effects come from 20% of the causes. ... Pareto developed both concepts in the context of the distribution of income and wealth among the population.

https://en.wikipedia.org/wiki/Pareto_principle

 

パレート原理(80/20ルール、重要な数学の法則、または因子希少性の原理とも呼ばれているらし。。)は、世の中ほとんどの事柄について、約80%以上の効果・結果は20%の原因から生じるという自然のルール。僕は摂理だと思う。 

パレートさんは、人口間の所得と富の分配の文脈で両方の概念を開発しました。

 

例えばねぇ。。。

目標を作る時、

夢を見る時、

憧れる時、

「求めている効果」は普段では成功不可能のように感じるし、とっても難しいから自分にはできないって思いがち。

でも、この自然の摂理では、そうやって思っている人が80%以上いるっていうことなんだよ。

 

「どういうことだろう?」

つまり、みんな難しいって思っているから、

みんな不可能って思っているから、

実際にチャレンジとして行動する人は20%以内の人たちということなんだよねぇ。

 

だから、みんな同じことをしている限り、みんなと同じになるし、

人と変わったことをしている人は、

みんなとは違う世界を体験出来るっていうこと。

 

80%のグループか、

20%のグループか?

 

それは自分で決めることだけなんだってさぁ。

 

そう考えると、自分がやりたいことができるかどうかは、

才能があるとか、家系がどうのこうのとか、どこの大学を卒業したとか、

まったく関係ないってことになるねぇ。。

 

みんながやっていない時にやってしまう。

成功する確率はみんながやっている時に一緒にチャレンジする時より、はるかに高い。

 

「みんながやっているから、自分も一緒にやっておけば大丈夫。。」という生き方は

最大のリスクとなるから、気をつけようねぇ。

 

 

Parkinson's Law

Originally, Parkinson's law is the adage that "work expands so as to fill the time available for its completion", and the title of a book which made it well-known.

https://en.wikipedia.org/wiki/Parkinson%27s_law

 

パーキンソン病の研究からわかった自然という摂理が人間に影響する事実の一つとして、「仕事が完成までの時間を埋めるように拡大する」というおかしな法。

 

 

「仕事が拡大する?」

 

この摂理を知らなかった自分は、

 

仕事ができるようになればなるほど、

 

世の中の仕組みがわかるようになればなるほど、

 

毎日益々忙しくなり、

 

結果、家族、友達と過ごす時間が亡くなったばかりか、

 

自分の時間まで一切ないライフスタイルを経験することになったんだよねぇ。

 

 

 

振り返って見ると、

 

あの時の自分は表では平気な顔をしているお面をかぶりながら、

 

心の中では今すぐ逃げ出したい疲れ切った人生だったなぁって思う。

 

 

パーキンソン法を性質として理解してみると、説明がつく。

 

無意識に、時間は無制限あるって思っていたし、

 

仕事をたくさんすることで、成功するものだと思っていたから、

 

10日間、作業する時間があるならば、10日間十分時間をかけて作業していたし、

 

8時間しかない大変な締め切りがあると課題がくれば、8時間十分時間をかけて作業をしたもの。。

 

 

この法律を逆に考えて見ると、

 

自分に与える時間を自分で決めてしまえばいいってことだったんだよねぇ。

 

 

つまり、

 

自分でこの仕事は6時間でやろうって決めれば、

 

よっぽど無茶なことでない限り6−7時間でできてしまう。

 

 

 

または、3ヶ月かける時間をいただいたら、

 

必要としないけど、

 

人間は3ヶ月十分時間をかけて作業するということ。

 

 

「人生設計」

 

つまり、ライフスタイルも同じことが言えるんだよ。

 

 

人生をプロジェクトだと考えたとして、

 

みんなはどのような時間を与えるのかなぁ?

 

 

摂理は自分の好き嫌いとは無関係に起きる現象。

 

言ってみれば、自然の方程式。

 

 

そんな方程式を逆に利用してしまえば、

 

自分が想像もしていなかったことですらできるようになるよ。

 

 

 

See ya,

: D