患者さんに対してでも
家族に対してでも、
支えてるつもりで、実は
いつも感動をもらっている
結果的に自分自身も支えられてる。
支え、
支えられている。
そして、
支えるために
自分自身が強くなる必要がある。
下記は、以前NECレッドロケッツの岩崎氏の講演のときに
聞いたお話です。
私たち自身が強くあり、教育者、指導者として
クライアントのドリームサポーターとして何ができるのか。
そんなことを考えさせられるお話でした。
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講演メモより。
「これから走るんです。あれが私の息子です。」
男はそういって
スタジアムの隣の席に座っている見物客に
むかって、スタート地点を指した。
自分のことなど生涯一度も自慢したことがない男でも
自分の息子となると話は別なのだろう。
父親は第三コーナー最上段で白い帽子をかぶり
遅い午後の日差しに耐えた。
対角線上のスタート地点はもう日陰になっているのだが
デレクのちょっとしたしぐさまで
彼にはよく見えた。
バルセロナオリンピック400メートル準決勝。
デレクは26歳になるがオリンピックは初めてだった。
彼は19歳で早くも英国新記録を作ったが
怪我がついてまわった。
そのとおり
今大会直前にはアキレス腱を痛めていた。
そして昨年の世界陸上で
デレクは1600メートルリレーで代表者として出場。
1936年ベルリン五輪で米国をやぶって以来の
歴史的な栄光を英国にもたらす。
今大会、地区予選で全体で一番早いタイムを出し
2次予選も高野選手を制して一位。
全体でも6位。45秒02でこの準決勝を進んだのだ。
そして、号砲がなった。
足音が響いてくる。
もうすぐ、あと20秒かそこらで目の前を息子が走る・・・・
しかし
20秒は永遠で父親のところにはついにやってこなかった。
バックストレッチ。
デレクは突然立ち止まり背中を丸めてうずくまったのだった。
右足ふともも肉離れ。
ほかの選手7人が走りさり、
夢だけが
ぽつん と取り残された。
しかし
デレクは運命に抗議するかのごとく
おもむろに立ち上がった。
左足だけでぴょんぴょん跳ね
まだ終わっていない!
まだ走れるんだ!
と主張するかのごとく
自分のコースを必死に守り
ゴールに向かってはしりはじめた。
傷ついた心と身体が一歩一歩苦痛の叫びをあげる
オリンピックが逃げていく
そのとき
スタンドから一気に駆け下りた父親がコースに飛び出した。
係員を突き飛ばした。
規則などもう意味がない。
デレク
もういいんだよ。
デレク・・・
一人で息子を抱きかかえるとデレクは崩れるように
肩に額を埋めた。
父さん
父さん!
と 泣きじゃくりながらまだ
左足だけで跳ねて走った。
父親は斜めになって小走りにかけながらデレクの身体を支えた。
せめて気が済むまで走らせてやるのだ。
痛くて走れなくなるまで支えてやるのだ。
スタジアムは全員が立ち上がり始めた。
まるで世界中から感動が
押し寄せていたかのように拍手が鳴り響く。
スタジアムが叫んだ。
スタジアムが泣いた。
オリンピックはなぜ
勝者のためだけにあるのか
走り続ける
親子の耳にはその叫びはまだ届かない。
実際の映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=0t-NAum8kY8&feature=player_embedded------------------------------------------------------------------------
ちょっと解説
ゴールする
ほかの選手を見た瞬間におもむろに立ち上がる。
そして
係員に触れられたら失格になるので触らせないデレク選手。
コースを外れると失格になってしまうので
自分のコースを守りながら走り続けています。
お父さんのTシャツには
「あなたは今日自分の足を抱きしめてやりましたか?」
と書いてあります。
最後の言葉
神様
お父さんの子供に生まれて
よかったよ。って