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こんにちは、パック・エックス通信のはしもとです

先週に引き続き、株式会社ラインの金山社長のインタビューをお届けします
後編では、業務の見直しや、新しいことへの取り組みなどを行う機関である「チーム」について、そして2年前に始められた介護事業開始までのお話などをお聞きしました!

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TOPから学ぶvol.70
株式会社ライン 金山 昌旺社長 後編



金山 昌旺 氏
株式会社ライン 代表取締役社長
大学在学中の1986年に父が株式会社ラインを創業。大学卒業後から専務として経営に加わる。2011年代表取締役就任。

―「チーム」についてもう少し詳しくお聞きしてもよろしいですか?

今は7つのチームがあって、1人2つのチームに所属するようにしています。月に1回のミーティングを行って、報告をもらっています。
基本的にはチームリーダーとチームに所属する店長がどのようなことを行うか考えて、年に1回計画書を出してもらっています。

***
チーム
・マネジメントスキルアップ
・セキュリティ
・新規事業開発
・コミュニケーション
・ボランティア
・CSアップ
・セールスマーケティング

毎月の社内報発行、バドミントン、ソフトバレー、ボウリング、麻雀大会といったイベントの開催、年4回の店舗毎の食事会の幹事、年1回の慰安旅行の企画、光熱費の削減、景品の選出、在庫管理のあり方を考える、POPの作成、障害者施設への訪問など、様々なテーマを話し合い、アイディアを出し合いながら進めている。
***

―チーム制にしてよかったことはなんですか?

一番は、責任が明確になることですね。
例えばセキュリティチームでは、ゴト情報の発信、対策部品の設置などを各店にいるチームメンバーが行って、完了したらチームリーダーとそのチームに所属する店長に報告しています。ですから各店で確実に行うことができています。

それからこれは副産物ですが、うちは割と仲がいいと思うんですよ。それはチームで毎月顔を合わせていますし、顔を知らない、話したことがないという人はほとんどいないんじゃないかな。異動も頻繁に行いますし、店舗間での交流の機会はある方だと思います。

―社長もチームのミーティングには参加されるのですか?

報告をもらって意見を言ったりということはありますが、私自身が参加しているのは新規事業開発チームだけですね。何年も前からパチンコだけじゃなく他の事業もやっていきたいなと思ってやっています。

―介護事業はチームからのアイディアですか?

直接ではないのですが、ミーティングでパチンコを取り入れているデイサービスがあるという話が出ました。
うちが持っているパチンコのノウハウを介護の事業者さんに何らかのかたちでお伝えすることはできないかと考え、中古台を提供するのはどうかという案が出たんです。
介護事業をしている知人に相談するうちに、自分でもやってみようと思うようになりました。介護というのは市場がまだ有望ですし、「10年先、20年先を大いに語れる業界だよ」と言われたときに、ちょっと悔しいなと思ったんです。それがきっかけで始めることになりました。

―パチンコ事業からどなたか介護の方に行かれたんですか?

事業管理者として一人行っています。元々はパチンコ事業の本部で採用担当をしていた者です。
当初は管理者には介護に詳しい人がいいと考えていたんです。ですが知人に相談したところ、私は現場にはいないことが多いですし、私の考えや理念を伝えられるのは、やっぱり自分の手元にいた人が一番いいとアドバイス頂きました。それを聞いて、素人の私が社長をやるんだから、管理者も素人だってかまわないかなと思いました。
どんな会社でも畑違いのところに出向というのはありえるのではと思うんですよ。
管理者の仕事は大まかな枠組みをつくって現場に伝え、そこから外れそうになったら軌道修正してということであって、利用者さんをお風呂に入れたり、介護食を作ることじゃない。
私は気楽に考えていたんですけど、本人にとっては相当重かったみたいです。
現場の職員の方が実務は詳しいですから、何か指示をしたときに聞いてくれないということもあったようです。何度も心が折れそうになっているのを説得し、なだめすかしてなんとかやってきました。

―社長がトップとして心がけていることを教えていただけますか?

ストレートに言うと、会社を倒産させないこと。
倒産してしまうと次の就職先に本当に困る人っていると思うんです。私だってこの年で職を失くしてしまったら困ります。
そのためには厳しいことも言うし、やりたくないこともやってもらわなきゃいけないこともある。常々言っているのは、会社は船だと。私が船長で、みんなでオールを漕いでいる。でもみんなが右に向いて漕いでいるのに、左に向かっている人がいたら、小さい船だしいつ転覆するかわからない。だからとにかく同じ方向を向いて動いていこうということです。
会社を潰さないようにするにはどうすればいいかを常々考えています。
それから私自身が健康でいないといけないと思っています。

―では店長さんに求めることはどのようなことですか?

勉強してほしいですね。学ぶ気持ちを持ってほしいです。
午後出勤ならそれまでは家で寝ているとか、前日は夜遅くまでゲームしているとか、そういうことは卒業してほしいです。
会社からすべては与えられないので、仕事の時間以外で自分を磨く機会を自分でつくってほしいと思います。
例えば近くに新しい店が出来たら見に行くのが普通だと思うんです。
見に行ったことで何があるというのではなく、見に行こうという意識をもってほしい。誰かに言われないと自分の見聞を広げようとしない人が多いですね。とにかく、勉強。学んでほしいです。

―社長の夢をお聞きにしてもよろしいですか?

先日社員にも聞かれたんですけど、私は夢がないんですよ。
物欲がないんです。おいしいものを食べたいとか、65歳で悠々自適な生活をしたいなというのはありますけどね。
私の中で夢というと、手が届かないようなこと。例えば小学生がプロ野球選手になりたいと言うことに近いですね。
現実の問題を片付けるのにいっぱいいっぱいで、あまり夢はみないです。現実的なんです。

―社員さんに対して夢を持ってほしいとは思われますか?

目標を持てというのはありますよ。
子供に教育をちゃんと受けさせなさいとか。私の子どもも今私立大学に通っていますがむちゃくちゃお金がかかるんですよ。でも親の収入の都合で進学を諦めさせてしまったら、それこそ夢を奪ってしまうことになりますからね。

―では会社としての目標はどうですか?

既存店を維持継続させて、居抜きでいい物件があれば新店も出していきたいです。
その他に収益の柱を何本かつくっていきたいと考えています。
介護事業は開始から1年半でようやく黒字になり、金額は大きくないもののコンスタントに収益を上げられるようになりました。まだ細い柱ですがそれを太くしていきつつ、また別の何かをみつけたいというのがあります。

―それは社員さんの雇用を守りたいということですか?

そういう面もありますね。
そう考えると夢はあります。高齢者だけで働ける職場をつくりたいんです。
これから切実な問題になってくると思います。50代でホールの現場はかなりきつい。そうなるとホール以外に今うちで働けるところは本部だけなんですが、本部にはそんなに人はいらないので。
50代以上の人が安定して働ける事業が何かできないかと思っています。これは夢ですね、具体性がないので。

不正しない限り私は解雇しないです。能力に応じて給料を下げたりポジションを変えたりするだけで、仕事ができないから辞めてくれとは言わないとみんなに言っています。

―ありがとうございました。それでは最後に読者の方にメッセージをお願いします。

繰り返しになってしまいますが、店長さんにはもっと勉強してほしいと思いますし、経営者の方には会社を存続させるためにお互いがんばっていきましょうと伝えたいです。

―ありがとうございました!

■■■■■

次回は
6月5日(水)
に配信予定です。お楽しみに音譜

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