横浜マラソン2016で鍼・マッサージ施術!!! | えばと鍼灸マッサージ院徒然日記

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川崎市多摩区、稲田堤駅徒歩3分にある、えばと鍼灸マッサージ院の院長江波戸雄一の日記ブログです。
医学に関する知見や、大好きな横浜ベイスターズ(NPB)、リバプール(サッカー)、お酒(ウィスキーが主)のことなどを書いてます。

土曜日にも前日設営の様子を投稿しましたが、横浜マラソンで鍼・マッサージのボランティア施術を行ってきました。
当日の様子を画像を交えながら、お伝えしたいと思います。

まずレース前のランナーに対してパイオネックスでの施術です。
腰4ヶ所、脚12ヶ所の計16か所のパイオネックスの貼付を行いました。


ランパンの下にスパッツを履いているランナーがほとんどなので、腰にタオルを巻いてもらうなどして施術を行っていきます。

パシフィコ横浜の開場時間が6時半、レースが8時半スタートなので、施術も6:45~8:00までの短時間勝負です!
1・2番乗りでいらしたお二方は、「昨年受けて足がもったから、今年は着替える前に来たよ!」なんて仰ってくれました。

8時過ぎにはレース後の施術にも参加する先生方も合流です。
その後、朝のミーティングを行い、本番に備えます。


っと、その前に参加者全員での集合写真撮影です。
ユニフォームが黄色、緑、白とバラバラなのは、私が所属する神奈川県鍼灸師会だけでなく、神奈川県鍼灸マッサージ師会、日本あん摩マッサージ指圧師会、日本指圧師会の4団体合同での活動のためです。
「業界」というのはほとんどの場合、業界内の者にしかわからない小さな差異に拘って派閥や徒党を組みますが、鍼灸マッサージ界隈も同様です。
しかし神奈川県鍼灸マッサージ師の朝日山一男先生は違います。
横浜マラソンの主催者、横浜市体育協会からの依頼を受けた後、参加を希望する他団体にも門戸を広げたのです。
こうして資格や会の枠を超えた画期的な活動が実現したのです。
朝日山先生に感謝です!!!


さて当日までの裏話はここまでにして、ボランティアに話を戻します。
レース後の施術ですが、早いランナーでもゴールに戻ってくるのは11時半以降なので、しばし休息です。


見学にいらしていた大島先生とパチリ。


パシフィコ横浜のすぐ隣を走るランナー達をパチリ。
この辺りはまだ走りやすそうですが、

後ろにいくに従って渋滞してきます。

そうこうしているうちに完走、リタイアに関係なく徐々にランナーが帰ってきます。



2~3人で1つのベッドを担当し代わる代わる施術していきます。


ランナーの訴えや症状、希望に沿って鍼とマッサージの施術を10分で行います。
短時間の問診で的確にニーズを把握し、最小限の施術部位を選定しなければならないという、高度な臨床能力を求められる場だと思います。
単なる筋肉疲労というケースが多いですが、中には込み入った症状をお持ちの方もいらっしゃいます。

イスに座って待っているランナーに円皮鍼の使い方をレクチャーする朝日山先生。

途切れることなくランナーが訪れ、最盛期には70名近い待ちができてしまうなど、大盛況のうちに活動は終了しました。

受付、誘導にと神奈川衛生学園の学生さんも大活躍!!!
私自身は全体の流れが円滑に進むよう差配する役目があったり、サポートに回ったりだったので、施術自体は鍼を1人に施しただけでした(笑)。

今大会のランナーの不調の特徴として、下肢or/and全身痙攣を訴える方が多かった点が挙げられます。
私が見ただけでも4~5名はいらっしゃいました。
痙攣してしまったランナーは一様に汗をビッショリ掻いていたのですが、前日までの3日間が冬の様に寒かったのに比べると、当日は曇ってはいたもののほんの少し気温が高くなっていました。
また私が対処した中には3時間を切って走ったにも関わらず、長袖のシャツとランパンの下にスパッツを着て走った方や、ハイネックのシャツを着ていた方もいました。

予想よりも寒くならなかった気候と、寒さを警戒し過ぎての過度な防寒が、今回痙攣を訴えるランナーが多かった要因の一つかと思います。
もちろん百戦錬磨の朝日山先生の落ち着いた対応で、痙攣したランナーも無事回復して帰っていかれました。

活動後には技能文化会館で打ち上げです。


僭越ながら乾杯の音頭を取らせてもらいました。

お1人ずつ一言いただくなどして親睦を深めました。

施術に参加していただいた先生方、サポートしてくれた学生さん、関係者の皆さん、お陰様で多くのランナーをサポートすることができました。

次回以降もより良い形でランナーをサポートできるよう活動していきたいと思っていますので、どうかご協力よろしくお願いします。

Speial Thanks : Kuniaki Hayashi