【初診日】’15年6月7日(施術回数2回)
【現病歴】
’12年からうつむいて行う作業が多いためか、左右の肩が凝るようになった。
マッサージを受けたり、湿布を貼るなどすると数日は良くなるが、すぐに元に戻ってしまう。
眼精疲労との関連は余り無いように感じている。
起床時にコリ感が強い。
医者には掛かっていない。
【症状の確認】
「肩」と言っても頚の動きに伴う場合と、肩関節の動きに伴う場合があります。
座位でまずは頚部の運動を確認しました。
前屈(-)
座位でまずは頚部の運動を確認しました。
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(-)左(±)
続いて肩関節の動きを確認。
続いて肩関節の動きを確認。
<肩関節の動き>
前方挙上:右(+)左(-)
側方挙上:右(-)左(-)
水平内転:右(-)左(-)
水平外転:右(-)左(-)
結髪動作:右(±)左(±)
結滞動作:右(-)左(-)
【触診】
◎:強圧痛
○:圧痛
後頭部、右天柱穴付近に強圧痛が、前頚部に広く圧痛が検出できました。
【視診】
起床時に症状が悪化するとのことだったので、夜間の歯ぎしり、食い縛りが無いか確認するために、歯を見せてもらいました。
歯そのもののすり減り具合、咬筋の発達具合共に右が顕著でした。
【施術】
鍼での施術を希望されたので、伏臥位での鍼施術から始めました。
左右の天柱穴、風池穴、手三里穴、合谷穴と右の天鼎穴に単刺術を施しました。
起き上がってもらい頚部の後屈、左側屈、左回旋をしてもらうと、痛みが無くなっていました。
肩関節は右の前方挙上、左右の結髪動作でまだ少し痛みがあります。
座位のまま左右の大円筋部をマッサージすると、前方挙上では少し痛みが残るものの、結髪動作は痛みが無くなりました。
胃腸のストレスを少なくし、夜間の食い縛りを軽減するために、夕食時は糖質の摂取を控えるようアドバイスして初診を終了しました。
「第2診」’15年6月14日(初診の7日後)
「肩、寝起き共に楽になった。」
「食事には気を付けている」
【症状の確認】
【触診】
◎:強圧痛
○:圧痛
後頭部、右天柱穴付近に強圧痛が、前頚部に広く圧痛が検出できました。
【視診】
起床時に症状が悪化するとのことだったので、夜間の歯ぎしり、食い縛りが無いか確認するために、歯を見せてもらいました。
歯そのもののすり減り具合、咬筋の発達具合共に右が顕著でした。
【施術】
鍼での施術を希望されたので、伏臥位での鍼施術から始めました。
左右の天柱穴、風池穴、手三里穴、合谷穴と右の天鼎穴に単刺術を施しました。
起き上がってもらい頚部の後屈、左側屈、左回旋をしてもらうと、痛みが無くなっていました。
肩関節は右の前方挙上、左右の結髪動作でまだ少し痛みがあります。
座位のまま左右の大円筋部をマッサージすると、前方挙上では少し痛みが残るものの、結髪動作は痛みが無くなりました。
胃腸のストレスを少なくし、夜間の食い縛りを軽減するために、夕食時は糖質の摂取を控えるようアドバイスして初診を終了しました。
「第2診」’15年6月14日(初診の7日後)
「肩、寝起き共に楽になった。」
「食事には気を付けている」
【症状の確認】
〈頚部〉
前屈(+)
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(±)左(±)
回旋:右(-)左(±)
【施術】
今回は鍼でなくても構わないとのことだったので、仰臥位でのマッサージを選択しました。
左右の前胸部と顔面部にマッサージを施すと、頚部の前屈時の痛みが無くなり、結髪動作の痛みも少なくなりました。
糖質制限の継続、胸筋のストレッチ、検眼を指示して第2診を終了しました。
<肩関節>
前方挙上:右(±)左(-)
結髪動作:右(±)左(±)
【施術】
今回は鍼でなくても構わないとのことだったので、仰臥位でのマッサージを選択しました。
左右の前胸部と顔面部にマッサージを施すと、頚部の前屈時の痛みが無くなり、結髪動作の痛みも少なくなりました。
糖質制限の継続、胸筋のストレッチ、検眼を指示して第2診を終了しました。