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たっくん


どもっ!!秋葉原店SVのたっくんです!

今回はこの2機種を聴きますっ

『Triple.Fi10』 & 『UE900』

Ultimate Earsの誇る名作イヤホンを改めて試聴します。

その前に…

Ultimate Earsについて

1995年、コンサート業界で活躍する音響エンジニアであった、ジェリー・ハービーが設立。

彼はその年にヴァン・ヘイレンのモニター・エンジニアとしてツアーに同行している際、ドラマーのアレックス・ヴァン・ヘイレンから耳を傷めるウェッジ・モニターに代わる物を頼まれ、エンジニアとしての経験を最大限に活かしカスタムイヤモニターを開発、会社を創立、その後プロのミュージシャン向けのカスタムイヤモニターのプロバイダーとして業界シェアNo.1を維持している。

また、リンキン・パークのヴォーカリストであるチェスター・ベニントンが、携帯プレーヤーでもアルティメット・イヤーズのカスタムイヤモニターを使用していると創設者に話したことがきっかけとなり、現在ではコンシューマー向けのfiシリーズが発売され、高音質と幅広い音場で高い評価を受けている。

(wikiより抜粋)

では早速製品を見ていきましょう!


TRIPLE.Fi10

Ultimate Earsといえばこのイヤホン!という程に人気のあったイヤホン。
惜しまれながらも、現在では生産終了となっています。

Triple.Fi10の鮮やかなメタリックブルーのボディには、片耳に3基のバランスド・アーマチュアが搭載されています。

個人的にも、学生時代にSE530とこのTriple.Fi10どちらを購入しようか悩んだ記憶があります。結局、決めきれずに両方買ったんですが(^^;
初めてこのTriple.Fi10を聴いた時の感動は今でも忘れません。



ケーブル着脱式を確立したイヤホン

『ケーブルを交換できるイヤホン』 を確立したのがこのTriple.Fi10です。

この技術はプロ向けのカスタムIEMを作成していたUltimate earsならではの技術。

プロ向けの技術をコンシューマーモデルにも採用し、イヤホンの故障原因の多くを占めていた、ケーブルの断線による故障の問題をクリアしています。
それにより、利便性と経済性、さらには 『リケーブル』 という新しい市場を作ったと言っても過言ではありません。



ブタバナ

『ブタバナ』 と呼ばれユーザーに愛されていたポート。
2つに分かれていますが、担当ドライバーの音が出口まで混ざらないようになっています。

この技術はカスタムIEMでも使用されている技術で、音同士がぶつかって、相殺してしまう問題をクリアにしています。

また、イヤーピースでも音が変わるというのを広く普及させたイヤホンです。コンプライを使用されている方も多いのではないでしょうか?



独特の形状

独特の細長いボディ形状で、装着感はあまり良くありませんでした。
Triple.Fi10の唯一の弱点だったように思います。



AK120で聴いてみた。

とにかくTriple.Fi10は楽しめるイヤホンです。


ケーブルやイヤーピースで自分好みの音にカスタマイズできるのは、かなり楽しいです。
また、素性が良くアンプの変化にも敏感に変化を示してくれるので、アンプ選びにも使用しやすいです。

音質に関してですが、独特の広い音場と、立体感がTriple.Fi10の一番の魅力でしょう。
トリプルドライバーで解像度が高く、広い音場と相まって、ハイクオリティな音を鳴らしています。
低域側の元気の良さはロックを聴くには極上ですが、良くありがちな高域と低域ばかりを強調するいわゆるドンシャリとは違う様に思います。
どちらかというと硬い音で、ハキハキとしたイヤホンです。

本当に生産終了になってしまったのが惜しいイヤホンです。


では、現在のUltimate Earsのフラッグシップモデル 『UE900』 を聴いてみましょう。

UE900

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UE900は2013年3月15日に発売されたばかりのUltimate Ears最上位のイヤホン。

大きなトピックとしては、
・Ultimate Ears初の片耳に4基のドライバーを搭載
・Triple.Fi10の独自コネクタから、MMCXのコネクタに変更
・カスタムIEMの様な構造、形状に変更され装着感を向上



付属品

多くの付属品がUE900にはついてきます。
特に、ケーブルが2本ついてくるのがうれしいですね。Triple.Fi10では、Viというモデルでマイク付の製品もありましたが、UE900では青いケーブルにiPhone向けのリモコンマイクが付いており、黒いケーブルは通常のケーブルとなっています。

また、コンプライの新作TSシリーズが付属しているのも良いですね。
TSシリーズはコンプライの最新作で、形状が丸くなっています。装着感がより良くなっています。


大きく変更された形状

イヤホンの構造はカスタムIEMそのもの。
シェルとフェイスプレートに分けられて作られており、多くのドライバーを搭載しやすい形状です。
この形状だと、装着時に耳の中にすっぽりと納まるので、装着感が秀逸です。


MMCXとイヤーピース

コネクタはMMCXに変更され、より簡単にケーブル交換することが可能となりました。
Triple.Fi10のコネクタは、ピンが折れてしまったり、ゆるくなってしまったりという問題がありましたがMMCXで改善されています。

また、MMCXは360度自由に回転できるので、ケーブルに負荷がかかりにくく、ねじれて断線と言う事もなくなりそうです。



ケーブルを比較

青色のケーブルはUE900のケーブル、黒色のケーブルがTriple.Fi10のケーブルです。

UE900のケーブルはL、R、GND(L)、GND(R)の4本で作られているこだわり。Triple.Fi10では最初についているケーブルの質があまり良くなかったので、リケーブルでかなりの音質改善がみられましたが、UE900では最初のケーブルもしかkりと作られているので、Triple.Fi10程の変化はありません。


プラグも比較

どちらもL字のプラグですが、形状が大きく異なっています。
Triple.Fi10のプラグは丸っこくて、UE900のプラグは角ばったデザインです。

コネクタ

全然違います。
Triple.Fi10のコネクタはピンを挟む形状になっているので、コネクタ周りでの故障がありました。
UE900ではデタッチャブルのMMCXコネクタを使用しているので、コネクタ周りの故障は起きにくくなっています。



AK120で聴いてみた。

Triple.Fi10より1基ドライバーが増えたことにより、解像度はさらに高められています。3Wayになったことで、各帯域の解像度は非常に高いレベルに保たれています。
あらゆる音が聴こえますが、決してまとまりを忘れておらず、別の帯域の音を邪魔しない絶妙な音作りがされています。
Triple.Fi10よりもさらにバランスが良く作られていて、ジャンルを選ばないイヤホンです。

音場は狭くなり、迫力も抑えられていますが、よりカスタムIEMの音に近づいている様に感じます。

硬質な音だったTriple.Fi10とは違い、バランスド・アーマチュアを使用しながらも、柔らかく、滑らかな音を鳴らします。
多くの曲を聴いても、どの曲も高次元に再生している事に気づきますし、耳が疲れない程度の絶妙なやさしい音です。

UE900の音はまるでダイナミックドライバーかの様な自然さがあります。


ということで、Triple.Fi10とUE900を聴いてみました。どちらも非常に音が良いですが、個人的にはUE900がオススメ。非常に完成度が高いです。まだご試聴された事のない方はぜひ一度ご試聴してみてください!

以上たっくんでした!

PS.Triple.Fi10を弟にあげて1年。弟もイヤホンスパイラルにどっぷりとつかっている様です(^^;



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