那覇市でタクシー運転手から現金を奪ってけがをさせたとして、強盗傷害、銃刀法違反罪に問われた在沖縄米海兵隊牧港補給地区所属の1等兵少年(19)に対する裁判員裁判が24日、那覇地裁(鈴木秀行裁判長)で始まった。検察側は冒頭陳述で「特殊部隊に入るため精神力や行動力をアピールしようとタクシー強盗を計画した」と1等兵の動機を明らかにした。米軍普天間飛行場移設で揺れる中、1等兵の動機は波紋を広げそうだ。米兵が被告の裁判員裁判は全国で初めてとみられる。

 公判で1等兵は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は冒頭陳述で、補給部隊に所属していた1等兵が特殊部隊への異動希望を上司に伝えた際「最低でも1年以上はかかる」と告げられた経緯を説明。動機の発端が1等兵の異動希望だったことを明らかにした。

 また、検察側による証拠の説明では、1等兵が09年2月に沖縄に赴任した際の部隊教育で「(米兵の)タクシー強盗が多発しているが、そんなことをするな」と注意され「そんなに多いなら簡単にできるのかと思った」との1等兵の供述調書も読み上げた。調書によると、1等兵は「自分は米軍人なので、軍事裁判で裁かれると思っていた」とも供述していた。一方、弁護側は「事件当時は18歳で日本の高校生と変わらない」と情状酌量を求めた。

 裁判員選任手続きでは、男性1人と女性5人の裁判員と、男性2人、女性1人の補充裁判員が選ばれた。【徳野仁子】

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