オーバーツーリズム なぜ?
日本人観光客「国内回帰」も影



直近インバウンドが復活しており、2024年3月の訪日外国人数が初めて300万人を超えた。

一方でオーバーツーリズムはこれまでも問題になっており、外国人に人気のある京都などでは市民がバスに乗れないなどの問題が顕在化している。

 

「観光に来ないでくれ」と言うのは簡単だが、国内経済にとってインバウンドによる消費行動は無視できないだろう。この対策はなにがあるだろうか考えてみた。

 

訪日外国人が日本に来る理由はなんだろうか

①日本のきれいな風景を見たい。

②日本文化に触れたい

③おいしい日本の食べ物を食べたい

④日本人と会話したい(覚えた日本語をしゃべりたい)

⑤日本でしか味わえない体験をしたい

 

現状でこれらに対応する観光スポット、体験はなんだろうか

①東京、京都、北海道、九州、四国など日本人にものある観光スポット

②京都で着物を着て散策する

 浅草で人力車に乗る

 お祭りに参加する(おみこしを担ぐ)

 茶道、華道、座禅(お寺の修行)、アニメ、コスプレ

③東京豊洲、九州博多屋台、北海道の海鮮、大阪食い倒れ、ラーメン、日本酒

④?

⑤パウダースノーでのスキー

 

この問題に対してどんなソリューションがあるのか考えてみた。

①②③はすでにある観光資源を使えばいいと思う。これが訪日外国人数に対して

キャパが少ないためオーバーツーリズムになっていると思われる。

 

④⑤で考えると。。。

・地方の農業体験

 収穫体験→その場で収穫した野菜などを調理して食べる(芋ほり→焼き芋、潮干狩り→あさり汁、田植え、稲刈り、茶摘み

→農家の高齢化、跡継ぎ問題にも対応できるかも。

 

・伝統的行事の体験

 紙漉き、刀鍛冶、寿司を握る(CMでやってたな)、餅つき、陶器の茶碗作り、

 新聞配達、牛乳配達(もうないかも)

 

あまり出てこないし、多分これくらいならもうすでにあるかも。

 

オーバーツーリズムの解消は日本国内の問題(高齢化に関する課題等)と合わせて解決できるなら最高だろう。

 

現状で地方に外国人が行くことはなかなか難しいと思われるが、SNS映えスポットを新たに作ったり(地方の景観にマッチするもの)全国の観光スポットをつないだ「スタンプラリー」的なイベントを作ってリピーター取込み、観光地の分散化を狙うとか、、、

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ここまで書いてみて「オーバーツーリズム」「対策」でググってみた。入場制限、駐車場などの事前チケット販売などが主な対策みたい。

 

地方分散に関しては観光庁の検討資料があった。いずれもすでに観光地になっているようだが、、、

 


①東北海道:知床等手つかずの大自然や希少動物とのふれあいを実現するアドベンチャーツアー造成等を支援

④松本・高山:中部山岳国立公園でのトレイルツアー

⑥伊勢志摩:伊勢神宮を核とする参拝文化と国立公園を活かした特別な食の提供

⑧せとうち:島嶼部の自然景観美、クルーズ観光の強化

⑨鳥取・島根:古代出雲の精神性、大山等の山岳信仰を活かした体験

⑪沖縄・奄美:やんばるや奄美等の自然や歴史を活かした古武道体験など