二本目のイリュージョンものは、プレステージ。
こちらでは、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルが演じる二人の奇術師が主役。
もともとは同じ師のもとで一緒にステージに立っていた若い二人のマジシャンが、ある悲劇的な事件をきっかけにバラバラになり、ライバル意識を燃やしてバトル!
という話なのですが・・・
もっと前向きでさわやかな、天才マジシャン同士の対決物語だと思っていたら・・・
あまりにもダークなお話で、びっくり。
だって、二人の仲がおかしくなる事件そのものが、
これはわだかまりが残らない方がおかしいよね
という、後味の悪いもの。
クリスチャン・ベイルに復讐心とライバル心を燃やすジャックマンは、だんだんとその執念がエスカレートして行き、そうなると相手もすごすごと引っ込んじゃあいない。
お互いに足を引っ張り合う暗い競争。
確かに二人ともそれぞれの役柄を見事に演じ、互いに相手を出し抜いたり出し抜かれたりの攻防は、息もつかせない展開!
また「メメント」で時間軸を全く逆に展開していく、画期的な手法で驚かせてくれたクリストファー・ノーランが監督をしているだけに、今回も 話の語り方が凝って います。
映画の冒頭で
Are you really watching closely?
の問いかけと共に見せられる、謎の映像・・・
これだけで、私達は
よっしゃ! うかうか騙されずに、シッカリ観てやろうじゃないの!
って、心構えが出来てしまうんですよね~。
先に紹介した「イリュージョニスト」と同様、まさに映画そのものが大きなマジックのようなもの。
マジックを見に来る観客は、騙されずに見てやろう という気持ちと それとは相反する 騙されたい という気持ちが共存するものだというようなことが、途中で語られますが、この映画を見ている私達も、そんな感じ。
登場人物たちにはまだ見えていない、先のことが挿入されたり、お互いの手の内をチラチラ見せられている観客は、ハラハラしながら、十分にお話の世界に引き込まれていきます。
脇役達も、
二人の師に、マイケル・ケイン
舞台助手に、スカーレット・ヨハンソン
ヒュー・ジャックマンが、相手を出し抜く究極のマジックトリックを手にするために尋ねていく、発明家にデヴィッド・ボウイ
しかしですね・・・
このデヴィッド・ボウイの手による発明品っていうのが、非常に危険なぶっ飛び発明でして・・・
ええ~っ!? こんなの、アリ!??
映画の世界に十分浸れる面白さなのだけれど、最後まで見てもやっぱりダークなエンディング。
結局、幸せになった人なんか誰もいない・・・。
気軽に楽しめる娯楽映画、とはいい難く、鬱々とした気分で見ると一層気が滅入ってしまうので、ご注意!












1 ■イリュージョン
はじめまして!TB[ありがとうございました
この映画の物語そのもがマジックだって
自分も思いました。
パフォーマーの嫉妬心が裏テーマにあるから
荒唐無稽にならずに奥深い映画になっている
のかも!って。
「イルージョニスト」ご覧になってるんですね!
この映画と比べてどうでしょうか?^^
また伺いますね!