2012-02-25 23:25:05

Rolling Stones "We had it All"

テーマ:フェイセス(Faces)










 しかし破滅的な生き方が彼の心臓をとめ、
その年の10月伝説の人となった。
「彼の退場は完璧だった」ともの悲しい真実感をこめて
エルヴィス・コステロが語っている。
パーソンズの残した影響は幅広く、深く、長く続きそうだ
(『ローリング・ストーン・レコードガイド』の「グラム・パーソンズ」章より引用)

 先日、下北沢のレコード屋で、Rolling Stonesの"Some Girls"デラックス版CDを買った。
会社でかけていて「うおおお!」と思わず驚嘆の声を挙げてびっくりしたのが、キース・リチャーズの歌う「We had it All」だ。

 この曲を初めて聴いたのは高校二年生の11月。Bonnie Kolocの"Close Up"というアルバムが最初で、
A面の最後をしっとりとしっとりと締めくくるチョー感動的なテイクに涙したものだった。その後も何度も何度も聴きなおしているが、聴くたびにほとんどの確率で泣ける。
歌詞も、とびきりに切なくて寂しくて、いい。大切な人のことを想って聴きたい曲。


 キース・リチャーズが、カントリー・ロックの創始者、グラム・パーソンズと親友であったことは有名な話で、キースはグラムのために、「Wild Horses」を書いたという。Flying Buritto Brothersのアルバムで、グラムもこの曲をやっているが、
儚げで、いつでも壊れそうな、震える心、ガラス細工のようなエモーション満点で、レオン・ラッセルのピアノにも涙できる。
グラム・パーソンズはドラッグに溺れ、酒も飲め飲め、女性関係も相当派手だったようで、死んだときはどっかのアメリカの田舎のモーテルで、当時付き合っていた女性が死んだ彼のアレを、一生懸命立たせようとしごいていた、という話がある。
 胸が締め付けられたようにキュンとなる声を持つ男性ボーカリストは、グラム以外にはいないだろう。
 野生の馬(=グラム)について行けなかった、、、、と悲しみを押し殺して歌うキース、ロン・ウッド。
やっぱストーンズはいいな。
the Rolling Stones "Wild Horses"

 このように「キースが実はカントリー好き」であることを証明するブツが、「グラム・パーソンズとWild Horses」だと僕はずっと思ってきたわけなのだが、
それに負けるとも劣らないエビデンスが、キースがしみじみと歌う「We had it All」だったわけだ。だから聴いた瞬間、ものすごく嬉しくて、切なくなって、泣けた。

Rolling Stones "We had it All"
Rolling Stones "We had it All"


ということで、今日はWe had it ALLのコード進行を。
キーはCメジャー、4/4拍子、エイトビート。

 イントロ【I】パートは







|C-G/B|Am-G|F-Em|Dm7-G|

はっきりと、パッヘルベルのカノンのコード進行で、
I-V/VII-VIm-V-IV-IIIm-IIm7-V
ベースラインが、ド、シ、ラ、ソ、ファ、ミ、レ、ソと下降していくパターン。

 歌の【A】パートは、













|C-G/B|Am-G|F-G|F-C|
|C-G/B|Am-G|F-G|C|

イントロと異なるところは、F(IVサブドミナント)の後に、G(ドミナント)に行って、またサブドミに戻って、トニックへアーメン終止するところくらい。

【B】パートのコード進行は、

















|C-Bb|F-C|C-Bb|F-C|
|C-Bb|F-C|F-C|F-C|
|F-C|G-C|

トニックからサブドミナントマイナー代替のbVII=Bbを挟んでサブドミナントヴァンプを回して、
あとは、アーメンヴァンプ(F-C)を繰り返して、切なさを強調しつつ、V-Iでお辞儀終止。

 しかし、しかし、ストーンズのサム・ガールズはジャケットも音楽も最高に好きな一枚でしたが、デラックス版は本当にいいです。



このコンテンツは批評目的によるRITTS, DONNIE / SEALS, TROY HAROLDの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】


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2012-02-10 00:03:02

これじゃ俺等が生きている事さえ無駄な気がしてきた:「ガソリン・アレイ」by ロッド・ステュワート

テーマ:フェイセス(Faces)











 何もかもが上手く行かなくて、毎日毎日が。これじゃ俺等が生きている事さえ無駄な気がしてきた。
(浅川マキさんの日本語訳詞、ディヴ・グルースィン or Rod Stewart/Ron Wood作曲の「ガソリン・アレイ」(Gasoline Alley)より引用)
※Rod のアルバムでは、Rod StewartとRon Wood作曲となってますが、浅川マキさんのアルバムではDave Grusin作曲となっており、真相はよくわかっておりません。


 生きることは色々つらいことも沢山ある。
 先週末土曜日(2012/02/07)、下北沢のleteにおける友人ミュージシャン、塚本功くんのライブに行った。そのなかで、上記曲がカバーされていて、甚だ感動してしまって、それからずっとここ数日、浅川マキさん訳詞の「帰ろう、おいらの生まれた、あのガソリン・アレイへ~♪」が頭を離れないのである。
この曲を初めて聴いたのは弟が買ってきたロッド・ステュワート(Rod Stewart)のVertigo盤のセカンドアルバムのA面一曲目。すぐさまテープに録音して磨り減るくらいまで聴いた。
まだ子供が小さい頃、週末ともなれば奥多摩方面へドライブにでかけていた時期があった。妻しか運転免許を持っていなかったため、僕は助手席でガソリン・アレイのテープをガンガンかけて、歌っていた。彼女にかけたストレスや顰蹙と同様に、テープにかけられた圧力により、いつのまにかテープは聴けた状態ではなくなってしまった。

 「たまにさ、Facesだけあればいいと思うときあるよね」と、塚本くんのライブに一緒にいったボッテは飲みながら言った。同感だ。彼は、大学時代、寮の同居人だ。1歳下で入寮してきて、僕が持っているFacaesや初期ロッド・ステュワートのアルバムを何回も聴いてギターを練習していた。もちろん「ガソリン・アレイ」も含まれていた。それを思うと、テープがひしゃげた原因は僕にだけあるのではないのかもしれない。。。。いやいや、でも、僕のせいだ、夏の暑い車のカセットデッキの中に長時間いつも突っ込んでいた僕のせいだろう。

 浅川マキさんの日本語版バージョンがあることを知ったのは、大学を中退したあと、そう、塚本功くんや、山下さん、植村さんと一緒にバンドをやっていたころだ。まだ、駒場寮は健在で、子供が産まれたばかりでお金がない僕はスタジオを練習のために借りる経済力がなく、アンプを運んで駒場寮で塚本くんや山下さんとリハーサルしていた。
そのとき、練習していた部屋(北2S)に、「ガソリン・アレイ」を含んだ浅川マキのアルバムがあった。これを大音量でかけて、「いいなあ。いいなあ。これ、僕らでもやりたいなあ!」なんて、吉祥寺マンダラ2でのライブ3日前くらいに、はしゃいでいた。

 結局、(フェイセズの「ウー・ラ・ラ」は自分の日本語訳詞でやりましたが)「ガソリン・アレイ」を塚本くんや山下さんと演奏することはできなかった。
 というような経緯で、先週土曜日、「帰ろう、細い路地の、あのガソリン・アレイへ」と歌う塚本くんを見て、聴いて、ものすごくボッテと感動してしまったのだろう。

 今日、会社の帰り、渋谷のタワーレコードで左の2枚のアルバム(Rod Stewart "Gasoline Alley", 浅川マキ "Live" )を買ってきた。そして今繰り返し、繰り返し聴いている。
 
 
 実は昔、ガソリンアレイのFaces演奏版の耳コピをしてみたがあまりよく構造を理解できなかった。今回も理解できてるかできていないか自信がないのであるが、
ステュワート版は、キーはEメジャーで、4/4拍子、エイトビート。
【I】イントロパートのコード進行は、







|Asus4|A|E|E|


の繰り返しなのだろう。トニック(I)のEに対するサブドミナント(IV)=Aとのヴァンプに、サブドミナントのSus4を加えた構造。
ここを過去、僕にとってのガソリン・アレイ、立川の公営団地=松中団地に住んでいたころ、
Bsus4->A->E (Vsus4->IV->I)
という構造だと思い込んでいた時期があったが。。。。自分の人生と共に音楽の構造の捉え方も変わるから、音楽は面白いのだ。

 この【I】パートは、歌のサビ【B】パートとも同じコード進行で、ギターのプレイもあまり変わらない。Ron Woodの卓越した悲しいスライド・ギターに耳が行きがちであるのだが、
アコースティック・ギターとマンドリン(??)のプレイも非常に美しい。複数の弦楽器がリズム隊として関わっているのであるが、マージしてみると、





Music wrtten by Dave Grusin or Ron Wood/Rod Stewart
Tabbed by dukkiedukkie(Masataka Koduka)

  4/4
Asus4 A
+ + + + + + + +
e:-------0---------|-------0---------|
B:-3---3-----3-3---|-2---------2-2-2-|
G:-2---2-------2---|-2-----------2-2-|
D:-2---2---2---2---|-2---2-------2-2-|
A:-0---0---0---0---|-0---0---0---0---|
E:-----------------|-----------------|

E
+ + + + + + + +
e:-----------------|-----------------|
B:-----------------|-----------------|
G:-1---------------|-----------------|
D:-2---4---2-2-----|-------2-6-4-2---|
A:-2---2---2-2-4---|-2---4-2---2-2---|
E:-0---0---0-0-0---|-0---0---0-0-0---|



みたいなフレーズ。めっちゃカッコイイ~(^O^)
 ロン・ウッドとロニー・レーンがギターを弾いているのだろうが、この二人には、ブルージーなパワーコードとケルト風の繊細なアルペジオをジャンルを超えて軽々と止揚する才能が非常に強くある。そこが僕は大好きです。

 さて、歌が始まる【A】パートはEメジャーのワンコードで、




Music wrtten by Dave Grusin or Ron Wood/Rod Stewart
Tabbed by dukkiedukkie(Masataka Koduka)
  4/4
E
+ + + +
e:-----------------|
B:-9---9-9-9---9-9-|
G:-9---9-9-9---9-9-|
D:-9---9-9-9---9-9-|
A:-7-------7-------|
E:-7-------7-------|


 みたいな感じ。もっと低いところでもよさげ。まあ、ラフに適当に弾くべし!ワンコードで遊べるところが、フェイセスの音楽のよいところでもあるからなあ~。

 上記フレーズ、非常に面白く、何回も何回も弾いてしまった、今夜。たしかにフェイセスだけあれば、生きてても無駄じゃない気がしてきた。な。

このコンテンツは批評目的によるRon Wood氏、Rod Stewart氏、Dave Grusin氏、浅川マキさんの音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】


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