2009-04-29 11:03:54
テーマ:仮面ライダーディケイド

仮面ライダーディケイド変身時のフレーズ解析「世界の破壊者ディケイド 九つの世界を巡り」







世界の破壊者ディケイド 九つの世界を巡り その瞳は何を映す

(仮面ライダーディケイドキャッチコピーより引用)



 木南晴夏嬢の成長過程を探求する「木南晴夏音楽街道をゆく」シリーズでシツコク引用して いるし、今更大声で言うのも時宜を外した感があるのだが、今年の仮面ライダー、「仮面ライダーディケイド」は本当に面白い。


 何が面白いのかというと、2000~2008年の平成仮面ライダーシリーズ9作(クウガ、アギト、龍騎、555、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ)の時間/空間を並列で流し、そこを往来するというコンセプトである。


 こういう、歴代仮面ライダーが一緒に戦う、というコンセプトは、1970~80年代での「東映マンガ祭」シリーズや、後楽園遊園地→東京ドームシティなどで定期的に行われている所謂「ぬいぐるみショー」にお決まりのテーマ(アギト、クウガ、龍騎が一緒に戦うなどね)であった。こういったコンセプトで作品を書くことは極めて困難である。なぜなら其々の作品のテーマを十二分に理解しないと、各作品の世界観まで破壊してしまい、各作品ファンに幻滅を与える。そもそも9作品の世界は一部(クウガ→アギト)を除いてクロスすることなく描かれてきていたため、それぞれの世界で「仮面ライダー」の存在理由は100%異なっている。そのため、「ぬいぐるみショー」などでの試みとその脚本は、「まあ、しょうがないか」という気持ちもあるが、所謂オコチャマだましのものに終わることが多かった。


 だが、「仮面ライダーディケイド」での仮面ライダー共演は全くそのレベルとは異なる。本当に難しい作品コンセプトを、非常に面白い作品に変えているのは、脚本家・會川昇氏の腕によるところが大きい。ブレイドのスピード感など、もともと私は彼の作品が大好きだ。個人的には超高い評価を与えていたが、残念ながら打ち切りになってしまったアニメ、「天保異聞 妖奇士」でも、會川昇氏の、些細な台詞回しから、背景描写にいたる緻密な時代公証の評価は高かった。江戸時代、天保の風景に対して深い造詣と、時代への敬意を払いつつ、見事に描いていた。


 この「様々な世界に対する造詣と敬意の払いかた」が同様に平成仮面ライダーの各世界に対して適用されているのである。平成仮面ライダー全作品の本質を見抜きつつ、視聴者にも”気を配り”、九つの世界を巡る。そして自虐的に「世界の破壊者ディケイド」と謳うところが、本当に高尚である。


 今日はその「世界の破壊者ディケイド」の変身シーン、「通りすがりの仮面ライダーだ、よく覚えておけ」(仮面ライダーディケイドの台詞引用)と、門矢士(井上正大)がキメルBGMとして流れるフレーズをコピーしよう。


作曲:鳴瀬シュウヘイ、中川幸太郎 

  4/4              
   Am          D     Am          D
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-5--4--3---3-2---|-5--4--3---3-2---|
B:-5--4--3---3-2---|-5--4--3---3-2---|
G:-----------------|-----------------|
D:-----------------|-----------------|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|

   Am          D     Am          D
   +   +   +   +     +   +   +   +    
e:-5--4--3---3-2---|-5--4--3---2-3-4-|
B:-5--4--3---3-2---|-5--4--3---2-3-4-|
G:-----------------|-----------------|
D:-----------------|-----------------|
A:-----------------|-----------------|
E:-----------------|-----------------|

   Am
   +
e:-5---|
B:-5---|
G:-5---|
D:-----|
A:-----|
E:-----|


 キーはAマイナーで、Im-IVのバンプ。


 だが、どれだけ敬意を払いつつも、九つの世界を横断するディケイドは世界の破壊者でもある。木南晴夏嬢の九つの世界を巡る私は、彼女の背景に十分に敬意を払っているつもりであっても、おそらく彼女の世界の侮辱者でもある。何かしら、過去/他者の世界に定住することなく、横断的にわたることは、どれだけ、その各世界に敬意を表しても、冒涜者の汚名で呼ばれる可能性をはらむのだ。愛と憎悪が裏表とはよく言ったものだ。批評、表現、ひいては私たちが存在し生活することにも同じことがあてはまるだろう。怒りの涙。「何故私はいつも盗人扱いされなきゃならないのか?」。この先の展開が見逃せない。



■関連リンク: 仮面ライダーディケイド 公式サイト

■関連記事: 木南晴夏9つの世界
ザ・バンド「怒りの涙」

このコンテンツは批評目的による鳴瀬シュウヘイ氏、中川幸太郎 氏の音楽の引用が含まれています。音楽の著作権は著作権者に帰するものです。また、個人的耳コピのため音楽的には間違った解釈である可能性もありますが、故意に著作権者の音楽の価値を低めようとするものではありません。】

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