『摺本好作のバイク・イラストレイテッド』 - 私の原点 -
Wed, December 24, 2008 Theme: 私の紹介ものごとにはキッカケがある。
ヒトの思考を形成する為の原点がある。
私の趣味的モーターサイクル生活の原点。
今回は、その話をしようか。
『摺本好作のバイク・イラストレイテッド』 1985年出版
この1冊の本こそが、今の私の礎(いしずえ)となるモノ。
中学生のころ、たまたま親父の寝室で見つけたのがハジマリ。
倉敷中央図書館から借りてきたものなので、じきに返さなければ
ならなかったが、返却後も私は幾度となくこの本をリクエストし
繰り返し繰り返し閲覧し続けた。
何度読み返したか、わからない。
『DUCATI マッハ1』
初めてドカティというモノを知った、記念すべきページ。
シンプルな構造、セパハン、スリムなシート、低いライト位置。
とにかく、スタイルが良かった。
250ccという排気量も、当時まだ免許を持っていなかった
中学生の私には、大いに親近感を持つ理由になった。
自分が乗るならイエローデスモかな、と思った。
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■プロローグ 『いつも僕といた表情豊かな仲間(バイク)たち』
ヤツラにもハートがある。
ゴーマル(BMW・R50)は追い越しに注文をつける。
べスパは乗り手の服装にうるさい。
ドカデスモは、早く早くとウォーミングアップをはしょらせる。
ナナゴー(BMW・R75)はもっと荒っぽく扱えと言い、
トラは信号でエンジンを止めろとうるさく言った。
(中略)
いろんなことがあって、僕も半世紀生きた。
ヤツラの姿を見ると、僕の生活が見えてくる。
ヤツラは僕に何を言いたいのかな。
そんなことが中心になったこの本はヤツラが書かせた本です。
よっ、いい仲間
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こんなカンジでこの本は始まる。
1959年から1985年に至るまで、実に36台に及ぶ
個性的なバイクとの付き合いを、著者:摺本好作氏が
イラストと文章で、一台ずつ、丁寧に紹介していく。
『ヤツラにもハートがある。』
この言葉が、当時まだ免許さえ持たない中学生の私に響いた。
絵や文章をもとに、まだ見ぬこれらの個性的なエキストラを
アタマの中に何度となく思い描いた。
いつか、私もそんなバイクと付き合いたい。
『ハート』を感じる、実車との初めての出会い、
それがべベルの900SS
だった。
生き物のように存在を主張するべベルのL型2気筒、
本の中から飛び出してきた、ハートフルな世界。
これが、私の趣味的モーターサイクル生活の原点。
その時の感激をご想像いただきたい。
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さて。
月日は流れて20年後の現在。
先日、もうひとつの感激と出会う機会を得た。
摺本好作氏を訪ねることが出来たのだ。
ヒトとバイクの縁は本当に不思議なものだナ、と思う。
すばらしい機会を下さったkaeruさん、アリガトウです。
そして、いつも私という存在を静かに代弁してくれる相棒、
F750村山スペシャルも、ありがとうナ。







