グラディアトゥール (Gladiateur)
1862~1876 牡 鹿毛 フランス産
Monarque 鹿 1852 |
The Emperor | Defence |
Reveller Mare | ||
Poetess | Royal Oak | |
Ada | ||
Miss Gladiator 鹿 1854 |
Gladiator | Partisan |
Pauline | ||
Taffrail | Sheet Anchor | |
The Warwick Mare |
英、仏で19戦16勝
主な勝ち鞍:英国三冠、パリ大賞、アスコット・ゴールドC、プランス・アンペリアル賞、アンペルール大賞
生まれてまもなく母馬に右前脚を踏まれ、終生前脚ハ行のハンデを負う。仏国産ながら英国でデビューし2歳時3戦1勝。3歳、例のハ行がひどくなり、満足に調教も出来ないまま臨んだ英2000ギニー(芝1600m)をきわどく首差で勝つと、英ダービー(芝2400m)は容態が安定し、当日は3.5倍の1番人気。この大一番を直線するどい追い込みで快勝し「外国産馬は英国ダービーを勝てない」という当時の常識を初めて覆した。レース後すぐに故郷仏国に凱旋。当時の大レース・パリ大賞(芝3000m)を8馬身差で圧勝し15万人の観客を喜ばせた後英国に戻り、ハ行を休める間もなくセントレジャー(芝3000m)に出走。英オークス馬レガリアに3馬身差をつけて優勝し、史上2頭目の英国三冠馬となった。圧巻は4歳アスコット金杯(芝4000m)で、最後方の競馬から戦慄の40馬身差勝ち。このレースでグラディアトゥールは伝説となった。
参考文献:
『新・世界の名馬』 p.45-59
『伝説の名馬4』 p.205-216
『世界名馬ファイル』 p.18-21
【うまコラム】⇒⇒グラディアトゥールあれこれ