「みらい とんでん」の火災で、当直だった女性職員(24)が入居者の介護のため、灯油ストーブのある居間を離れた間に出火したとみられることが15日、道警などへの取材で分かった。札幌北署は、のどにやけどの重傷を負って入院中の女性職員が回復後、詳しく事情を聴く。

 道警と市消防局によると、女性職員は救急隊に搬送された際、「1階の入居者のおしめを交換しているときに、居間のストーブ付近から出火した。消火器で消そうとしたが、消せないぐらい炎が上がっていた」などと話したという。出火当時、当直は女性職員1人のみで、施設内には消火器と住宅用火災警報器が設置されていた。

 灯油ストーブ周辺の燃え方が激しく、近くで焼け焦げた衣服や物干しざおが見つかっており、同署などはストーブ付近に干してあった洗濯物に引火した可能性があるとみて調べている。

 また、同署は15日、身元不明の5人のうち、村上吉宏さん(当時65歳)と家山信子さん(当時81歳)の身元を歯型から特定した。2人は入居前、札幌市内で暮らしていた。残る3人はDNA鑑定で身元確認を進めている。【金子淳、中川紗矢子】

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