紙おむつや紙ナプキンは節約しないで | 女性のヘルスケアをサポートする産婦人科医のブログ

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名古屋で産婦人科医として働いています。西洋医学だけではなく、食事や生活習慣のアドバイス、アロマや鍼灸などの代替医療、さとう式リンパケアなど様々な方法で、皆さんが健康になるお手伝いをしたいと思っています。よろしくお願いします。

みなさん、こんばんは

女性の健やかな毎日を応援する産婦人科医(@名古屋)
の原紗希です

今日は上記について
私の意見を書こうと思います。

紙おむつや紙ナプキンが普及し、
私達の生活はぐっと楽になりました照れ

その一方、
紙おむつや紙ナプキンに対する
根拠のない攻撃も多いなと感じております。

例えば経皮毒批判。
サイトによっては化学物質が子宮に溜まって筋腫になるとかいう
びっくり仰天するような記載までありましたよびっくり

それは何を根拠に…??と思うわけです。

筋腫の病理検査結果から
ナプキンに含まれる化学物質でも検出されたの?!と。

なのでこのあたりは全く根拠がないと言ってもいいと私は思います。

その一方で
身体に影響はありませんと言い切れるかといったら、
それもそれでよくわかっていないというのが実際のところなんでしょうね。

ただですね、
わたしがひとつ気になっている点が一つあります。

それが高分子ポリマーに代表される吸収剤ですね。
これがあるから、赤ちゃんがおしっこをしても、
12時間もさらさら快適でいられるわけです。

が、高分子ポリマーにせよ綿状パルプにせよ布にせよ
一度濡れたものって冷えますよねガーン

服着たまま川に飛び込んでほっておいたら
どんどん体温奪われますあせる
それとおんなじ。

子宮を冷やすとまでは言いませんが
鼠径部でも冷やし続けるメリットはありませんショボーン

自分が使うものは
直接肌に触れるところは気持ちいいほうがいいからコットン、
そんなたくさん吸収させる必要もないから高分子ポリマーは不使用、
って感じで選んでいますが、

「高分子ポリマーが冷やすらしいよ、じゃあノンケミカル(か布)のにしよ」
ってしたところで、
結局「濡れていても変えません」では
あんまりノンケミカルや布の恩恵には預かれないんじゃないかなって思います。

たとえ、
12時間さらさら快適と言われても
油断ができると言われても
一度でも排泄したら是非交換してくださいね。
オムツもナプキンも。