胆石は薬で溶けるの?

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胆石は種類や大きさによっては、薬で溶かすことができます。ただし、溶けるのはホンの一部の限られた胆石に限ります。

大きな石は適応になりません。内服するのも1年以上必要になります。

胆石を溶かす薬の適応となるのは、手術のリスクが高い人や高齢者の他の病気を合併している人などです。

石の基準は、レントゲンに写らない(石灰化のない)コレステロール胆石(CT値60HU未満)、直径15mm未満。経静脈性胆道造影で確認される浮遊結石となります。

胆嚢の機能が正常であることも必要です。

内服薬は胆汁分泌促進作用(利胆)があるウルソデオキシコール酸、通称“ウルソ”と呼ばれるものです。コレステロールは油なので、石鹸の作用がある薬を使えば溶けるという理論です。

 

コレステロールは胆汁に豊富に溶け込んでいますが、相対的にコレステロールが多くなるとコレステロールが析出して石となります。なので、溶かし込む胆汁を多く出せばもう一度溶けるということになります。

ウルソ内服で溶ける確率は、半年間で24~38%です。再発も多く、溶解後12年間の累積再発率は61%となっています。50歳以下ではウルソを継続することで再発率が16%に抑制できます。

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