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2010年10月10日(日) 15時30分00秒 テーマ:まともな分析

【自殺論とアノミー】 人類が直面する諸問題はすべてアノミーである!


アノミーの話。
 wantonさん が自殺についてなんかやりたい!という話をして、己はアノミーですと説明して、そのあと何も説明しないのもあれなんで、詳しく説明をしとこうかなと思います。長いこと書く書くって言って全然終わらなかった。まともな記事が全然かけなかったなぁ。物凄い日が空いた。それぐらい力を込めたつもりです。

 自殺っていうか、近代世界中の人間が直面する問題の根本がアノミーなので。アノミーを知っておけば、社会問題のほとんどは語れますし、問題の解決法を考えるということは、畢竟いかにアノミーに対処するのか―ということになりますんでね。アノミーさえ理解すれば、優秀な政治家・官僚・企業経営者・教育家・ 宗教家・芸術家・漫画家・ミュージシャンその他なんでも―になれますよ!ということです。家内安全、子宝に恵まれ、あらゆる災厄から逃れられます。あと百万円もらえますね(^ ^;)。

 というかこういう学問が導いた常識がどれくらい人口に膾炙しているんだろうな…。これを教えない教育ってはっきりいってありえないんだけどなぁ…。

 かの小室直樹博士の受け売りですが、説明したいと思います。まず、何を言ってもアノミーという言葉を作ったデュルケムと『自殺論』という古典的名著に触れないわけにはいかないでしょう。いわずと知れた社会学の泰斗ですね。

 デュルケム氏はですね、素晴らしすぎて語りきれないんですよ、以前書いたデュルケムの話 も五分の一くらいですからね。一本しっかり書くとなると、まとめるのめんどくさいんですよ。三時間以上は平気でかかるでしょうし、大好きだから中途半端でやりたくないガッツリ、精魂込めてやりたくなるから、放置してます。


【近代化とは何か?】
 個人的な、あくまできのこる的な解説だということを踏まえたうえで読んでください。そもそも近代化というのは何か?近代化って説明できますか?何、科学が発展したから近代化?ブーです。近代化したから科学が発展したのであって、その逆ではありません。ま、全くないとはいいませんが、前提はあくまで近代化があったからこそ科学や社会が発展した、今日的なものになったのです。そのことを絶対混同したり、勘違いしてはいけません。ポン酢としょうが醤油位違います(自分で言っててよくわかんねぇや(^  ^;))。

 では迷信的な話でしょうか?お化けやら、神やらのストーリーで物事を捉えなくなったことが近代化なんでしょうか?これもまた同じく違います。

 近代化というのは世の中の一時的な現象ではなく、手法の決定的な変化です。近代化以後は絶対にその前近代的な手法・様式、つまり今までやっていたやり方や方法に戻ることは絶対にないのです。これをしっかり抑えてください。もちろん例外一時的な退潮なんてのはいくらでも見られますけどね。

 なめ猫ブームとかたけのこ族のような一回こっきりのムーブメントじゃなくて、一回そういうやり方になったら絶対後戻りしないんです。テレビとか新幹線とか、一回普及したらもうず~っと続くでしょ?そういうことなんだとしっかり抑えておいてください。

 近代化というものを一言で表現すると頭脳と身体の切り離しなんですね。選り優れた頭脳を集めて使う=企業のCEOとか、head quarter、軍隊の司令部などですね。また官僚とか政治家もそうですね。政治家は優れた人物が選ばれるとは限りませんが、その組織に応用されている発想は同じです。より序列の高いものが集まって戦略を設定して、その都度その都度最高幹部会議で方針を決めて、命令を下す。そして命令を受けた下部組織は、その命令をまんま実行する。

 大前氏が『企業参謀』で優れた組織とは集中と分散をより巧みに、効率的にできる組織だと指摘していたでしょ?ヒトでも、モノでも、最小限のパーツにいつでもわーっとばらばらにできて、必要なところにそのパーツをあっという間に集中させることができる組織が最も優れた組織です。状況に応じて離合集散が巧みに行えるかどうかが企業経営の要諦であるのと一緒です。

 つまりは私達が今暮らしている社会組織すべてが近代化、官僚化された組織だということです。近代化されていない社会組織があるとすれば、家族と私的な友愛団体くらいですね(注友達関係のことです)目的合理的でない組織にはそんな上位下達必要ないですから。


【近代化は全てを変えた】
 最も分かりやすい例で言うと兵隊ですね。JOJOの五部でアバッキオが兵隊は何も考えないって言ってたでしょ?兵隊、末端の人間は考える必要がないんです。言われた事にしたがってればいいんですから。というか末端の命令をただ遂行するだけの人間が、物事を考えていちいち異議を挟んだらどうなるでしょう か?組織は破綻しますよね。命令が実行されないその部隊はあっという間に全滅するでしょう。軍の部隊というのは一糸乱れぬ統率があってはじめてその力を発揮するものですからね。命令をする人間は命令をするだけ、実行する人間は実行するだけ明確に区別されるのです。

 もちろん今の軍は特定の状況でどうするこうするというルール化を綿密に決めてますから、いついかなるときも逆らえないという意味ではありません。必ず ルールに基づいて責任、権限、役割が分担化されているわけです。そしてそれは紛らわしいことがなく、どこまでも明確なものであるわけです。そうじゃなかっ たら命令をきちんと遂行できないでしょ?効率が悪いでしょ?そして逆は真なりで、その近代的組織が他の何よりも能率・効率的だからこそ世界の標準となっているわけです。


【踊る大走査線がヒットしたのは現代の問題の本質をまさに抉り出したから】
 あと、思い出したところで『踊る大走査線』。官僚制の欠点をまんま指摘したあの作品は官僚制だけでなく、その前提にある近代化の欠点をまさにえぐりだしたんですね。だからヒットしたんですよ。

 作品のいたるところにそのテーマが見られますよ。もう一度見返してみてください。あの話は現場の ことを全くわからない、エリートが不合理な判断を繰り返して、現場の人間が犠牲になって傷つく、そして死ぬ(あれ?死んだかな?どうだったか?)。対照的にエリートは傷一つつかない。失敗の責任も負わない。部下が死のうが生きようが気にも留めない。トップ首脳陣は私利私欲を追及するだけ。確か映画で『末端 の兵隊が死のうと関係ないというのか!』って筧さんが憤るシーンがありましたけど、まんまそのとおりなんですね。あの作品は実は、典型的な腐朽官僚制の話なんですよ。

 どうしてあの映画がヒットしたかといえば、腐朽官僚制がありとあらゆるところで起こって日本の社会が機能不全に陥っているからです。まさに危機の本質が何かということを肌で、実体験で理解しているからこそ、あの映画が受けて、
本能的に共感を呼び、大ヒットしたのです。

 やばい長い。やっぱりね…。本当はどうして近代化が起こったのかという興味深い、大事な話があるけど省略。ウェーバーでも、デュルケムでも、ゾンバルトでもどうぞ。自殺の話とかの方が大事だから。


【近代化は共同体の連帯を破壊する】
 近代化とは個人を前提とします。共同体内部にいる成員、個人個人を完全に切り離して、独立した個人として扱ことが大前提です。より独立した個人化、 この度合いが近代化の前提であり、資本主義発展の前提であるといえます。法学者川島武宜氏が、確か昭和初期でも田舎のほうでは所有権の明確な観念がなかったとおっしゃってますしね。田舎に疎開した人が、服を置いといたら勝手に売られたという福本伸行さんの『天』のような話がありますが、近代化以前の社会ではモノは個人のものではなく、所属する共同体全員のものとして扱われるのですね。

 デュルケム氏が指摘するように個人な んてものはどこの事例を探しても、近代化以前の社会にないのです。刑法は個人の契約で取り決められたものではなく、神・宗教上の契約によって決まっているのです。なぜなら神の命令を犯すことは共同体の秩序を乱すことと同義ですから。きわめて厳しく罰せられるのです。古代社会の宗教とは必ず共同体のルールにふさわしい形で発展してきたのです。古代社会を観察してみると良くわかるように、宗教という社会システムはきわめて合理的なのですね。社会の秩序を維持するために。


【近代資本主義=分業=独立した個人による生産】
 こういう個人化、近代化をデュルケム氏は『魂なき専門家』・『分業』といったキーワードで説明しています。近代化社会は当然効率が絶対です。効率的に行うためには個人が分担して専門化することが最も効率がいいことです。パン屋とか消防士とか、そういう職業だけではなく、機械工程を考えると良く分かるかもしれません。自動車屋さんは一から車を作るでしょうか?物凄い数の部品の一つだけを徹底して作る。そういう会社がいくつもありますよね。現代社会はそのような部品をただ生産する工場で成り立っています。

【教育は近代資本主義にふさわしい人間を作るためのシステム】
 この効率化を近代教育、学校に同年代の人間を集めて集中的に行う。こうすることで近代にふさわしい人間を教育するわけです。卒業するころには立派に分業を前提とした職業にふさわしい人間になります。教育によって社会化socializeの要請が満たされるわけですね。近代化に学校・義務教育は不可欠であるということは重要な概念であるので頭に入れておくと良いでしょう。

【近代化の病、効率化の果ての連帯、つながりの破壊】
 さて専門人を作ること、近代的自我を持った個人を作ることは経済的には良いことですが、その結果なにが起こるでしょうか?デュルケム氏は経済発展する地 域で自殺率が著しく高いことに注目してなぜ自殺というものが起こるのか突き止めました。それは近代化した個人が所属していた階層classから解き放たれた結果、連帯solidarityを失い、どこにも所属先をなくしてしまった結果だと見ました。

 欧州歴史学は階層・階級学といっても過言ではありません。欧州史学が何よりも優れていたのはこの階層に注目して歴史を解き明かそうとしたからです。マルクスは そのもっとも著名な例ですね。共産主義を作り出したDQNなどと一部では考えられていますが、彼の学績はすばらしいんですよ。立派な研究がいくつもあります。決して従わない人間は殺してしまえホトトギスなんていってません。


【いじめ=連帯の喪失】
 なんかわからんな~。という人には単純に説明すると、いじめの結果、自殺することと考えてもらえるとわかりやすいでしょう。何故いじめの結果自殺するの でしょうか?それは誰とも付き合えないからですよね?今まで付き合っていた友達が話をしてくれなくなる。遊んでくれなくなる。今まで所属している社会から浮いてしまうわけです。社会との紐帯、結びつき、関係性のことを連帯といいますこの連帯がなくなってしまうと人間は生きる意味を失うのです


【互酬・贈与は絆・関係性を作るため】
 人間が生きる意味・目的・目標はいろいろありますけど、還元すればたった一つの理由に行き着きますよね。人や組織(共同体)と強く結びつくことです。強い結びつき、を形成することです。愛情であったり、友情であったり、あるいは貢献・奉仕であったり、金銭・物品・名誉それらをやり取りすることで強い関係性を築くことです。

 モースの『贈与論』なんかそうですよね。古くから、モノをやり取りすることで、異なる社会間を結びつける働きがあったって。だからどんな社会でもモノをやりとりするんだって。ちなみに彼女はデュルケムの姪です。この叔父にしてこの姪あり。彼女の著作も優れているので超お勧めです。違った甥だ(笑)。誰か有名な学者の姪っていたな。誰かと混同しちゃった。誰だっけ?

 ちなみにコンビニでぶっきらぼうな接客態度に腹が立つ!ムカツク!って思う人がいるでしょう。己なんかもそうなんですが(^ ^;)。あれはお金と商品を通してやり取りする人間性、関係性を否定しているから腹がたつんですよ。単なるモノとカネのやりとりしかない。贈与・交換の本質を否定しているから、腹が立つんですね。自分の人格を否定されたような気がして。


【名誉という名の連帯を求めるナショナリズム、あとファン】
 だからナショナリズムなんて簡単に説明つくんですよ。国のために奉仕をすることが最高の名誉になる。おお!君の働きが国家にとってためになった!名誉を称えて勲章を授ける!なんて言われれば、自分の行動が所属する共同体に認められた証が生まれるのですから、最高の名誉です。行動の代償に、プライドをもらうのですね。

 この感情・感覚はファン精神と似ています。そのアイドル・俳優が好きだから、いくらでも応援する、金銭・時間を費やす。その代償としてありがとうという感謝を得る。傍から見ているとなんであんなバカなことに熱狂をするのだ?とおもいますが、それだけ対価を払ってでもいい魅力的なものだというわけですねファンにとっては。金・時間を払うこと、またはファンクラブなんかで支援をしたり、ブログ作って宣伝することは、その人と紐帯・連帯を築く行為なのです。だからこそ行えるのですね。それと同時にファンは裏切られると暴走しますよね。それも本人が望んでいた紐帯・連帯の形を否定されたからです→代表例平野綾オフィシャルブログ (俺の嫁、異論は認めない)。

 生きる限り、人間は何かと結びつきます。アノミーとはこの喪失なんですね。norm規範をなくした状態だから、アノミー=annomy無規範なのです(と思ったら、宗教学のアノモス(anomos)―社会秩序が乱れ、混乱した状態にあることから来た言葉みたいですね。アノミーanomieは。 こっちのほうがわかりやすくていいと思うんですけどね)。規範とは、ちょっと長くなるのでこの文章上にあうだけの説明をしますが、人生の目標、生きる上での目的と考えてください。つまり、なにと結びつくべきか!何のために生きるべきなのか!

 そういった人間にとって一番大事なことを失った状態がアノミーなのです。夢や目標があれば、人間はどんなにつらい 状況だろうが自殺なんかしません。むしろ逆に、やる気満々となって立ち向かうでしょう。資本主義の精神、そのまんま禁欲的行動でその目的に向かって突っ走 ります。一心不乱に、まっしぐらです。猫まっしぐらです。ペディグリーチャムです。


【近代以前、一義的だった人生の目的】 
 昔の社会は強い集合意識がありました。共同体への帰属意識が巌のように万全として聳え立っていました。それを犯すなんてとんでもない!それを捨てるなんてとんでもない!という空気支配の社会でした。今でも日本はニューマ・空気・ムードが非常に強い社会ですがね。

 集団の欲求に答えてあげれば、個人の目的が簡単に達成されるのですから、個人の生きる意味は単純かつ明確で、先進国のような社会に比べてはるかに精神的な欲求・幸福感が満たされるんですね。集団への帰属、集合意識のルールを守ってさえいれば、集団から生きる意味を保障されるんですから。あの人は立派だ、凄い人だってね。夢とか目的、目標はその集団への奉仕で十分なんですから。

 ネパールが幸福感が非常に強い社会ですよね。それは個人の生きる意味が非常に単純で明確だからです。多様な生き方、独立した目的を達成しなければ!なんてことがないから、非常に満足度が高くなるのですね。社会が決まりきった役割り、単純な役割りの欲求をするから、それを満たすのはさほど難しくない。それで十分他者から尊敬を得られる。それで十分人間は幸福なんです。

 儒教社会なんか身分と役割がハッキリしてますよね?父はこうしなさい、母はこうしなさい、子はこうしなさい、男は…、女は…、君子は…。そういった明確な基準がハッキリしているわけです。これを守った人間は社会から立派な人間だ!とほめられる賞賛が与えられるでしょこれを守れば社会から認められる、他者の尊敬が得られる。ほら幸せになった。テストで100点取りさえすれば、頭が良い!と判断されるみたいに、基準が非常に明確なんです。社会の要請が単純だから、悩むことなんてないんですね。悩むとしたら自己の環境上、その要請が果たせないことに悩むわけです。そこに絶望を抱くわけですね。近代化以前の社会が崩壊するときはそれが満たせなくなった動乱期だけなんです。


【多様な社会観、あやふやな人生の意義】
 今の社会を見れば、わかるように、私たちはまずその基準自体を求められていますね。女性誌なんて読みませんけど、最もそういうプレッシャーを受けているのは女性でしょう。女はいかにあるべきか!という特集がいかに多いか、書店に氾濫する女性誌を見れば一目瞭然でしょ?仕事ができる女はステキ!カッコイイママ!あとは恋愛・趣味・遊びとか、大体特集組んでいますよね。読者のニーズにこたえるというよりはそれをしなければ女じゃないよね?といった社会的プレッシャーを作り出しているようにしか思えません。

 これが年頃の娘の読むようなものか?とビックリしてしまうようなSEX特集なんて若い娘の雑誌にあるでしょ?あれは肉欲も満たさないと幸せじゃないよね?という風潮を作り出している。またそれが生まれているという表れ以外の何者でもありません。『sex and the city』なんかそうですよね。逆にそれについて行けてないわが道を行け!っていうのが『干物おんな』ですよね。あれも脱干物しちゃいましたけどね。

 ちなみに押尾事件のように麻薬・SEXに溺れるのも、また博打・犯罪に走るのも喪失感を生めるためです。仲間内で連帯を作るためです。少年非行ってあるでしょ?あれは自分たち仲間内部だけでのルールを作る、犯罪を共有して、秘密を共有することで連帯を形成するのです。そうやって仲間を作る。仲間が出来れば連帯ができるから、その仲間内での連帯によって、自我を形成できるわけです。だから少年犯罪は連帯が生まれれば、あとは成人して自然と「卒業」して犯罪をしなくなるのです。
 
 社会が求めているものすらがあやふや、つまりは他者からの尊敬を十分に得られにくい社会であるということです。一昔前に「自分探し」なんて言葉が流行ましたが、よっぽど才能のある人物、特別な人間でない限り、そんなアイデンティティを見つけ出すことはできない。「自分探し」は社会の評価探しでもあるわけ です。そして未だにそれは見つからないわけです。見つけた先駆者がどれだけいるでしょうか?何も見つけられないのが現状ではないでしょうか?


【目的を見失うと、人間は正常な判断ができなくなる】
 どこにいけばいいか分からない、社会がどこに行き着くか分からない、どうなるかわからない。アノミーまさにここに極まれりです。別に難しいことがわからなくても身近に連体を感じる人間、集団、帰属先があれば、人間は絶望してアノミーになることはないわけです。日本の教育、社会システムはアノミーを量産する人間の心を破壊するまことに効率の良い教育です。イヤ狂・凶育ですね。「逝く」の方に近いかもしれません。

 近代化した社会は規制・共同体の連帯が緩んで分業化された、独立した個人が氾濫する。その個人に有意義な帰属先を見つけなくてはならない。どこにも行き場所がない、誰も頼りになる人がいない。これが現代いかに多いことか!この状況を打破しない限り、自殺でも、ひきこもりでも、家庭内暴力でも、カルト宗教のテロでも何でも起こります。人間が頭をなくした部品化したことこそ問題の核心なのです。それを無視して、アノミーを無視して社会の諸問題を語っても何の意味もありません。


【まとめ】
 最後に今一度、近代経済は発展するにつれて必ず、昔からあった人間のつながりを分断する。現代社会は絆が失われやすい。絆がない人間は狂人になる。狂人があふれる社会が健全なはずはない。日本の教育システムはその欠点を理解していないから、まこと見事に狂人を育成する。是正するどころか助長するという最低・最悪のシステム。まことに鬼畜悪魔の所業なり。

 解決策は色々あるでしょうが、長いのでこの辺で。デュルケム読んだら早いですよ。

本当に疲れた(´-ω-`)。わからない人は質問ご自由にどうぞ。
当ブログはリンクフリーですよ。重要な話なので、拡散よろしく~。
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コメント

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1 ■拝読です 

連帯がどこにも見出せなくなったとき、
生きる意欲は失せると言うこと、ですね。
教示のとおりと思います。
現に在る社会でなくてもあっちの世界に連帯できる人もいます。
あっちにもこっちにも何も見つからなければ自殺するのはしごく、自然と思います、
生きる意味がないのですから
生きる意味なしは、
これは自殺することと変わりが無いですね。
近代は、人間主義
を発見した時代と思いますが、人間が 、自分の人間の生きがいを見い出すことは、このj記事の通りでとてもむづかしく、大げさに言うなら神業です。

ご記事の通り、人間探しなどで
簡単に見つけられるものであれば
簡単に解決できます。

簡単に解決が誰にでも出来ることならば、出来ないで自殺をする人をなくすのには
コンピューター解析がはるかに有効と言えると感じます。
人間が人間の生きがい、つまり連帯をどこに見出すかは
人間の能力を超える領域ではないかと思っています。

2 ■本当にお疲れ様でした m(_ _ )m 

きのこる様、有難う御座いました。
随分と長い記事になってしまって申し訳ない
気持ちが致します。
さっそく当ブログにて転載させていただきました。
一度、拝読させていただきましたが、後で再度
ゆっくりと読ませていただきます。
それにしても、きのこる様の記事に大前研一氏の名前が出てきたのには少し驚きました。
私とは知り合いの人で、何度か食事をしたことが
あります。随分昔の話なのですけどね (^O^)

今回は、本当に有難う御座いました。
本当にお疲れ様でした m(_ _ )m 。

3 ■長すぎるなーとため息つきながらも最後まで

アノミーという言葉で真っ先に連想するのは中国人だろか。アナーキストというのが正確なのかもですが・・

日本人は、アノミーというよりも自己防衛的な「判断停止状態」で・・その最大の理由は、変化が急激過ぎるせいなのではと思う。

まるで宮沢賢治童話に出てくる主人公たちのように、共同体からはじき出されて・・放浪の旅の途上にあるような・・

4 ■ありがとうございます。

リンク貼らせて頂きますm(_ _ )m


読んで、すげぇぇ腑に落ちました。

ありがとうございます!!

これからも拝見させて頂きます。
これだけの素晴らしい記事、ほんと
お疲れ様でしたm(_ _ )m

5 ■無題

アカデミックな話をされているのに、なぜか感動してしまいました(奥様の美しさにも感動)。(T▽T;)

今まで漠然としなかったことを、これだけ分かりやすく書かれるのは、すごいです。

さぞかしお疲れのことかと思いますが、ダイレクトに響きました。力作をありがとうございます。時間を置いて、もう一度読み直してみようと思います。

6 ■生きる目的

目的があれば生きる意味が見出せる。ネパールでは王様が国民の心のよりどころ、王様の存在がそして生きる意味と同値なのでしょう。

それに引き換え現在の日本は。社会的共同体の崩壊、そして個人主義の蔓延。自殺者が増えるのも無理はないですね。

7 ■力作おつかれさま~♪

私のように論理的でない女脳の人間にも、
判りやすい記事でありがたいです(^-^)

ただ問題の示すものはほんとに奥が深い、
共同体の崩壊、個人の帰着欲求、

さまざま思い至るところがあって考えてしまいます。

細部を読み直してそのうち異論もかきたい(笑)
江戸やスペインの知ってる事とも、
比較検証したいと思っています。

とにかく読み解いたことを整理して、
判りやすく伝えようとする努力は、
本当に大変で時間も気力もいりますよね。

素晴らしい力作ありがとう!
貼らせて頂きますo(^-^)o

8 ■アノミーですか

Dr.きのこるさん、それを言っちゃあ、お仕舞い、そんな気がします。

幻想を抱(いだ)かせる言説は困りものですし、
マスコミも酷いですが、踊らされている国民も、
情けないと思っています。

非論理の国・日本には、空気しかないのかもしれません。

9 ■平野綾さんの旦那さんだったんですね(^-^)

うまく表現できないのですが「近代化」とは、キリスト教文化圏の産物なのだと思います。中国でも自殺者は後を絶たないと聞いたことがあります。近代化を超越した在り方を模索するのが、正しいのかもしれませんが、長い時間が必要です。「狂逝く」の前に社会のニーズを見直さないと、変わらないかもしれないように思いました


気にかけていただきありがとうございますm(__)m
普通に暮らせています

10 ■単純化☆

文章や思考や情報は、全て人間のイメージです。これには、拡散と集束があって、一度拡散した思考は、次に集束させる必要があります。拡散したまま拡散しても、人の心を打ちません。

秩序と無秩序、利己と利他、自由と連帯などは、断面的に見るのではなく、両方が必要な概念です。サンデル教授の「正義について語ろう」には、こうした両面性が書かれているので、重要な本だと思います。もう一度、読まれたら、きっと思考が集束し、ネット上に拡散出来るようになると思います☆

11 ■Re:拝読です 

>ktnpoさん
 >連帯がどこにも見出せなくなったとき、生きる意欲は失せると言うこと、ですね。

夢や生きがいといった人生の目標はともかく。本来、人間が生きる上で、家族や生まれ育った場所での人とのつながりで自然に連帯が作られるはずなんですよね。人間とはそもそもウエットなものですから。

どうしてこうも問題の本質を理解しない政治家・学者・マスコミの人間が多いのか…理解できません。

12 ■Re:本当にお疲れ様でした m(_ _ )m 

>wantonさん
 大前研一氏と知り合いって、そっちのほうがビックリですよ(^ ^;)。

なんらかのお役に立てば幸いです。

13 ■Re:長すぎるなーとため息つきながらも最後まで

>pikkipikkiさん
 まーコアなリピーターを作るためですから、長い記事はご愛嬌ですね(^ ^;)。

ここでは書いていませんが日本は国体&天皇教という一神教で国家と個人を結び付けていました。それが崩壊してアノミーになっているのですね。基本的に日本人というのは。ま、いずれ書きますね~

14 ■Re:ありがとうございます。

>鶴亀屋(つるきや)さん
 そういっていただけると幸いです。励みになりました>ω<)ノ~

15 ■Re:無題

>なっかんさん
 わかんなかったらいつでも質問してくださいね~。アカデミックなら、もっと硬いですよ。ほとんど端折ってますし。奥様?ああ、そんなところには食いつかなくていいんですよw

16 ■Re:生きる目的

>神保住頼さん
 近代化すればするほど、新しいその対策が求められるのに、そういう研究結果があるのに、見事に無視、スルーというのは理解不能です。いつかまたオウムのような事件が起こるでしょう。

17 ■Re:力作おつかれさま~♪

>momoさん
 江戸時代はムラ共同体だけでなく、町・都会のようなところでも見事に共同体の秩序は成り立っていました。ただし身分制度が強い前提ですが。

スペインの事例など、全くわからないので社会制度を紹介していただけるとありがたいですね~。紹介ありがとうございました。m(_ _)m

18 ■Re:アノミーですか

>mohrockさん
 >それを言っちゃあ、お仕舞い
ですが、この問題に取り組まないと仕方ないのでね。

近代化が進むに連れ、個人化するということは論理が発達するということでもあります。かなり空気はゆるくなってると思います。言論閉鎖空間に対する憤りなどを見ても。

19 ■アノミーの説明分かりやすいですね!

池田大作の死後に、急性アノミーが起こるかもしれないですね!

20 ■Re:平野綾さんの旦那さんだったんですね(^-^)

>かにしさん
 >「近代化」とは、キリスト教文化圏の産物
一神教と近代化は密接な関係がありますからね。いずれかきますけれども。一神教なくして近代資本主義なしというのが、結論ですから。

21 ■Re:単純化☆

>うさきちさん
 へぇ~、サンデル教授の「正義について語ろう」について、重要なところがあるのですね。よろしければ解説していただけませんか、ブログで。どうも興味がわかなかったもので。

22 ■Re:アノミーの説明分かりやすいですね!

>家庭教師 L.さん
 そうですよ。カリスマ一人の組織というのは必ず崩壊しますよ。池田大作さん死んだら、必ず崩壊します。世襲派と一番弟子(さらに二・三が加わる可能性あり)で。

23 ■かつて

漱石は、国策や社会規範とも一体化出来ない個人に向けて、自殺か狂気か宗教か、と語りましたがどの路も結局は取り得なかったですね。中国では共産党員が激減しキリスト教人口は一割に迫っているそうですね。

24 ■あのね

理論は良いけど、

ボーダーからジャンプする寸前の人間や
どん底心境メーン( ガールでもおk )が読んだら

お前に何がわかる!1!1 …と

切りかかってくる テキスト じゃよん
危ないx2

25 ■コメントありがとうございました

僕自身は、自然破壊や共同体崩壊でも・・過ぎ去ったことは仕方ないから、未来ではどうあるべきかを考えようという立場です。

それでさっきブログを書いたのですが・・どうもいつも、何かが欠けているという気分になる。真剣度が足りないのではと思う。学者先生たちも、政治家も、官僚たちも・・

26 ■Re:かつて

>かみかわ(神無月の宴)さん
 共産主義も、儒教も政争で崩壊し、およそ国家のイデオロギーにふさわしい、精神的支柱はありえない。
 本当に火本と瓜二つ、アノミーの道に走っていると言えます。これもいずれ書くつもりですが、さてさていつになるか?というか書くのか(^ ^;)

27 ■Re:あのね

>minaminosorakaraさん
 そうでしょうか?そうか!自分が苦しむ理由はここにあったのか!?と思ってではこれから、どう生きればいいの?と思っても、この野郎!俺を、私をバカにしやがって!なんて思いますかねぇ…。

そういう人には何を言っても理解してもらえないので、仕方ないね。

28 ■Re:コメントありがとうございました

>pikkipikkiさん
 もちろんです。さて、田舎に泊まろうばりに田舎で農業やれば解決するなんて話ではありませんから。

 真剣度が足りないというよりも、ハイデガーの言う日常の埋没で、本来の目的優先順位を見失っているのでしょう。またデュルケムが言ったように専門作業に没頭する余り、今時分が何をしているかわからない判断をなくした状態ですね。

29 ■いにゃ。

>そうか!自分が苦しむ理由はここにあったのか!?と思って

それは皆、わかっとることなんw;

>ではこれから、どう生きればいいの?と思っても、

それを突き詰めて 絶望 してっから
I can fly
なわけ。

>そういう人には何を言っても理解してもらえないので、
仕方ないね。

と、 Dr.さんからは そおいう答えが出てくる
のはわかっているので、
あんまこの手のことは言わない方がいいのダ。

ノ その回答が一番マズイから。この手では。

30 ■初コメ

ブログ興味深く読ませていただきました。社会学の本道をしっかり勉強されている方のように思います。
以下は軽く読み流していただきたいのですが,近代化や個人の捉え方がやや一面的な感を受けました。市民社会の概念を入れて,より膨らませて考えるとよいのでは。それで,共同体の問題も本質的に捉えられるように思います。
近代化は日本社会や学界のテーマでしたし(今でもそうだが),私もかつては取り組んだ大テーマでした。ウェーバーや大塚久雄などを読み,マルクスのアジア的生産様式(今なお未決問題)にも取り組みました。最近は関心消失というか卒業という感じになってしまいました。貴殿のブログを拝読し,当時を懐かしく思い出した次第です。
特にコメ辺はいりません。何かの参考になればと思い,書かせていただきした。益々のご活躍を期待しています。

31 ■Re:初コメ

>E-KONEXT ONEさん
 コメントありがとうございました>ω<)ノ~
>近代化や個人の捉え方がやや一面的な感を受けました
もっと色々書きたかったんですが、あれ以上書くとさすがに長くなりすぎてしまいますのでね。もちろんこの程度の文章で、全てを解釈できたなどというつもりは毛頭ありませんよ。あくまでアノミーにいたるまでの前振りです。

>当時を懐かしく思い出した次第です。
そうですか、何らかの一助になれば、幸いです。またいつでもいらしてください

32 ■本を購入しました

きのこるさんの記事を読んでから、どうしても、小室博士の本を読みたいと思っていました。
日本に帰省中、丸善で小室博士の本を検索したのですが、「日本人のための宗教原論」しか、在庫がありませんでした・・・悲。とりあえず即1冊ゲット。
その後すぐ、アマゾンで、日本滞在中に配達が間に合う本3冊をお急ぎ便で取り寄せました。
きのこるさんのブログでとても感銘を受けた、「日本国民に告ぐ」と、「経済学をめぐる巨匠たち」、「日本人のためのイスラム原論」(←夫の生まれた国はトルコですし、やはり興味があります)を入手できました。嬉しい・・・≧(´▽`)≦
娯楽の少ないオーストラリアですので、じっくり、大切に読ませていただきます。残りの著作についても、次回の帰省で購入できればと思います。
きのこるさんブログを読んでいなければ、こんな良書にもご縁がありませんでした。感謝、感謝です。\(^_^)/ありがとうございます。

33 ■Re:本を購入しました

>なっかんさん
 ひょっとして、拙記事から買いました?なんかアフィリエイトポイントとかいうやつがついていてビックリしたもんで。本当に買う人なんているんだなぁと。

感動、驚嘆の雨・アラレですよ。目から鱗を通り越して半漁人ですから。ご堪能あれ。

34 ■あ・・・

アフィリエイトをされているとは知らず、普通にアマゾンから買ってしまいました・・・。(^_^;)次回からは、きのこるさんブログから買いますね!

丸の内の丸善で、小室博士の本が軒並み在庫切れだったので、きのこるさんブログの読者が買い占めしてしまったのかと思いましたよ。

昨夜は、きのこるさん一押しの「日本国民に告ぐ」を3分の1ほど読みました。
両親が「日本は戦争で悪いことばかりしていた訳じゃなくて、教育、技術面や、国の独立を後押ししたりと、貢献もしてるよ」という言葉も疑う有様で、結婚して日本を出るまで、ずーっと教科書に書かれた自虐史観が本当なのだと信じていました。どうしてこんなことになったのかのからくりが書かれており、たぶん本を読み終わる頃には人魚姫に!(←半漁人はちょっといや(・ε・))
真実を語る人がマイノリティ扱いの時代も、ネットなど情報伝達の多様化で、終わるといいなと思います。

35 ■Re:あ・・・

>なっかんさん
 いや、別にそっちが目的ではなくて、誰が買ったかわからないんですよね。アメブロ。そうだったら、すごくうれしいと思ったんで、別に気にしないでください。所詮、100円程度のものですからね。

そういう両親がいらっしゃる方はまだいいです。今後はその教科書で育った人間が親になっていくわけで、前途多難です。人魚姫は結末があれですが、そうなること請け合いの内容です。

36 ■一つだけ

アノミー(無規範)という概念について、もしかしたら誤解していらっしゃるかもしれません。

社会や準拠集団との連帯・紐帯が喪失されることととアノミーは別のものとしてデュルケームは捉えていたのでは?
私の記憶の限りでは、「欲望に対する規制・規範が無い状態」を指してアノミーと表現していたと思います。
社会との連帯を絶たれ孤独のうちに死んでいくことは"自己本位的自殺"だったかと。

膨れ上がる欲望を規制するような社会通念が存在しない為、個々人の欲望は青天井に突き進んでいくけれども、実際にその欲望を達成できる手段を持たない人たちもいるわけです。
ヒルズ族になりたいと思った人の全てがなれるわけではありませんが、万人平等、機会均等の原則を信じ込んでいる人にとってその欲望は度を過ぎたものではありません。
その欲望がいつまでも達成されないことに対する不安・怒り・焦燥が人々を消耗させ、いつしか空虚感を覚えて死んでしまう
このことを"アノミー的自殺"と呼んでいました。

ともに近代化社会の否定的副産物ですが
個人主義の徹底による孤独は、個人が外部との結びつきを保てないため
アノミーは、個人の内的規範(欲望の節制)を設定する社会が存在しないため
それぞれ生じてくるという点を異にしているそうです。

乱筆・乱文失礼致しました。

37 ■無題

コメントどうも。なるべくわかりやすいように現代の問題を解いたので、殆ど拙意見ですね。デュルケムのいった、問題意識とは根本の部分でしかかぶってません。だからデュルケム理解には不適当な文章です。

  そして自殺論―と書いてしまったので勘違いさせてしまったかもしれませんが、注線引いたように己の解釈が色濃く出てしまっています。前の記事を読めばわか るように社会分業論を中心としています。ここでは社会分業論で使われた、アノミーさらには心理学的用語で使われているアノミーで解説しているんですね。

  自殺論はちょっと分業論のほうで一ヶ月近くかかって、息切れしてまだ精確に読んでいないんですよ。だからあんまり断言はできませんが、デュルケムが使った アノミー的自殺・自己本位的自殺という分析でのアノミーという単語はかなり限定されて使われているんですね。自殺論では。

 もちろんデュルケムはあと細かい論集をチラッと見たくらいで、彼の学説を丹念に追っているわけではないので、正確にはいえませんが。

 己の理解ではアノミーはかなり便利な用語で広く連帯が失われたことを指し示めせる言葉なんですよ。最大公約数的にいうと連帯の消失。

  デュルケムは近代化に移るにあたって、諸個人が独立し、細分化され、社会が複雑になってこれまでのように簡単につながれなくなってしまう。個人も社会も変 化する。これまでは諸個人・社会がそれぞれ当たり前として結びついていたが、近代化するとうまく結びつけなくなる。いったん解体する。
 というか新しい時代にあった結びつき方を導入しなくてはならなくなる。

で、まあ近代化するとアノミー=これまでの規範・既成概念(集合意識)が崩れる・崩壊するということになります。だからこそ連帯が失われるわけですね。心理学ではこの連帯消失ということは非常に重要なテーマですから、重要な観念として扱われています(多分)。

ま、これまでの規範・既成概念が崩れる・崩壊する→連帯が失われる。精確にいうとこういう順なのですが、連帯の消失=アノミーとして成立しているかと。かなりアノミーという用語は便利なので人口に膾炙していると思うんですけどね。違ったらすいません。

38 ■無題

でまあだからこそ、>「欲望に対する規制・規範が無い状態」を指してアノミーなわけなんですが、欲望に対してだけでなくともアノミーということは発生するわけですね。ま、いうまでもなくご存知でしょうけど。

 これまでの社会が変化して、近代産業社会以後、身分上昇さえも容易となり、富・名誉・力を獲得できるようになる。社会前提が根本的に変化するわけですね。その結果欲求の追及が是とされる、人類の思想からいってこれまでなかったことが起こるわけです。
 規制の崩壊と欲望の追及が同時並行的に起こっているわけですね。あくまで二つは別物です。

これまでなかったから、人がどこまでも私欲を追及していって、クラス上昇した場合人の心はどうなるか、またはそれができなくなると人間はどう感じるのか?そういうことを分析したかと思います。
 ですから自殺論ではかなり限定してアノミーを使ったと思います。自由競争における人間の心の状態を説明するために。
 分業論が最大公約数的に広く、大きい概念で指し示したのに対し、自殺論ではより自殺という社会現象に迫るために狭い概念でアノミーという言葉を使ったかと。

 個人の欲望と社会の関係性について、どういうルールを認定するか。どこまで良くて、どこまでが悪いのか、どう振舞ったら認められ、またはじかれるのかそういうルールが全く慣習として成立していない。根本的にルールそのものがない。だからこそ問題なのだと。審判どころか、ルールすらなくてサッカーやってるもんだと。だからゲームとしてそもそも成立しない。面白いわけがない。そういうことを問題提起したわけですね~。

1、アノミー=社会規範の解体、消滅
2、個人の社会に対する一義的な目標が消失(目標設定ができなくなる)
3、資本主義社会以後、クラスが激しく変動する。目標とつながり・連帯も大きく変動しやすくなる、多義化・多様化・複雑化する
4、よって用意に連帯が難しくなる→孤独の発生
こんなところでしょうか

ま、いずれ自殺論呼んだときに書くかもしれません。あんまり、用語を逐一精確に把握したりしないので、大意だけざっくばらんなので役に立たないかもしれませんが。

39 ■無題

はじめまして。

デュルケムとか昔お世話になった方に勧められて本に手を伸ばしたこともありますが、
いかんせん興味深かったもののわたしの脳みそが追いつかなく、断念した過去を思い出しました。。 
個人的にはたしか…、デュルケムが唱えた「集合的無意識」という概念に興味があります。また、再チャレンジで読んでみようと思いました^^  すみません、内容がそれてしまいました。アノミー…無気力…脱出  たまに覗かせていただきます。

 

40 ■Re:無題

>もにゅ.Kさん
 どうも、いつでもいらしてください>ω<)ノ
集合的無意識って使っていたかな?デュルケムは集合意識は使ってましたけど、集合的無意識や集合無意識は多分精神分析とか心理学の方、ユングとかフロイトの方だった気が…?

41 ■そうなんですね!

>Dr.きのこるさん

そうなんですね、わたくし自分で調べもせずにいましたが心理学とかもうわずみだけかじっていたので混同していたのかもしれません。
あと、解説リクエストは、もしきのこる先生の守備範囲でしたら文化人類学??レビストロースとか個人的にお願いしたい気分です(´ω`)

古典的?学者さん達の本はざくっと気になる視点だなと思っても、思考や脳の神経回路が追い付かず難解熟語も沢山なので、雰囲気だけ感じとってたいていは終わり、最終的にそのひとが唱えてたことすら忘れてしまいます。
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