昨日、5月26日(日)に海老名電車基地で開催された「小田急ファミリー鉄道展2019」を見学しました。

 

箱根登山鉄道カラーの1000形 主に小田原~箱根湯本で活躍する

 

最初のロマンスカー3000形SEと最新のロマンスカー70000形GSE

 

 3000形SEの登場が鉄道友の会におけるブルーリボン賞制定につながる。折しも70000形GSEが今年のブルーリボン賞に選ばれたばかり。

 

小田原寄りの先頭車デハ3025

 

 3000形SE車は3021編成5両が保存され、新宿寄り2両がSE仕様、残り3両がSSE仕様となっている。1968(昭和43)年に御殿場線が電化され、御殿場線直通ロマンスカーに充てるべくSE車が8両編成から5両編成と編成が短くなるうえ前面形状変更などの改造を受けSSEと名乗る。

 

写真左がSSE塗装のサハ3023 右はSE塗装のデハ3022

 

 2021(令和3)年に海老名駅西口に「ロマンスカーミュージアム」が開設され、この3000形も保存されるが2両の中間車は解体される予定。

 

60000形MSEと1000形ワイドドア車との並び

 

 MSEは年始の終夜運転時間帯に運転されるロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス」の表示をしていた。

 

1000形ワイドドア車クハ1952

 

 1000形ワイドドア車は複々線計画を推進している最中であった1991(平成3)年に乗降の円滑化を目的に誕生。開口幅は2メートルだった。しかし座席定員が減少するうえ、開閉時間が長く、しかもドア付近に乗客が滞留する様に効果を発揮させることが出来なかったことから座席定員を増やし開口幅を1.6メートルに改める。現在1000形はリニューアルを受けているが、ワイドドア車は対象外。

 

 OER表記は昨今の新造車では省かれ、8000形の一部や1000形はリニューアルに伴い撤去される。

 

 

建設中のロマンスカーミュージアム

 

 今回の目玉は最初のロマンスカーと最新のロマンスカーとの出会いですが、ニューイヤーエクスプレス表示のMSE、新宿には基本的に顔を出さない1000形箱根登山鉄道カラー、ホームドアの関係で新宿に顔を出すことは不可能なワイドドア車の存在も興味深い。

 

 箱根では噴火警戒レベルが心配されるところですが、早期の鎮静化が望まれます。