トラビアン始めました。
watcher1氏のスレッド、「Let’s土幕民、移住者募集!」を見て始めたんですが、中々はまります。
ブログ書いてる最中に、息抜きに眺める程度で済むし。(笑)
興味のある方は、「サーバ1」の「南東」に村を!
そして、もうやってるって方はウリに惜しみない援助を!(笑)

さて、本題。
ロシア、イギリスと来て、今度はアメリカの干渉が始まります。
アジア歴史資料センターの『東学党変乱ノ際韓国保護ニ関スル日清交渉関係一件 第二巻/2 明治27年6月28日から1894〔明治27〕年7月15日(レファレンスコード:B03030206200)』の1画像目。
アメリカの特命全権公使エドウィン・ダンから陸奥への、1894年(明治27年)7月9日付『機密受第961号』より。

No.52

Legation of the United States,
Tokyo, July 9, 1894.

His Excellency
Mutsu Munemitsu,
His Imperial Japanese Majesty's
Minister for Foreign Affairs

Sir:
I have received this morning from the Secretary of State of the United States a telegraphic instruction, a copy of the reading of which I have the honor to enclose herewith for your Excellency's information, which says:
"The Government of the United States has heard with sincere regret that, although the insurrection has been suppressed and peace prevails in Korea, Japan refuses to withdraw her troops and demands that radical changes be made in the domestic administration of Korea.
This demand is the more remarked in view of the fact that China favors the simultaneous withdrawal of both the Japanese and Chinese troops.
Cherishing sincere friendship for both Japan and Korea the United States indulge the hope that Korean independence and sovereignty will be respected, and in which I am instructed to say to Your Excellency's Government that the President will be painfully disappointed should Japan visit upon her feeble and defenseless neighbor the horrors of an unjust war."
I avail myself of this occasion to renew to Your Excellency the assurances of my highest consideration.

Edwin Dun

enclosure
Reading of telegram as above.
で、4画像目にその「Reading of telegram」があります。

Reading of telegram from the Secretary of State of the United States, dated Washington, July 8, 1894, and received July 9, 1894.

Dun, Minister, Tokio.

Your cipher telegram of the 5th received.
The government of the United States has heard with sincere regret that although the insurrection has been suppressed and peace prevails in Korea, Japan refuses to withdraw her troops, and demands that radical changes be made in the domestic administration of Korea.
This demand is more remarked in view of the fact that China favors the simultaneous withdrawal of both the Japanese and Chinese troops.
Cherishing sincere friendship for both Japan and Korea the United States indulge the hope that Korean independence and sovereignty will be respected.

You are instructed to say to the Government at Tokio that the President will be painfully disappointed should Japan visit upon her feeble and defenseless neighbor the horrors of an unjust war.

Gresham
これらの訳文が5~7画像目にありますので、そちらもテキストにしておきます。

外務大臣陸奥宗光閣下
亜米利加合衆国 特命全権公使エドウィン、ダン

以書柬致啓上候
陳者今朝合衆国国務長官の電訓に接候に付、貴大臣御承知の為め其解読写茲に致封入候。
該電訓に曰く、

「朝鮮国変乱既に鎮定に帰し国内平和なるにも拘らず、日本は撤兵を拒絶し、該国内政に対し急激の改革を施さん事を要求すると聞くは、合衆国政府の大に遺憾とするところなり。
而して、清国に於て日清両国同時に撤兵を行はんと希望するの事実あるに当り、右要求あるが如きは、殊に他の注目を招くものとす。
合衆国政府は日本朝鮮両国に対し深く友誼を懐くが故に、朝鮮国の独立并に主権の重んぜらるる事を希望するものなり」
依て本使は、同電文中貴国政府へ左之通り開陳可致旨訓令を受候。
「若し日本にして無名の師を起し、夫の微弱にして防守に耐へざる隣国をして、兵火の修羅場たるに至らしむる事もあらば、大統領は痛く望を失すべし」
本使は茲に重て閣下に向ひ敬意を表し候。


合衆国国務長官電訓の解読

東京米国公使ダン宛  グレシアム

去る5日発閣下暗号電報接受。
朝鮮国変乱国変乱既に鎮定に帰し、国内平和なるにも拘はらず、日本は撤兵を拒絶し、該国内政に対し急激の改革を施さん事を要求すと聞くは、合衆国政府の大に遺憾とするところなり。
而して清国に於て日清両国同時に撤兵を行はんと希望するの事実あるに当り、右要求あるが如きは、殊に他の注目を招くものとす。
合衆国政府は日本朝鮮両国に対し深く友誼を懐くが故に、朝鮮国の独立并に主権の重んぜらるる事を希望するものなり。
若し日本にして無名の師を起し、夫の微弱にして防禦に耐へざる隣国をして、兵火の修羅場たるに至らしむる事もあらば、大統領は痛く望を失すべしと東京政府へ申込むべし。
アメリカ国務長官グレシアムから在日本アメリカ公使のダンへ、7月5日発の暗号電報があった、と。

その内容は、東学党の乱が既に鎮定して朝鮮国内も平和なのに、日本は撤兵を拒絶し、朝鮮の内政に急激な改革を施す事を要求していると聞くのは、アメリカ政府の大いに遺憾とするところだ。

で、清国では日清両国の同時撤兵を行う希望している事実があるのに、そのような要求があるのは特に他の注目を招く。
アメリカ政府は、日本・朝鮮両国に対して深く友誼を抱いているので、朝鮮の独立と主権を重んじる事を希望する。

もし日本が無名の師を起こして、その微弱で防禦できない朝鮮を戦場にしたなら、大統領は痛く失望するだろうと日本政府へ伝えろ、って事で、それをダン公使が陸奥に伝達してきたんですね。

で、これを受け取った日本政府は、速攻で返事します。
8~10画像目から。
1894年(明治27年)7月9日付『機密送第46号』。

亜米利加合衆国
特命全権公使エドウィン、ダン閣下
外務大臣陸奥宗光

以書柬致啓上候
陳者本日附貴柬を以て、朝鮮事件に関し貴国国務長官閣下より御受領の電報解読御送附旁御申越の趣致領承候。
帝国政府が目下朝鮮国に対し謀る所のものは、敢て釁を啓くに在るにあらずして、専ら該国の安寧秩序及国政の善良を期する為めに有之。
而して、帝国政府に於て決して該国の独立及主権を重ぜざるが如き処置を執りたること無之ことは、本大臣より閣下に向て之を保証致し置候。
抑も、朝鮮国の邦安に背馳するが如き心情は、帝国政府の毫も懐抱せざる所にして、隨て両国間に衝突を生ずるが如き憂慮も無之。
而して帝国政府に於ては、其隣邦に対し釁端を招くことは更らに希望せざるところなるのみならず、却て其従来屡々起りたる内訌変乱を、将来に予防せんことを期せり。
而して、斯る期望は該国人民苦情の主因、即ち官場の弊実貪婪秕政を及ぶだけ芟除するに非ざれば、之を遂げ得べからずと相信候。
帝国政府が朝鮮国政府に勧告したるところの改革は、其政治を改善し因て以て其民福を増進する事を期するにあり。
而して、若し朝鮮国政府をして、能く自ら審思する所に一任せしめたらんには、此等の改革を実行すべきや殆ど疑を容れざる所なり。
然れども、朝鮮の事体に対する清国政府の挙動常理の外に出で、帰一する所なきを以て、不幸にも啻に該国国政の改善を遷延せしむるのみならず、絶えず東方亜細亜の安寧を妨げ、不穏の虞を生ぜしめ候。
清国が朝鮮に派兵したるは、朝鮮政府の請に応じ其変乱を鎮定する事を援助する為めなれども、帝国政府が派兵したるは、條約の権利に基きたるものにして、自衛の為めに有之。
然るに、今清国政府は該変乱は既に鎮定に帰したりとの口実を以て、同時に日清両国の兵を撤退することを提議せり。
然れども、帝国政府の見る所に拠れば、該変乱の起りたる原因未だ全く除かれざるのみならず、現に其変乱も尚ほ未だ鎮定に帰せざるが如く、且つ目下の形勢を観るも、未だ意を安ずる事能はざる所あるを以て、帝国政府に於ては此際其兵を撤退するの理由なく、又た之を撤退するは得策にあらずと確信致候。
但し、朝鮮国の情形にして、我兵を挙て撤回する事を得せしむるの時期到来することは、帝国政府が欣然之を待つ所に有之候。
茲に重て閣下に向て敬意を表候。
敬具
12→11画像目がこれの英文訳になってますが、そっちのテキスト起こしはちょっと勘弁して下さい。

内容的には、これまでの日本の対外発言をそのまま踏襲してますね。

日本政府が現在朝鮮国に対して提議しているのは、敢えて不和を招くものではなく、ただ朝鮮国の安寧・秩序・国政の善良を期すためのものである。
そして、日本政府が決して朝鮮の独立・主権を重んじないような処置を執ったことが無いのは、陸奥からダンに対して保証しておく。

そもそも、朝鮮国の安泰に反対するような心情は、日本政府は少しも持って居らず、従って、日朝間で衝突が生じるような心配は無い、と。
アメリカの「夫の微弱にして防禦に耐へざる隣国をして、兵火の修羅場たるに至らしむる事」に対するものかな。

そして、日本政府では隣国に対して不和の始まりを招く事はさらに希望しないだけでなく、逆に従来しばしば起きてきた内乱を、将来的に予防することを期している。
しかし、そのような希望は、朝鮮国人民の不満の原因である、官庁・官吏による悪政をできるだけ取り除かなければ、達成できないものと信じている。
日本政府が朝鮮政府に勧告した改革は、その政治を改善して朝鮮国民の幸福を増進する事を期している。
ま、10月6日のエントリーで大鳥がやっちゃったのは、それ以上のもんですが。(笑)

で、もし朝鮮政府が十分に自分でしっかり考えるのに一任するなら、それらの改革を実行する事はほとんど疑いがない。
・・・。
思ってもいない事を・・・。(笑)

しかし、朝鮮の事態に対する清国の動きは、道理にかなわず一定しないため、不幸にも単に朝鮮の国政改善を引き延ばすだけでなく、常に東方アジアの安寧を妨げ、不穏の懸念を生じさせてきた。

清国が朝鮮に派兵したのは、朝鮮政府の要請に応じて東学党の乱の鎮圧を援助するためだが、日本が派兵したのは条約の権利に基づいたものであり、自衛のためである。

にもかかわらず、現在清国政府は、東学党の乱が既に鎮圧されたという口実で、日清の同時撤兵を提議している。
しかしながら、日本政府が見るところでは、東学党の起きた原因はまだ全然取り除かれていないだけでなく、現にその東学党の乱もまだ鎮定していないようであり、かつ現在の形勢を見ても、まだ安心する事ができない処がある。
そため、日本政府は現在撤兵する理由が無く、また、撤兵するのは得策ではないと確信している。

ただ、朝鮮国の情勢が、総ての日本兵を撤兵する事が出来る時期が到来するのを、日本政府は悦んで待っている、と。

朝鮮国への駐留自体は、済物浦条約による権利です。
撤兵に関しては、天津条約の「其の事定まるに及んでは」について清国と見解の相違がありますが、それについての交渉は拒否られましたが、何か?
( ´H`)y-~~ プハー
みたいな。(笑)


ってところで、非常に長くなりましたが今日はここまで。



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