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2005年06月26日(日)

脊柱側湾(そくわん)

テーマ:子供の身体があぶない!

『脊柱側湾(そくわん)』についてのご質問が多いので、もう一度記事にします。

 

脊柱(背骨)の側わんについては、

  1、筋肉が縮こまった状態が起こす『機能性側湾』
  2、脊柱を構成している椎骨(背骨)や椎間板の変形によって起こる『構築性側湾』

があります。

  僕は、前者(機能性側湾)を『筋筋膜性側湾・・・仮性側湾』、
  後者(構築性側湾)を『脊柱性側湾・・・真性側湾』とも呼んでいます。

 

日本の病院では、『1、機能性側湾』は筋肉異常により一時的に起きている現象とみなしますので『病気』とはされません。


この後者の『2、構築性側湾』は、湾曲が一定以上になった場合に【側湾症】と診断されます。

この【側湾症】の中で、原因となる病気がわかっているものは1割~2割で、残りは原因がはっきりしておらず【特発性側湾症】と呼ばれています。
この【特発性側湾症】は側湾が始まる年齢により異なる特徴があり、

  乳児期(3歳まで)、

  学童期(4~9歳)、

  思春期(10歳以上)、の3タイプに分類されます。

最も多く8割を占めるのが思春期に始まる『思春期側湾症』で発生率は女子が圧倒的に多く、男子の7倍と言われています。思春期(16~17歳頃)を過ぎ骨の成長が止まるとそれ以上進行しないとも言われています。

いずれの場合にも、初期の段階では痛みなどの自覚症状がほとんどないため、発見が遅れる場合が多いのです。側湾が進行してしまうと手術しか治療方法がなくなるため、早期に発見して進行を食い止める為の治療を行なうことが重要です。

 

『特発性側湾症』の進行を食い止める治療については、

【小中学生の軽い側湾症の場合】姿勢に関与する背筋・腹筋・殿筋・大腿部の筋肉などの強化訓練を行ないます。

【軽度~中度側湾症の場合】進行を食い止め、湾曲を矯正し、矯正を保持する目的で 『装具(コルセット)』を着用します。骨の成長が止まる思春期を過ぎるまで、入浴時を除いて装着し続けるのが原則となります。16~17歳で成長が止まった後、2年ほどかけて徐々に外していきます。

【重度の側湾症の場合】手術で脊柱を後方から金属のプレートで固定します。それにより側湾の進行は防ぐ事が出来ますが背骨は動かなくなってしまいます。

 

いずれにしても、『構築性側湾』については『病院での治療』が中心となります。

(オステオパシーでアプローチする体性機能障害ではありません)

 

我々が警鐘を鳴らしているのは、『機能性側湾』についてです。(コレは体性機能障害です)

子供たちがあまりにも「ヒドイ!」状態になってきています・・・。(愕然)

明らかに「成長期の運動不足、普段の姿勢、クセ、、筋肉疲労、食生活などの生活習慣」が原因しています。

 

円背(猫背)や腰椎後湾などの『脊柱の前後の反りの異常』と『側湾』を併せて【脊柱の湾曲異常】といいますが、『筋肉異常』が原因する『機能性の湾曲異常』が急増しているのです。

その他、坐骨神経痛などの痛みから逃れようとする時にも『側湾』は起こります。

 

気になったら専門家にいち早く相談することが大切だと思います。
 

<関連記事> 

子供の身体があぶない!  

チャイルド・オステオパシー・センター  

背すじを伸ばしてごらん・・・

側湾症の考察

チャイルド・オステオパシーへの道②


~take care~

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2005年06月19日(日)

歯医者へ行こう!

テーマ:子供の身体があぶない!

子供の虫歯は減少しているらしい・・・良いことですね♪

ところが子供に・・・大変なことが起こっているらしい!・・・『乳歯叢生の嵐!!』

乳歯叢生


歯科医師・熱血おがたさんのブログを見て驚きました!


・・・詳しくは子どもは大丈夫か? をご参照下さい。



※乳歯叢生(にゅうしそうせい):乳歯が草むらの様に生えること。


食生活の変化により、噛み合わせる動作が少なくなりアゴを使わなくなって、上顎・下顎とも小さくなって(ほっそりショーユ顔)きているのは知っていました。でも、こんなことが起こっているとは!!(驚)


僕は(妻も)歯並びが悪いので、娘の歯並びが気になり、来院される歯科医さんなどに施術中によく相談したりしています・・・施術中にするなって?(笑)

徒歩2分の所に歯科医院があるので、3歳の娘ですが定期的に『歯のケアー』に行かせています。虫歯にならないように『フッ素コート』もしています。


欧米では、「10代で歯の矯正をするのが当たり前・・・親の責任」と言われているようです。

歯科医院のイメージは・・・「キュイーーン、キュイーーーーーン」・・・好きな人はあまりいないですよね。

でも、みなさんもし気になった事があれば・・・

・・・ 「歯医者に行きましょう!」

 

※本当は『歯科医院』と書けばよいんでしょうけど、語呂が良いので『歯医者』としています。 


~take care~

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2005年05月30日(月)

背すじを伸ばしてごらん・・・

テーマ:子供の身体があぶない!

脊柱

今までに何度も書きましたが、

「背すじを伸ばした姿勢をしよう」と思っても、出来なくなっている子供がたくさんいます。


そもそも脊柱(背骨)は『S字カーブ』を描いています。

    頸椎(首)は前わん。・・・前に出るように湾曲している。

    胸椎(背)は後わん。・・・後ろに出るように湾曲している。

    腰椎(腰)は前わん。・・・前に出るように湾曲している。


←左が前方です。

このカーブで重い頭部を支えて、また歩行時などの着地の衝撃を頭部(脳)に伝えないように人間は進化したのです。『腰椎の前わん』は人間の最大の特徴の一つです。


ところが現代では、この『腰椎の前わん』がおかしくなっている子供がたくさんいます。


最大の原因は、「運動部足による筋肉の未発達」と言われています。

大人でも子供でも現代人は運動不足ですからね~・・・(涙)


もう一つ、「テレビゲーム・PCゲーム」・・・ゲーム自体が悪いわけではありません。それをする姿勢です。

日本の子供の多くは、”タタミや床”の上で”あぐら”をかいて座ってゲームをしています。

この時に「腰が丸まり、背中を丸めて、顔だけ上を向いて・・・」そんな姿勢になっていませんか?


そんなことしていれば身体に好いわけありません!

立位や正座をしている時は、『腰椎の前わん』は保たれ、骨盤は前傾しています。

イスに座ると”骨盤”は起き上がり、腰椎は直立に近くなります。・・・やわらかいソファーやイスの背にもたれかかる様に座ると腰椎は『後湾・・・後ろに出るように反る』してしまいます。

”あぐら”をかいて座っても同様に『腰椎の後わん』の姿勢になります。(座禅のように座れば別です)


この姿勢が染み付いて?『前わん』すべき腰椎が『後わん』してしまう!!

これは、背骨を支える筋肉が正しく使われず、未発達や衰えることなどにより筋肉が硬く縮こまったまま(筋拘縮)になってしまうことなどによって起こります。


これでは「おサルさん」です!。

正しく直立できなくなってしまいますヨ・・・。


西洋では、親が子供に「正しくイスに座ることをしつける」と言われています。

イスに座る文化が長いですからね・・・食事の前のお祈りもあったり・・・。

それに比べて日本では、子供どころか大人でもちゃんとした座り方してませんからね・・・(涙)

(正座は日本のお家芸?ですけど・・・)


実際にどういうことか・・・

クライアントは中学2年生(男)・・・本人に痛みなどの自覚症状はありませんが、

母親が異常に気付いて連れて来られました。TVゲーム大好きで、例のあぐら座りで・・・

腰椎後ワン

【施術前】(イスに座った姿勢)

「背すじを伸ばしてごらん・・・」

これで、精一杯背すじを伸ばしてるんですヨ・・・。


腰椎が前湾すべき所『後わん』しています。

第1腰椎以下の棘突起(背骨の後ろの出っ張り)が明らかに飛び出して見えます。

腰椎の後方変位・骨盤の変位、腹筋群・腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)・腰筋群・大腿屈筋群(モモの後ろ)・回旋筋群などの拘縮が主な原因です。



腰椎後ワン改善

【施術後】

「背すじを伸ばしてごらん・・・」

これで、自然に背すじが伸ばせるようになりました・・・(安堵)


違いは一目瞭然ですが、腰椎の周りの筋肉の硬さは見て取れるし、全般的な筋肉の硬さは当然まだあります。

せめてこの状態を維持できるように、悪い癖を止め、筋肉の柔軟性を取り戻す(維持する)運動を日常的に行なってもらいます。


改善されたということは、「骨の異常ではなく、筋肉の異常が背骨の反りをおかしくしていた」のです。


お子さんがいらっしゃる方・・・

自分でも姿勢が気になる方・・・

手遅れにならないうちに、チェックしてみてください!!

・・・そして、「どうすれば良いのか?」を考えてみてください・・・。


~take care~

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2005年05月29日(日)

母と子のオステオパシー

テーマ:子供の身体があぶない!

子供の施術で難しいことは、子供に”回復感”や”満足感”を得てもらう事はもちろんですが、保護者にもそれを感じてもらわなければならない場合があるという事。


こんなことがありました・・・


小学5年生で剣道をしている男の子が”右肩の痛み”で来院しました。

もう3週間くらい痛みが続いていて、整形外科でレントゲン撮影もして「異常なし・・・」。整骨院に1日おきに通院しても状態は変わっていないとのこと。

身体の状態をチェックしていくと・・・・・・肩も首も背部も・・・全身「カチカチ」です!。

「右ひじが真っ直ぐ伸びません!」・・・「腕が真上まで上がりません!」

肩の四周筋(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋=肩関節を安定させる筋肉群:別名ローテータ・カフ)に問題が起こっているようです。

上腕二頭筋(力コブになる筋肉)が「カチカチ」・・・それでひじが伸びないのです。

剣道は基本的に”ひじを伸ばす”動作をしますので、上腕三頭筋(上腕二頭筋の反対側=力コブの裏側の筋肉)の方に問題は起きやすいと思うのですが・・・。

聞いてみると「剣道は1日おきに練習があり、”小柄で腕力が無いのだから”と練習が無い日はハードな筋肉トレーニングを命じられている」との事です。

整骨院に通う間も「それを続けていた・・・」


明らかなオーバーユース(使い過ぎ)です!


”右の肩・腕”を中心として時間内に出来る範囲は施術しました。

施術後・・・ほとんどひじは伸びるようになり、腕も上がり、痛みも軽減・・・


「とりあえず今日はここまで改善されているようですが、特に肩四周筋・・・それも肩甲下筋と言う筋肉が硬く縮こまっているようです。この筋肉は肩甲骨の裏側に張り付いている筋肉でプロ野球ロッテの黒木投手が傷めて長らく復帰出来ないでいた原因となった筋肉で、非常に厄介な所です・・・

明日か明後日、もう一度は来てください。状態をもう少し整えて、ケアーの為の運動方法をやりますから・・・」

母親「明日は練習がありますから、明後日には・・・」

「当分休ませないとダメだと思いますよ、いつまで経ってもこのままだと困るでしょう」

「でも休ませると大会に出してもらえないので・・・」

「大会に出るために本当に肩を壊してもよいのですか?・・・そんなことより大切なことが・・・・・・」

「とりあえず”明日は休ませます”」と、明後日の予約を取られました。

「それから今は右ですけど、左も悪いですよ・・・」と。


そして、次の日・・・

 

すごい剣幕でその母親から電話が掛かりました。

「子供が”左肩が痛くて仕方が無い”と言っている!・・・どういうことですか?今まで痛くなかったのに!・・・昨日やってもらった事で余計に悪くなったんじゃないか?」と言うものでした。

「昨日申し上げたように、悪くなっているのは”左”もです・・・”右”の痛みを感じなくなったんで”左”を感じ始めたんじゃないですか?・・・もしくは、今まで動かせなかった範囲まで可動域が広がったんで、使えてなかった筋肉を使えるようになって、その筋肉が疲労してしまったのかも?・・・今日は何か肩を使うようなことしましたか?」

「・・・少しだけトレーニングをさせました・・・でも、そちらに何か原因があるんじゃないんですか?」

「そうおっしゃるなら、これからでもいらっしゃいますか?・・・」

 

夜の9時ですが、来院してもらいました・・・

 

オステオパシーのソフト系テクニックは非常に安全なモノばかりです。もしもその施術で効果がなかったとしても副作用の心配はありえないとも言われています。

 

人間の身体は精密ですが、痛みとかをそれぞれ厳密に全てを感じるわけではない場合が多いのです。

一番痛いところはよく分かるが、それ以外はあまり感じない場合があり、一番痛いところが良くなると二番目、三番目を感じるようになる場合も多いし、良くなっていく段階で可動域があがるなどして使えていなかった筋肉とかも使えるようになり、そこが一時的に不調を感じる場合もあります。(好転反応と言います)


そういう説明をもう一度し、状態をチェックすると昨日より確実に良い様に思われます・・・

ウチの臨床室は個室ですので、子供の場合は保護者も同室してもらいます(希望ならば)。

以後のやり取りを母親も聞いています。


「○○君、右はどう?」

「あんまり痛とうない・・・」

「こっち・・・左は?」

「少し痛い・・・」

「動く範囲は広がってるよね・・・ここまで動かしても大丈夫かな~?」

「痛とうない・・・」

「じゃあ、これは?」

「大丈夫・・・」

「ここまですると痛い?」

「うん、少し・・・」

 

そして、施術をしながら・・・

 

「こっち(左)が痛いことは今までぜんぜんなかったかな~?」

「たまには痛かったけど・・・右の方が痛かった・・・」

「そうかぁ~・・・○○君剣道好きなんかなあ?」

「まあまあ・・・」

「そうかぁ~・・・あのな、練習は休めんのかな~」

「休んでもええけど・・・お母さんが・・・」

「そうかぁ~」


施術が終わり、痛みは大体取れてきています。


そして、ケアーの運動を親子に説明していきます。子供だけでは理解できなかったり、協力してもらう方がやりやすい運動もありますしね。

終わる頃には、母親の剣幕も納まっています。 

 

そして・・・

「お母さん、ちょっとここに座ってみてもらえますか?・・・」

施術ベットに座った母親の肩を触ってみます・・・とってもコリコリ!・・・首もコリコリ!・・・

「○○君、10分ほど待ってくれるかな~・・・お母さん肩コリコリじゃから・・・ええかな~?」

「ええよ・・・」

遠慮する母親に仰向けに寝てもらい『頭蓋底(後頭骨と第1頸椎の間)のリリース』に掛かります。これはコチラの指の上に頭を乗せた感じです・・・非常に気持ちよいし、頭蓋仙骨療法の基本です・・・全身のリラックスにもつながります。

 

子供の施術の時に見ていますので、不安はないようですが目がきょろきょろしています。

「お母さん、少し目を閉じてみましょうか・・・」

目を閉じても眼球が激しく動いています・・・精神的緊張が強いようですね・・・。

「○○君、お母さんの手を握ってあげて・・・」

 

そして、約5分後・・・

「すゥ~すゥ~すゥ~・・・・」

「先生・・・お母さん、眠たん?」

「し~・・・ちょっとこのまま眠かせてあげようか・・・」


そして、10分後・・・

母親を起こしました・・・眠ってしまった自分にびっくりしているようです。

「何かスッキリして肩が楽な気がします・・・」

子供は笑っています。
「お母さん、寝てしもーたなァ~」

「うん・・・」

 

「お母さん・・・あんまりがんばらなくていいですよ・・・いろんなことがあるんでしょうけどね・・・。

お子さんも良くなったらいくらでも練習できるんですから、今は少し休ませてあげたらどうですか?。」

「はい・・・そうします・・・」

そして、帰っていかれました。


『親思う心にまさる、親心』と言います。

「親が子供を愛し心配する気持ちは、子供が親を慕う気持ちよりずっと大きい」と言った意味ですよね。

でも、子供を思うあまりに行き過ぎもあったり・・・親の精神状態を子供は敏感に感じているようです。

だから親の期待に応えようとする・・・。


休息も必要です。いろんな意味でね・・・。

後日談もありますが・・・ここまでにしましょうね。


~take care~

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2005年05月26日(木)

チャイルド・オステオパシーへの道

テーマ:子供の身体があぶない!

セラピストになった当初より、チャイルド・オステオパシー・センターの設立を「僕は45歳までには・・・」と考えていました。

あと3年しかありませんね・・・


懸案事項は、『技術面』と『経営面』どちらにもあります。


『技術面』では・・・

子供に施術するのは非常に難しいのです。

現在使っているものより”高度なテクニック”が必要なわけではありませんし、オステオパシーのソフト系テクニックは身体に負担をかけることがありませんので、幼児にも施術は出来ます。


しかし、

『ストレイン&カウンターストレイン』は、90秒間は力を抜き安静にすることが必用です。

『マッスル・エナジー・テクニック』は、クライアント自身が身体を動かす動作が必要です。

『筋膜リリース・テクニック』も、安静な姿勢(うつ伏せが多い)を維持する必要があります。

『クレニオ・セイクラル・セラピー』は、5g圧で肌に触れる程度ですが、これこそ(仰向けで)安静にする必要があります。

『内臓マニピュレーション』・・・然り・・・

etc.・・・


テクニックや身体状態の把握(民間療法では”検査”とは呼べません)に『熟達』が必用なのです。


「真っ直ぐ立ってみて・・・」と言っても、言うことを聞かない子もいます。

「ここを触ると痛い?」と聞いても、「わかんない?・・・」

「どうする時に痛みが出るの?」と聞いても、「・・・・・」

「少し力を抜いてみようね・・・」といっても、”ウゴウゴ・・・”


眠ってくれてる方がまだ良いのです・・・眠ってる間に終わらせます。(笑)

(お年よりも同じですね・・・)

 

オステオパシーを勉強したから誰でもアシスタントになれる・・・と言うわけにはいきません。

それだけのレベル(技術・接遇・人間性)を求めています。

ウチのアシスタントは自宅でも開業しています・・・それだけの技術レベルを持っています。

それでも、子供の施術は難しい・・・言葉で教えきれるものでもないことが一杯あります・・・経験も感性も必要です。

現状では、僕自身がチャイルド・オステオパシーに殆んど掛かりっきりになってしまいます。


『人材の育成』・・・それが一つ目の課題・・・


そして、『経営面』では・・・

オステオパシーの精密な施術を心がけている当院のやり方では、1日に6~10名のクライアントしか受付できません。

しかも低料金にしています。(リーズナブルだと思っています・・・笑)

「予約した方は、きちんと来院してくれる。」・・・それを信じての料金設定です。そうじゃないと利益が出ません。

ところが、大人でも『ドタキャン・・・直前のキャンセル』はざらにあります。

「体調が本当に悪くて、外出できない・・・」とか「突発的な仕事が・・・」とかは仕方がありませんね。

でも「ちょっと他に用事が出来たんで・・・」って5分前に電話されても・・・。(涙)

でも、電話してくれるだけマシです。『スッポカシ』もざらにあります。残念ながら10代後半から20代位の女性が圧倒的に多いのです。


ましてや子供です・・・

今でも「部活してたら忘れてました・・・」「子供が学校からまだ帰らないので・・・」「熱っぽいんで行きたくないと言ってるので・・・」とか、いろんな理由のキャンセル電話が入ります。

本人のよくても保護者が都合つかなくなり(保護者同伴の場合)キャンセルになる場合もあります。

(子供の場合は『スッポカシ』は無いですね・・・忘れてたら保護者がお詫びの電話をしてきます。)

精神的要素が加わっている人は大人でも頻繁に予約変更したりしますし・・・症状を知っているのでコチラも理解は出来ますが、営業上は・・・。


ロスを想定すると低料金設定が難しくなります・・・。


遅くとも3年後に向けて、勉強は続けています・・・

日々、運営形態についても考えています・・・


はてさて、妙案は・・・

そして、「いかに啓発を行なうか?」・・・


・・・つづく・・・かも?


~take care~


<関連記事> チャイルド・オステオパシーへの道②

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2005年05月25日(水)

チャイルド・オステオパシー・センター

テーマ:子供の身体があぶない!

僕の”夢”は、小児専門臨床センター『チャイルド・オステオパシー・センター』を設立すること。


なぜか?


前回の記事で書いた通り、「子供の身体があぶない!」のは事実です。

ところが、”学校の健康診断”や”病院の検査”でも筋肉の状態のことは分かりません。


側わん(背骨の横のそり)があったら、「病院で検査を受けなさい」と言われますが、病院では側湾を『先天的や思春期頃までに起こる、構築性側わん』『筋肉が硬く縮こまった為に骨格を引っ張って起こる、機能性側わん』を区別出来ずにいるようです。


構築性わん(骨自体の問題)があったとしても、その後に機能性要素(筋肉の縮こまり)が必ずプラスされます。身体がうまく使えない為に筋肉が衰えたり、疲労が残ったりしやすい為です。


しかし、病院でレントゲン撮影をする時は「そのまま何も身体に手を付けずに撮影」します。

これでは、「構築性要因と機能性要因が合わさったまま」と言うことです。


当院では、施術衣を着たままですが、何も身体に手を付けずにまず撮影し・・・筋肉の拘縮(硬く縮こまったままの状態)をリリース(解放=解きほぐす)し、骨格矯正(本来あるべき状態に戻す)し、再び撮影します。

・・・そして、施術前と施術後の状態を”比較観察”します。

機能性(筋肉的)要素が取り払われた、この施術後の状態が『真正の構築性側わん』と言えます。

側ワン 【体形観察】17歳女性

左が施術前、右が施術後

(状態)背骨の大まかな位置に赤いシールを張っています。

施術前は右の骨盤が上方、右肩下方。側わんが強い。

右肩甲骨付近は大きく(施術衣がよれる位)後方、腰部は右が前方。体幹の回旋(ねじれ)が大きい。

施術後は側わんの減少。肩甲骨も右後方がほとんど緩和など、それぞれ改善がみられる。(残ったものが構築性側わん)


当院には、医師の方が側わん症のお子さんを連れて来られ「どこまがで機能性の問題で、オステオパシーでどこまで改善されるのか施術して欲しい」と来院されることもあります。

整形外科医の方が来院された時・・・「残念ながら我々には筋肉の縮こまった状態のことはよく分からないし、治療の手段を持っていない」と言われます。

 

オステオパシーはアメリカでは純然たる医学として認められており、体性機能障害=SD(ソマティック・ディスファンクションSomatic dysfunction=主に慢性的な筋肉の拘縮が原因していることが多い、骨格、関節、筋膜、それに付随する血管、リンパ、神経の各構成要素を包含する身体システム(体の骨組み)の機能が障害を受けたり、変性された悪化状態)は病気と捉えられています。

 ※骨折・挫傷・怪我・細胞の病変・骨の変形・軟骨の損傷などは体性機能障害ではありません。  

 

しかし、日本では”体性機能障害”という概念がありません。

筋肉について研究したり、論文を発表しても医学界では、何ら評価されないと聞いています。

ましてや、筋肉の状態を整えるのには1回当たり相当の時間が必要です。

医師が患者一人一人にそんなに時間を割くわけにはいかないのです。

このような現状から、日本ではオステオパシーは民間療法の範疇の施術として行なわれています。


(残念ながらアメリカでも、オステオパシー・ドクターの資格を持った医師の中で実際に

 ”手技テクニック”を使う者は20~30%にすぎないと言われています。)

 

現在でも当院には小児施術科(チャイルド・オステオパシー)はあります。

でも、「成人の施術の片手間のように思われたり、子供の施術の重要性をなかなか理解してもらえない」・・・それが現状です。


「テレビで見てました・・・」「本を見てました・・・」でもなかなか機会が無くて・・・

子供をつれて来院された時には・・・

「もう、筋肉の状態とかのレベルでは無いようです。長い間の負担で軟骨などが損傷してしまっているようですから、まず病院で精密検査を受けて下さい・・・手術が必要かもしれませんね・・・」

・・・こんなこともありました。


「掛かりつけの小児科医院で一過性のものだから様子を見なさい・・・」と言われていたが、8ヶ月経っても”首が回らない!”のでと来院・・・1回の施術でほとんど改善・・・

・・・こんなこともありました。


手をこまねいている訳にはいきません。

自分に出来ることをして行かなければ・・・

       僕のように激痛を絶える人生を送る人を出さないように・・・


しかし、解決しなければならない懸案があります・・・

                                               ・・・つづく・・・

~take care~


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2005年05月22日(日)

子供の身体があぶない!

テーマ:子供の身体があぶない!

現在の子供(20歳代位までを含む)の身体に起こっていること・・・

 それは、姿勢の悪さや身体の硬さが強い子が多いということ。


結論から言うと、「成長期に身体を使った遊びをしていないことなどから運動不足になり、筋肉が発達しきっていない」と言う事です。

もちろん栄養の偏りもあります。


筋肉は使わないと”筋肉量”も”筋肉強度”も増しません。

骨も負荷がある程度掛からないと強くなっていきません。

(宇宙飛行士は宇宙空間にいるときはどんどん骨量が減少してしまいます。)


昔は、雨の日は外で遊べないからイヤでしたよね。

学校から帰ったらランドセルを放り投げて、神社や公園にみんなで遊びに行ってた。

日が暮れるまで遊んで、腹ペコで家に戻り、6時か7時にはご飯を食べて、8時には寝ていましたよ。

土曜日だけは『8時だよ!全員集合』を見せてもらえた・・・。


昔は、身体を使って遊ぶことで、知らぬ間に『”筋肉”や”骨”などの成長に必用な運動量』を達成していたんでしょうね。


しかし、現在では外で遊ぶようなことが本当に少なくなっています。

屋内でテレビゲームやPCゲーム・・・

それも、正しい姿勢でやればまだマシですが、「あぐらをかいて、背中を丸めて、顔だけ上を向いて・・・」そんなことしていれば身体に好いわけありません!


コンビニや本屋で昔であれば『立ち読み』ですが、今では『座り込み読み?』をしています。

街中いたるところで、へたり込んでいる若者を見ます。

それが「カッコイイ!」と思っている向きもありますが、実は立っているだけの”筋力が無い”場合や骨盤の奥にある『大腰筋』が硬く縮こまり機能が低下し、直立姿勢がふらついてしまう事が原因している場合が多いようです。


当院に来院される若年のクライアントでも、

身体の側わん(背骨の横のそり)が発生していることも多いし、側わんがあれば必ず回旋(身体の前後のねじれ)も合わさります。

「背すじを伸ばして座ってごらん」と言っても、そもそも”背すじを伸ばした姿勢とはどういう状態なのか分からなくなっている”子供もいます。

真っ直ぐ前を向いているつもりでも、頭が傾いたり、左右を向いていたり・・・

お母さんが「こらっ!ちゃんと座んなさい!」「真っ直ぐ向きなさい!」と言っても無理ですよ・・・筋肉が硬く縮こまって、そういう姿勢しか出来ないのですから。

(ここでいう”側わん”は筋肉異常が原因している”機能性側わん”であり、

  先天的または思春期側わん症などの”構築性側わん”ではありません)


「子供は凝ったりしないでしょう!」

「子供だからほっとけば治るでしょう!」

なんて、大きな間違いです!!。


子供だって筋肉コリコリの子は一杯います。

運動不足からくるものも、やりすぎによる筋肉疲労からくるものもあります。

スポーツクラブとか、少年団とか、部活動とか、「筋肉を鍛えること・技術の上達」の指導はしますが、身体のケアー(整理運動などの筋肉疲労を残さない為の手段)などはほとんど省みられていません。


悪くなったら、その時に良くしてやらなければ一生に関わってくるかもしれません!

(僕の様にね・・・・・・涙)


それが、二次的・三次的にいろいろな身体の不調の原因ともなりえるのです。

でも「筋肉の状態」って、病院でも見ない(診れない)事なので、親に判断出来ませんよね。

筋肉の状態が悪くなっていても、本人に自覚症状がない場合もありますしね・・・。

QOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)が叫ばれる昨今ですが、今の若年者が歳を取ったときには「寝たきり老人」ばかりになっているかもしれません。

 
一生を左右するかもしれない『成長期の筋肉異常』・・・

     それをケアーしていく為にどうすればよいのか?


それを、今考えているのです。

テクニックとして大人と違うものを使うわけではありません。

ただし、大人に施術するより難しい・・・いろんな意味で・・・。

児童心理学などの勉強は続けています・・・(おかげでブログ更新がおろそかに・・・謝)


どう啓発していくか?・・・

どう受け皿を作っていくか?・・・ 

etc.・・・


                                            ・・・<次回にづづく>・・・

~take care~

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