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2009年01月19日(月)

筋肉と筋膜

テーマ:美容と健康

ここのところチボリの記事ばかりが増えてしまっています・・・(謝)

チボリの閉園はちょっと心情的に治まりきらないので、どの時点かでクリアにしておかなければ・・・。御勘弁ください。

さて、健康ブログからは逸脱してしまってばかりいられませんので、たまには真面目?に健康ネタを書きます!

「もともと、えびネタが多かったって?」

確かにそうですが・・・にひひ


と言うことで、『筋肉と筋膜』のお話の始まりです!


骨格筋(一般的に筋肉と言っているもの。筋肉の種類は他に内蔵筋と心筋がある)は人体の中で最も大きな器官系であり、その総量は体重の40~50%にもなり、全細胞体積の約80%を占めます。

筋肉は英語ではMuscle=マッスルですが、医学用語ではギリシャ語のMyo=マヨ(英語読みでマイオ)と表記されるのが一般的です。


筋肉は筋束(fascicle=ファスィクル)が束になったものですが、筋束は筋線維(muscle fiber=マッスル・ファイバー)が束になったもの、筋線維は筋原線維(myofibril=マイオファイブリル)が束になったものです。

筋原線維もさらに筋フィラメント(myofilament=マイオフィラメント)が束になったものです。

セラピスト・ラプソディー♪ ~真の健康を求めて~-筋構造


それぞれの構成は膜組織(fascia=ファシャ)により包まれています。

筋線維は筋内膜(endomysium=エンドミスィアム)で、筋束は筋周膜(perimysium=ペリミスィアム)で、筋肉は筋外膜(epimysium=エピミスィアム)と深筋膜(deep fascia=ディープ・ファシャ)で包まれています。


筋肉の構成を整理すると・・・

 筋フィラメント

    ↓それが束になり

 筋原線維

    ↓それが束になり

 筋線維・・・筋鞘(sarcolemma=サルコレマ)で包まれ、その上を筋内膜で包まれる

    ↓それが束になり

 筋束・・・筋周膜で包まれる

    ↓それが束になり

 筋肉・・・筋外膜で包まれ、さらに深筋膜で包まれる

となります。


fasciaは従来「筋膜」と和訳されていますが、この言葉は誤解を招きやすいと言われています。

fasciaは必ずしも筋肉を包む膜とは限らないからです。(骨や内臓を包む膜もfasciaです)


皮膚の下で身体を取り巻く浅筋膜(せんきんまく)は、superficial fascia=スーパーフィシャル・ファシャとアメリカでは呼ばれますが、国によって用語の使われ方が違うために一致していません。(浅筋膜のことをsubcutaneous layer=皮下組織と呼ぶこともあります)

浅筋膜は結合組織と脂肪組織で構成されています。

セラピスト・ラプソディー♪ ~真の健康を求めて~-セーターコンセプト ←筋膜セーターコンセプトのイメージ

(筋膜セーターコンセプトという概念があり、浅筋膜はセーターを着ているのようなもので、どこか一か所を引っ張ると全体に歪みが生じると考えると浅筋膜をイメージしやすい)


筋肉を覆う膜を浅筋膜に対して深筋膜(しんきんまく)と呼び、muscular fascia=マスキュラー・ファシャ:筋筋膜と呼ばれることもあります。

深筋膜は緻密な結合組織で脂肪組織を含みません。


fasciaを構造的に分類すると・・・

1、皮下筋膜:皮下組織にあり顔面・頚部でははっきりしない、浅皮下筋膜と深皮下筋膜がある。

   ①浅皮下筋膜:全身の皮下に広がっている(表面に近い浅筋膜)

   ②深皮下筋膜:顔面、頚部、前胸部ではあまり発達しない(深部の浅筋膜)

2、被包筋膜:骨格筋や骨およびこれに出入りする血管を覆う膜。(これらが深筋膜に分類される)

3、内蔵筋膜:内臓を覆う膜(これも深筋膜に分類される)

となります。


※骨格筋を覆う膜を筋上膜と呼ぶこともあります。

  「皮下筋膜・・・筋上膜・・・骨膜・・・内蔵筋膜」といった用語で使い分ける方が一番イメージ

  しやすいかも知れません。

 

オステオパシーではこの筋膜(膜組織)の歪みを解放(リリース)するテクニックが重要視されますので、筋肉と筋膜の概念をよく理解しておく必要があります。

膜組織の拘縮・歪み・硬化・癒着などが重大な慢性症状の原因になることが多いのです。

(慢性痛の中で一番多いのが筋膜の異常が原因して起こっているものであり、これらを筋膜性疼痛と呼んでいます)


それらを解消するための代表的なテクニックが「Myofascial releaseマイオファッシャル・リリース=筋膜リリース」です。

拇指押圧(サムプレッシャー)による持続圧や筋膜ストレッチなどを行いますが、筋膜ストレッチは筋肉ストレッチとは大きく違います。

筋肉ストレッチは関節を伸展させることで筋肉を伸ばすのですが、筋膜ストレッチは関節を進展させることはなく浅筋膜を緩やかに伸ばす手技で、非常に繊細なテクニックです。


~take care~

 

 


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